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保育士の処遇改善手当、自分がいくら受け取っているか確認する手順

資格職の転職 公開 2026-09-17

資料とノートパソコン

給与明細に「処遇改善手当」と書かれている。けれど、それがいくらで、本来いくらのはずなのかは分からない。

先に結論を書きます。処遇改善等加算は国から園に支給される仕組みで、職員への配分方法は園が決めます。だから、同じ地域の同じ経験年数でも、園によって手取りが変わります。

3つの加算がある

名前が似ていて混乱しやすいところです。

名称対象性格
処遇改善等加算I全職員経験年数と研修実績に応じて園全体に加算
処遇改善等加算II副主任・職務分野別リーダー等役職に紐づく。月額が大きい
処遇改善等加算III全職員一律的な改善分

加算IIは役職がつかないと受け取れません。「うちは役職がないから」と説明されている場合、そもそも配分されていない可能性があります。

クレヨンと画用紙

給与明細で確認する手順

  1. 明細の手当欄をすべて書き出す(名称と金額)
  2. 「処遇改善」「加算」「役職手当」「調整手当」に該当するものを拾う
  3. 賞与に含まれていないか確認する(月額ではなく一時金で配る園がある)
  4. 年間の合計額を出す

ここまでで、自分が受け取っている額は分かります。

園に確認していいこと

加算の配分方法は、職員に説明されるべきものです。聞いても問題ありません。

  • 加算I・II・IIIのどれを受け取っているか
  • 配分の基準(経験年数か、役職か、一律か)
  • 加算IIの対象者が何人いるか

答えられない、あるいは説明を避ける園は、配分が不透明な可能性があります。これは転職を考える材料になります。

転職先を比べるときに見る場所

求人票の「月給◯◯万円」だけでは比較できません。次を確認してください。

  • 月給に処遇改善手当が含まれているか、別途か
  • 賞与の実績(「年◯か月」ではなく前年度実績)
  • 役職の有無と、その手当額
  • 借り上げ社宅制度の有無(自治体によっては家賃の大部分が補助される)

借り上げ社宅は、手当より効きます。家賃8万円の地域で月7万円前後の補助が出る自治体もあり、額面の差を簡単に逆転します。

経験年数は引き継がれる

転職すると経験年数がリセットされる、と思われがちですが、処遇改善等加算Iの経験年数は、他園での勤務も通算されます。

証明には前職の在籍証明が必要になるので、退職時に受け取っておいてください。

今日やるとしたら

直近の給与明細を1枚出して、手当欄をすべて書き出してください。

そのうえで、「処遇改善」と名のつく手当の年間合計を出す。この数字がないと、求人票の月給と比べることができません。

金額が分かってから求人を見ると、判断が早くなります。

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