転職エージェントの初回面談。聞かれることと、こちらから聞くこと
エージェントとの初回面談は、面接ではありません。合否はつきません。ただし、ここで話した内容で紹介される求人が決まります。
先に結論を書きます。準備するのは3つ。職務経歴の要約、希望条件の優先順位、転職時期。逆に、こちらからも必ず聞くべきことがあります。
聞かれること
1. これまでの職務経歴
時系列で全部話す必要はありません。直近の仕事について「何を・どのくらい・どうなったか」の3点を話せば足ります。
2. 転職理由
正直に話して構いませんが、主語を自分に戻すと伝わり方が変わります。「上司と合わない」より「評価の基準が示されず、改善の方向が分からなかった」。
3. 希望条件
年収、勤務地、職種、働き方。優先順位をつけて言うのが重要です。全部を最優先にすると、紹介できる求人がなくなります。
4. 転職時期
在職中なら、就業規則の申出期限から逆算した時期を答えます。「いい会社があれば」でも構いませんが、時期が曖昧だと後回しにされます。
5. 他社エージェントの利用状況
正直に答えて問題ありません。隠すと、同じ求人に重複応募して両方落ちることがあります。

どこまで正直に話すか
| 内容 | 扱い |
|---|---|
| 現年収 | 正確に。源泉徴収票の額 |
| 希望年収 | 幅で。下限を現年収と同額に |
| 転職理由 | 事実は変えず、言い方を整える |
| 在職中であること | 必ず伝える。面接日程の調整に関わる |
| 他社の選考状況 | 伝える。重複応募を防げる |
| 現職にバレたくない | 最初に伝える。応募先の制限に関わる |
現年収を盛らないでください。源泉徴収票の提出を求められる場面があり、食い違うとそこで終わります。
こちらから聞くこと
担当者との相性は、結果に直結します。次を聞いてください。
- 私の経歴で、どのくらいの求人がありますか(数字で答えられるか)
- 紹介できない条件があれば教えてください(正直に言えるか)
- 同じような経歴の方は、直近どこに決まっていますか
- 在職中ですが、面接はどの時間帯に入れられますか
- 書類が通らなかった場合、理由は共有されますか
2に正直に答える担当者は信用できます。「全部いけます」と返ってくる場合は、話を合わせているだけの可能性があります。
面談で持っていくもの
- 職務経歴書(下書きで構いません)
- 現年収が分かるもの(源泉徴収票または給与明細)
- 希望条件を書いたメモ
職務経歴書は完成していなくて構いません。むしろ、面談で一緒に直してもらうほうが早く仕上がります。
担当者が合わないと感じたら
変更を申し出て問題ありません。多くのエージェントに変更の窓口があります。
合わないと感じるのは、次のような場合です。
- 希望と違う求人ばかり勧めてくる
- 「今決めないと」と急かす
- 質問への返事が遅い、または曖昧
急かす担当者は避けてください。転職は急いで決めるほど条件が下がります。
今日やるとしたら
紙に3行書いてください。
- 直近の仕事:何を・どのくらい・どうなったか
- 譲れない条件を1つ
- 動ける時期
この3行があれば、初回面談はそのまま成立します。準備が重いと思って先延ばしにする必要はありません。