職務経歴書が書けない。3行のメモから始める書き方
白紙の職務経歴書を開いて、30分そのままだった。よくある話です。
書けない理由は、経験が足りないからではありません。いきなり文章にしようとしているからです。
先に結論を書きます。3行のメモを作ってから広げる。順番を変えるだけで、だいたい書けるようになります。
まず3行だけ書く
一つの仕事について、次の3行を書きます。文章にしなくて構いません。
- 何を — 請求書の発行と入金確認
- どのくらい — 月200件ほど、担当は自分ひとり
- どうなったか — 手順書を作り、繁忙期も残業なしで回した
これで職務経歴書の1ブロックは完成です。あとは仕事の数だけ繰り返します。

数字は「成果」でなくていい
「売上を伸ばした」のような成果がないと書けない、と思われがちですが、必要なのは規模が伝わる数字です。
- 月に何件、何人分、何社を担当していたか
- 何人のチームだったか
- 何年やっていたか
「月200件を一人で」と書けば、読む側は仕事の重さを想像できます。成果より、規模と範囲のほうが伝わります。
思い出せないときの質問
手が止まったら、自分に次を聞いてください。書くべきことは、たいていこの答えの中にあります。
| 質問 | 出てくるもの |
|---|---|
| 引き継ぎのとき、何を説明したか | 担当業務の全体像 |
| 新しい人に、最初に教えることは何か | いちばん重要な業務 |
| 自分が休むと止まる仕事は何か | 代えのきかない役割 |
| この1年で、やり方を変えたことは何か | 改善の実績 |
| 他部署から相談されることは何か | 社内での位置づけ |
とくに下の2つは、書き忘れられがちで、読む側がいちばん知りたい部分です。
並べる順番は時系列でなくていい
古い順に並べる決まりはありません。応募先に近い仕事を上に置いてください。読む人は上から読み、途中で判断します。
直近の仕事が応募先と関係が薄いなら、関係する仕事を先に出して、そのあとに時系列で並べる形でも問題ありません。
1枚に収める
長さで評価は上がりません。2枚を超えると、読み飛ばされる部分が増えるだけです。
削る順番は、古い仕事の詳細 → 自己PR → 資格の細目です。逆に、直近の仕事の「どのくらい」は削らないでください。ここが判断材料になります。
今日やるとしたら
完成させようとしなくて構いません。いちばん長くやった仕事について、3行だけ書いてみてください。
その3行が書ければ、残りは同じ作業の繰り返しです。書けないのではなく、始め方が難しかっただけだと分かるはずです。