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介護職の給与を上げる、資格と手当の組み合わせ方

資格職の転職 公開 2026-09-17

利用者と話す介護職員

介護の仕事で給与を上げる方法は、思っているより限られています。だからこそ、順番を間違えなければ確実に上がります。

先に結論を書きます。上げ方は4つ。資格、役職、加算、職場の種類。このうち自分で動かせるのは資格と職場です。

1. 資格:順番が決まっている

取る順番は決まっていて、飛ばせません。

資格要件手当の目安
介護職員初任者研修講習のみ数千円程度
実務者研修講習(初任者修了で短縮)5,000〜10,000円程度
介護福祉士実務3年+実務者研修+国家試験10,000〜20,000円程度
ケアマネジャー介護福祉士等で実務5年20,000円以上

いちばん効くのは介護福祉士です。手当がつくだけでなく、後述する加算の対象になり、求人の選択肢が一気に増えます。

実務者研修は、介護福祉士の受験要件でもあるので、受験する年から逆算して取るのが無駄がありません。

電卓とノート

2. 加算:事業所によって配分が違う

介護職員等処遇改善加算は、事業所に支給され、配分方法は事業所が決めます。そのため、同じ資格・同じ経験でも、事業所が変われば手取りが変わります。

確認すべきは次の3点です。

  • 自分の事業所がどの区分の加算を取得しているか(区分が上がるほど原資が多い)
  • 配分が月額か、賞与一時金か
  • 配分の基準(一律か、資格・役職に応じてか)

取得区分は重要事項説明書や自治体の公表資料で確認できます。求人票に書かれていないことも多いので、面接で聞いて構いません。

3. 役職:数は限られている

サービス提供責任者、リーダー、主任、管理者。手当は大きいものの、枠が空かないと就けません。

自分の事業所で空きが見えないなら、枠が空いている事業所へ移るほうが早いという判断になります。実務者研修や介護福祉士を持っていれば、サービス提供責任者の要件を満たせる場合があります。

4. 職場の種類で基本給が違う

職場傾向
特別養護老人ホーム夜勤があり、基本給・手当ともに高め
老健特養に近い。医療的な関わりが多い
グループホーム夜勤あり。少人数で負担の質が違う
訪問介護日勤中心。移動時間の扱いで実質時給が変わる
デイサービス日勤のみ。夜勤手当がないぶん低め

夜勤手当は月3〜5万円になることもあり、額面の差の多くはここです。夜勤の有無を変えると、資格手当より大きく動きます。

上げる順番

  1. 実務者研修を取る(受験要件でもある)
  2. 介護福祉士を取る(ここが最大の分岐点)
  3. 加算の配分が良い事業所を探す
  4. 役職の枠がある事業所へ移る、または夜勤の回数を調整する

資格を取らずに職場だけ変えても、上がり幅は限られます。資格が先、職場が後です。

資格の費用

実務者研修は10万円前後かかりますが、事業所が費用を負担する制度や、キャリアアップ支援として受講料を補助する求人があります。転職と同時に取る形にすると、自己負担を抑えられます。

求人票の「資格取得支援あり」は、この費用の話です。

今日やるとしたら

給与明細を1枚出して、次を書き出してください。

  1. 資格手当の額
  2. 夜勤手当の額と回数
  3. 処遇改善の手当名と額

この3つの合計が、基本給とは別に動かせる部分です。ここを把握してから、資格を取るか職場を変えるかを決めてください。

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