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介護の夜勤専従は割に合うのか。手当を時給に直して比べる

資格職の転職 公開 2026-09-17

夜の窓

夜勤専従は月給が高い。ただし、高いのは月給であって、時給ではないことがあります。

先に結論を書きます。判断は「拘束時間で割る」と「勤務日数」で決まります。この2つを出さずに月給だけ見ると、判断を誤ります。

まず拘束時間で割る

夜勤専従は16時間勤務(17:00〜翌9:00など)が一般的です。仮に月10回入るとします。

  • 拘束時間:16時間 × 10回 = 160時間
  • 休憩:2時間 × 10回 = 20時間(実働140時間)

月給28万円なら、拘束時間で割ると 1,750円/時、実働で割ると 2,000円/時

日勤常勤で月給24万円・実働160時間なら 1,500円/時

確かに高い。ただし差は思ったほど大きくありません。そして夜勤専従は勤務日数が少ないぶん、体感の拘束は減ります。ここをどう評価するかが分かれ目です。

夜の窓

見落としやすい3点

1. 回数の上限

労働基準法の枠と、事業所の取り決めで、月の回数には上限があります。「月10回」を前提に計算した月給が、実際は8回しか入れないことがあります。求人票の月給が何回前提かを必ず確認してください。

2. 仮眠が取れるか

「休憩2時間」と書かれていても、実際に横になれるかは別です。ワンオペ(1人夜勤)の施設では、記録と巡視で休憩が消えます。

  • 夜勤の人数構成(1人か2人か)
  • 入居者数と、ナースコールの頻度
  • 仮眠室の有無

この3つは面接で聞いて問題ありません。

3. 社会保険と賞与

夜勤専従は非常勤扱いの求人があり、賞与なし・退職金なしの場合があります。年収で比べると逆転することがあるので、月給ではなく年収で計算してください。

向いている人・続かない人

続いている人には共通点があります。

  • 生活リズムを夜型に固定できる(休みの日も寝る時間をずらさない)
  • 日中に用事を入れなくていい状況(通学・介護・副業など目的がある)
  • ワンオペでも判断して動ける経験がある

逆に、休日に朝型へ戻す生活をしていると、体調を崩しやすくなります。夜勤明けにそのまま予定を入れる習慣がある人も、続きにくい傾向があります。

比べるための計算式

求人を2つ並べるとき、次を出してください。

項目計算
年収(月給 × 12)+ 賞与実績
年間拘束時間1回の拘束時間 × 月の回数 × 12
実質時給年収 ÷ 年間拘束時間
通勤込み時給年収 ÷(年間拘束時間+往復通勤時間×日数)

通勤込みで出すと、夜勤専従は有利になります。出勤日数が少ないぶん、通勤時間の総量が減るからです。

期間を区切る使い方

資格取得の費用を貯める、学校に通う、家族の事情で日中を空けたい。目的と期限がある場合、夜勤専従は合理的です。

逆に「給料が高いから」だけで無期限に続けると、体調で辞めることになりがちです。始める前に、いつまでやるかを決めておくほうが安全です。

今日やるとしたら

気になる求人を1つ開いて、次の3つをメモしてください。

  1. 月給が何回の夜勤を前提にしているか
  2. 夜勤の人数構成(1人か2人か)
  3. 賞与の有無

この3つが埋まらない求人は、比較の土俵に乗りません。

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