転職エージェントに断られた。そのときに確認すべきこと

採用担当者の視点 公開 2026-09-17 更新 2026-10-19

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登録したのに「ご紹介できる求人がありません」と返ってきた。

落ち込む出来事ですが、これは能力の評価ではありません。その会社が持っている求人と、条件が噛み合わなかっただけです。

理由は3つのどれかです。求人がない、条件が合わない、情報が足りない。どれなのかで、次の動き方が変わります。

理由1:その会社に合う求人がない

エージェントは契約している求人しか紹介できません。

  • 総合型でも、地方の求人は薄いことがある
  • 特化型は、その分野以外の求人を持っていない
  • 未経験可の求人を扱っていない会社もある

この場合、別の種類のエージェントに登録すれば解決します。能力の問題ではありません。

どの会社がどんな求人を多く持っているかは、各社の公開求人を職種と勤務地で絞って検索すると、ある程度つかめます。登録する前に、自分の希望地域で何件出てくるかを見ておくと、合わない会社に登録して断られることを減らせます。

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理由2:条件が合っていない

次のどれかに当てはまると、紹介が止まります。

状況起きること
希望年収が現年収より大きく高い該当求人がゼロになる
勤務地が1市区町村のみ候補が極端に減る
職種が未経験で、年齢が上がっている育成前提の求人から外れる
転職時期が「未定」優先度が下がる

「希望年収」と「勤務地」の2つで止まっていることが最も多いです。どちらも自分で動かせます。

動かすときは、全部を一度に緩める必要はありません。たとえば勤務地は「市内のみ」を「自宅から電車で40分以内」に変える、年収は「希望額」とは別に「これ以上なら検討する額」を入れる、という形です。下限を入れておくと、担当者は紹介できる求人の範囲を判断しやすくなります。

理由3:情報が足りていない

登録内容が薄いと、判断できずに止まります。

  • 職務経歴が数行しか書かれていない
  • 担当していた業務の範囲が分からない
  • 資格・経験年数が未入力

エージェントは書かれていることしか読めません。電話で話せば伝わることでも、登録段階では文字だけです。

書き足すときは、業務を一つずつ「誰に対して・何を・どのくらいの量」で書きます。「営業事務」だけでなく「法人顧客約40社の受発注と請求書の作成、月末の売上集計」のように書くと、担当者がそのまま求人と照らし合わせられます。数字は社外秘に触れない範囲の、おおよその値で構いません。

断られた理由は、エージェントに聞いてもいいのか

断られた場合、理由を聞いて構いません。

差し支えなければ、条件のどこを変えると紹介の可能性が出るか教えていただけますか。

「どこを変えれば」という聞き方にすると、答えが返ってきやすくなります。「なぜダメだったか」は答えにくい質問です。

返ってきた答えは、メモに残しておいてください。複数の会社で同じ点を指摘されるなら、そこが実際に紹介を止めている条件です。1社だけの指摘なら、その会社の求人の事情である可能性があります。

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転職エージェントに断られたら、次に何をすればいいか

別の種類のエージェントやスカウト型に登録し、勤務地・希望年収の条件と職務経歴の書き方を見直します。

  1. 別の種類のエージェントに登録する(総合型で断られたなら特化型へ、逆も同じ)
  2. 勤務地の範囲を広げる(市区町村 → 沿線・通勤時間)
  3. 希望年収の下限を現年収に合わせる
  4. 職務経歴を書き足す(担当件数、人数、期間)
  5. スカウト型に登録して、反応を見る

5は特に有効です。エージェントを経由せず、企業側の反応が直接見えます。声がかかるなら、市場に需要があるということです。

エージェントに断られるのは珍しいことなのか

珍しくありません。エージェントは、成約する見込みのある人に時間を使います。これは仕組みの話であって、その人の価値を示すものではありません。

同じ経歴でも、A社では断られてB社では紹介が来る、ということは普通に起きます。1社の判断を一般化しないでください。

また、断りの連絡が「現時点では」と書かれている場合は、新しい求人が入れば連絡が来ることもあります。登録を消さずに残しておき、条件を直したら担当者にその旨を一言送っておくと、見直してもらえるきっかけになります。

それでも動きがないとき

条件を広げても反応がない場合、市場で足りていないのは経験そのものかもしれません。その場合は、いまの職場で経験を足す期間と割り切るほうが結果は良くなります。

資格を1つ取る、担当範囲を広げる、数字で語れる実績を作る。在籍している時間を、次の材料にするという考え方です。

その間も、スカウト型の登録とハローワークの求人検索は続けられます。ハローワークには、民間のエージェントが扱っていない地元企業の求人が出ていることがあり、窓口で求人票の内容を一緒に確認してもらうこともできます。

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今日やるとしたら

登録内容を開いて、次の2つを直してください。

  1. 勤務地を「通勤◯分以内」の範囲に変える
  2. 職務経歴に、担当していた件数・人数・期間の数字を足す

この2つだけで、紹介が再開することがあります。

よくある質問

転職エージェントに断られたのは、能力が低いからですか?
能力の評価ではありません。その会社の求人と条件が噛み合わなかっただけで、別の会社では紹介が来ることも普通にあります。
求人を紹介されない原因で多いのは何ですか?
希望年収と勤務地の2つで止まっていることが最も多いです。どちらも自分で範囲を調整できます。
断られたあと、登録は消したほうがいいですか?
消さずに残しておくのがおすすめです。「現時点では」とある場合は、新しい求人が入れば連絡が来ることがあります。

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