転職エージェントの初回面談。聞かれることと、こちらから聞くこと

採用担当者の視点 公開 2026-09-17 更新 2026-10-13

面談で話す担当者

エージェントとの初回面談は、面接ではありません。合否はつきません。ただし、ここで話した内容で紹介される求人が決まります。

準備するのは3つ。職務経歴の要約、希望条件の優先順位、転職時期。逆に、こちらからも必ず聞くべきことがあります。

転職エージェントの初回面談では、何を聞かれるのか

聞かれるのは主に、職務経歴・転職理由・希望条件・転職時期・他社エージェントの利用状況の5つです。

1. これまでの職務経歴

時系列で全部話す必要はありません。直近の仕事について「何を・どのくらい・どうなったか」の3点を話せば足ります。

2. 転職理由

正直に話して構いませんが、主語を自分に戻すと伝わり方が変わります。「上司と合わない」より「評価の基準が示されず、改善の方向が分からなかった」。

3. 希望条件

年収、勤務地、職種、働き方。優先順位をつけて言うのが重要です。全部を最優先にすると、紹介できる求人がなくなります。

4. 転職時期

在職中なら、就業規則の申出期限から逆算した時期を答えます。「いい会社があれば」でも構いませんが、時期が曖昧だと後回しにされます。

5. 他社エージェントの利用状況

正直に答えて問題ありません。隠すと、同じ求人に重複応募して両方落ちることがあります。

面談の時間は会社によって違いますが、1時間前後を見込んでおくと安心です。対面のほか、オンラインや電話で受けられる会社もあります。在職中なら、平日の夜や昼休みに入れられるかを予約の段階で確認しておくと、日程が組みやすくなります。

カフェでの打ち合わせ

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初回面談では、どこまで正直に話していいのか

現年収は正確に、希望年収は幅で伝えます。転職理由は事実を変えず、言い方を整えれば十分です。

内容扱い
現年収正確に。源泉徴収票の額
希望年収幅で。下限を現年収と同額に
転職理由事実は変えず、言い方を整える
在職中であること必ず伝える。面接日程の調整に関わる
他社の選考状況伝える。重複応募を防げる
現職にバレたくない最初に伝える。応募先の制限に関わる

現年収を盛らないでください。源泉徴収票の提出を求められる場面があり、食い違うとそこで終わります。

現年収を伝えるときは、基本給・残業代・賞与を分けて言えるようにしておくと、話が正確に伝わります。残業代が多い人は、残業の少ない求人に移ると総額が下がることがあり、担当者はその点を踏まえて求人を探します。

初回面談で、こちらから何を聞けばいいのか

担当者との相性は、結果に直結します。次を聞いてください。

  1. 私の経歴で、どのくらいの求人がありますか(数字で答えられるか)
  2. 紹介できない条件があれば教えてください(正直に言えるか)
  3. 同じような経歴の方は、直近どこに決まっていますか
  4. 在職中ですが、面接はどの時間帯に入れられますか
  5. 書類が通らなかった場合、理由は共有されますか

2に正直に答える担当者は信用できます。「全部いけます」と返ってくる場合は、話を合わせているだけの可能性があります。

面談で持っていくもの

  • 職務経歴書(下書きで構いません)
  • 現年収が分かるもの(源泉徴収票または給与明細)
  • 希望条件を書いたメモ

職務経歴書は完成していなくて構いません。むしろ、面談で一緒に直してもらうほうが早く仕上がります。

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担当者が合わないと感じたら

変更を申し出て問題ありません。多くのエージェントに変更の窓口があります。

合わないと感じるのは、次のような場合です。

  • 希望と違う求人ばかり勧めてくる
  • 「今決めないと」と急かす
  • 質問への返事が遅い、または曖昧

急かす担当者は避けてください。転職は急いで決めるほど条件が下がります。

初回面談のあと、何をしておけばいいか

面談が終わったら、その日のうちに次の3つを済ませておくと、その後の進みが早くなります。

  • 話した希望条件をメモに残す(担当者に伝えた内容と、自分の認識をそろえるため)
  • 紹介された求人を「受けたい/迷う/受けない」に分ける
  • 「受けない」理由を一言で担当者に返す

断る理由を返すと、次に紹介される求人の精度が上がります。「勤務地が遠い」「年収の下限に届かない」程度の短い一言で十分です。

紹介を受けた求人に応募するかどうかは、その場で決める必要はありません。返事の期限を聞いておき、求人票の「仕事内容」「勤務時間」「休日」を自分のメモと照らしてから答えれば足ります。

今日やるとしたら

紙に3行書いてください。

  1. 直近の仕事:何を・どのくらい・どうなったか
  2. 譲れない条件を1つ
  3. 動ける時期

この3行があれば、初回面談はそのまま成立します。準備が重いと思って先延ばしにする必要はありません。

よくある質問

初回面談の前に、職務経歴書は完成させておくべきですか?
完成していなくて構いません。下書きを持っていき、面談で一緒に直してもらうほうが早く仕上がります。
現職にバレたくないことは、エージェントに伝えたほうがいいですか?
最初に伝えてください。応募先の制限に関わり、在職中であることは面接日程の調整にも関わります。
担当者が合わないときは、変えてもらえますか?
変更を申し出て問題ありません。多くのエージェントに変更の窓口があります。

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