求人を見る時間がない人の、週5分の転職準備
平日は帰って寝るだけ。休日は疲れて動けない。転職を考えてはいるけれど、時間が取れない。
転職の準備は「求人を探す時間」と「自分の情報を整理する時間」に分かれていて、結果に効きやすいのは後者です。そして整理のほうは、数分で終わります。
探す作業は時間を食うが、効率が悪い
求人を1件開くたびに、仕事内容を読み、給与を確認し、通勤時間を計算する。これを何十件も繰り返す。時間はいくらでも溶けます。
そのうえ、あなたが見た週に、合う求人が出ているとは限りません。出ていない時期に毎日見ても、結果はゼロです。
一方、自分の情報を整理する作業は一度で終わり、そのあとずっと残ります。順番として、こちらが先です。
整理しておく情報は、多くありません。
- 通勤にかけてよい時間の上限(片道何分まで)
- これを下回ると生活が苦しくなる月の手取り額
- 今の仕事で、毎週のようにやっている作業を3つ
この3つが決まっていると、求人や企業からの連絡が来たときに、開いて数十秒で合うかどうかを判断できます。

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週5分の使い方(順番も決めています)
| 順 | やること | 所要 |
|---|---|---|
| 1 | プロフィールの更新日を新しくする(ログインするだけでよい場合もある) | 30秒 |
| 2 | 希望職種を上限まで選ぶ | 1分 |
| 3 | 勤務地を「市区町村」ではなく範囲で指定する | 1分 |
| 4 | 経験年数を入れる | 30秒 |
| 5 | 自己紹介の冒頭を、意気込みではなく事実にする | 2分 |
合計5分です。更新日の新しい人を上に表示するサービスもあるので、1をやるだけでも見え方は変わります。
5は、たとえば次の違いです。
- 変更前:よろしくお願いいたします。精一杯がんばります。
- 変更後:建設会社で営業事務を3年。請求書発行と受発注の入力を一人で回していました。
読む側が知りたいのは後者です。
表の1〜5が一度終わったら、翌週からは同じ5分を次のように回すと、少しずつ準備が進みます。
| 週 | やること |
|---|---|
| 1週目 | 表の1〜5を済ませる |
| 2週目 | 希望条件を「譲れない」と「あればうれしい」に分けて、1つずつ書く |
| 3週目 | いちばん長くやった仕事を、何を・どのくらい・どうなったかの3行でメモする |
| 4週目 | 届いた連絡や表示された求人を見て、条件が狭すぎないかを見直す |
3週目のメモは、そのまま職務経歴書の材料になります。書き方は職務経歴書が書けない。3行のメモから始める書き方にまとめています。
探すのをやめて、出たときに知る形にする
求人には出るタイミングがあります。毎日見るのではなく、条件を置いておいて、合うものが出たときに連絡が来る形に変えると、探す時間はほとんどなくなります。
連絡が来ても、返さなければ終わります。理由も要りません。受け取るだけなら負担がない、という形にしておいてください。
通知の設定も見直しておくと続けやすくなります。新着のたびに通知が来ると、そのうち開かなくなります。メールやアプリの通知を「週1回まとめて」にできるなら、そちらを選んでください。届いた連絡を週5分の時間にまとめて見れば、平日の夜に気をとられることもありません。
反対に、何週間も連絡が来ないときは、条件が狭すぎる可能性があります。勤務地の範囲を一段広げる、雇用形態を1つ足すなど、変える項目は1つずつにすると、どの変更が効いたかが分かります。
やらなくていいこと
時間がない人ほど、次の3つに時間を使いがちです。
- 毎日求人を見る — 出ていない時期は何を見てもゼロ
- 複数のサイトに登録する — 管理が増えるわりに、候補が増えるとは限りません
- 履歴書と職務経歴書を先に完成させる — 応募先が決まってから直すので、先に作り込むと二度手間になります
先にやるべきは、書類の完成ではなく条件の設定です。
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5分も取れない週は
やらなくて構いません。転職活動をしていない期間を「止まっている」と考える必要もありません。
再開するときは、前回の続きからではなく、表の1(更新日を新しくする)だけをやり直せば十分です。
そのあと、止まっていた間に届いた連絡があれば、件名だけ目を通してください。
いまの職場で経験が積み上がっているなら、その期間も職務経歴書に書ける中身は増えています。焦って条件を下げて決めるより、条件を保ったまま待てるほうが、納得のいく結果につながりやすくなります。
今日やるとしたら
スマートフォンで、登録済みのサービスを1つ開いて、希望職種の欄を確認してください。空欄か「特になし」になっていたら、そこを埋める。それだけで今週分は終わりです。
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