しごと大全 / 技術・技能の仕事
ファインセラミックス製造技術者の仕事内容と年収|電子部品や半導体装置を支える素材の技術
別名:ファインセラミックス製品開発技術者、ファインセラミックス製品製造技術者
ファインセラミックス製造技術者は、純度を高めた原料粉末から、電子部品や半導体製造装置の部品、センサー、切削工具などに使う高機能なセラミックスを開発し、量産する技術者です。平均年収611.9万円、求人賃金は月額25.9万円、有効求人倍率は1.06倍。数値はほかの技術者も含む統計区分の値です。
- 平均年収611.9万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率1.06倍
- 求人賃金(月額)25.9万円令和7年度
- 平均年齢43.9歳
- 就業者数7.9万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間159時間
ファインセラミックスは、どんな製品に使われていますか
ファインセラミックスは、原料の成分や粒の大きさを細かく管理し、狙った性質を引き出したセラミックスです。熱に強い、電気を通さない、硬くて摩耗しにくい、といった性質を製品に合わせて設計します。
身近な例では、スマートフォンや自動車に大量に使われる積層セラミックコンデンサ、電子回路の基板やパッケージがあります。半導体の製造装置の部品、排ガスを測るセンサー、切削工具、人工関節や歯科材料にも使われています。
使い道が電子部品から医療まで広いため、勤め先によって扱う材料も求められる性質も大きく違います。求人を見るときは、どの製品向けの材料かを最初に確かめると仕事の中身がつかみやすくなります。
粉末から焼結まで、工程ごとの条件管理が仕事の中心です
製造は、アルミナやジルコニア、窒化ケイ素などの原料粉末を調合し、プレスや押し出し、シート状に伸ばすなどの方法で形にし、高温で焼き固めるという流れです。焼いた後に削ったり磨いたりして、精密な寸法に仕上げます。
焼き固めると体積が縮むため、縮み方を見込んで形を決める必要があります。粉末のわずかな違いや炉の温度のばらつきが、割れや寸法のずれにつながるため、条件を数値で管理し、原因を突き止める力が求められます。
異物が性能を損なう製品では、クリーンルームで作業することもあります。測定機器で内部の欠陥や成分を調べ、データから工程を改善していく仕事です。
有効求人倍率1.06倍、半導体や電子部品の景気とどう関わりますか
有効求人倍率は1.06倍で、求人と求職者がほぼ釣り合っています。平均年収611.9万円と就業者数7.9万人は、ファインセラミックス以外の技術者も含む統計区分の値です。
ファインセラミックスの需要は、電子部品や半導体、自動車の生産の動きと結びついています。これらの業界の設備投資が増える時期には採用が活発になり、落ち込む時期には慎重になる傾向があると考えられます。
求人賃金は月額25.9万円です。電子部品や素材の大手企業では賞与の比重が大きく、年収の差は勤め先の規模と業績で生まれやすいので、賞与の実績も含めて比べてください。
必要な資格や学歴はありますか
この仕事に必須の資格は特にありません。材料工学、無機化学、応用化学、物理などを学んだ人が開発や生産技術の部署で多く働いています。
職業興味では「研究的」がいちばん高く、「現実的」がそれに近い値です。仮説を立ててデータで確かめる研究の面と、炉や装置と向き合う現場の面の両方がある仕事です。
製造現場では、危険物の取り扱いや高温の設備を扱うため、職場によって危険物取扱者などの取得をすすめられることがあります。入社後に必要なものを取っていく人が多い分野です。
未経験からファインセラミックスの仕事に就けますか
製造オペレーターや品質検査として入り、工程の知識を身につけながら生産技術や品質管理に移る道があります。粉体や焼成、測定の経験は、ほかの素材産業でも生かしやすい技術です。
半導体、電子部品、金属材料、化学メーカーなどで生産技術や品質管理を経験していれば、工程を数値で管理する考え方は共通しており、転職で評価されやすいと考えられます。
開発職は理系の学歴や研究経験を求める募集が中心です。いきなり開発を狙うより、現場や品質の仕事から入って経験を積むほうが現実的な場合があります。
ファインセラミックス製造技術者の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
ファインセラミックス製造技術者に近い仕事
職業データの傾向がファインセラミックス製造技術者に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
陶磁器技術者同じ焼き物の技術で、食器やタイルを作る
半導体技術者主要な納入先の業界
電子機器技術者電子部品を使う側の技術者
分析化学技術者材料の成分や欠陥の分析で重なる
高分子化学技術者別の素材で高機能な材料をつくる
生産・品質管理技術者量産工程の品質を管理する
よくある質問
必須の資格は特にありません。材料工学や化学を学んだ人が多く、職場によっては危険物取扱者などの取得を入社後にすすめられます。
製造オペレーターや品質検査から入り、生産技術や品質管理に移る道があります。半導体や電子部品、化学メーカーで工程管理を経験した人は評価されやすいと考えられます。
job tag の平均年収は611.9万円(残業代・賞与を含む)、求人賃金は月額25.9万円です。ほかの技術者も含む統計区分の値で、勤め先の規模や業績による差があります。
電子部品、半導体、自動車、医療など使い道が広く、需要が続く分野と見られています。ただし採用の勢いは、これらの業界の景気や設備投資の動きに左右されやすい面があります。
ファインセラミックス製造技術者の転職を進めるときに読むもの
ファインセラミックス製造技術者の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「資格職の転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。
自分で探すか、声がかかるのを待つか
ファインセラミックス製造技術者の有効求人倍率は1.06倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。
JobLinkaは、探さずに待つ転職サービスです。いま先行登録を受け付けています。
公開時は、登録が早い方から順にご案内します。
早く登録するほど、先に企業からの声を受け取れます。
最終更新: