航空整備士のイラスト

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航空整備士の仕事内容と年収|求人倍率4.71倍、機体を飛べる状態に保つ国家資格職

別名:航空運航整備士、航空機エンジン修理工、航空機修理工、航空機整備工

航空整備士は、旅客機などの機体・エンジン・装備品を点検し、必要な修理や部品交換を行って、航空機を安全に飛べる状態に保つ仕事です。平均年収598.0万円、有効求人倍率4.71倍、求人賃金は月額25.4万円。国家資格が必要な職種ですが、一等航空整備士は4年以上の実務経験が受験の条件になるため、多くの人は航空会社や整備会社に入ってから経験を積み、上位の資格へ進みます。

  • 平均年収598.0万円残業代・賞与を含む
  • 有効求人倍率4.71倍
  • 求人賃金(月額)25.4万円令和7年度
  • 平均年齢42.5歳
  • 就業者数5.9万人令和2年国勢調査
  • 月間労働時間161時間

ライン整備と定時点検では、何をしていますか

ライン整備は、空港に着いた機体を次の便に送り出すまでの限られた時間で行う整備です。出発前には、機体の外回り、車輪やタイヤ、エンジンの状態を決められた手順で見て回り、コックピットに入って計器もチェックします。不具合が見つかれば、その場で修理や部品の交換を行います。

点検が終わると結果を機長に伝え、出発する機体を見送ります。整備の最終確認を担う責任者が飛行を認めなければ、機体は出発できません。便の遅れと安全の両方を背負う、緊張感のある持ち場です。

これとは別に、飛行時間が一定に達するごとに行う定時点検があります。エンジンを機体から外して専用の工場で分解し、傷んだ部品を交換するような大がかりな作業もここに含まれます。航法装置などの電子機器は、ほこりを防いだ専用の部屋で保守します。

一等・二等航空整備士の資格は、いつ取るのですか

航空整備士として機体の整備を確認するには、航空法に基づく国家資格が必要です。二等航空整備士は、航空整備系の専門学校などで学び、入社前に取得することもできます。

一等航空整備士は4年以上の実務経験が必要なため、入社してから取得を目指すのが一般的な流れです。一等の資格者のなかから、会社の制度で確認主任者が選ばれ、整備記録など法的な書類に署名して最終確認を行う立場になります。

エンジン整備や、航法装置などの装備品整備は、それぞれに専門の技能が求められる分野です。機体全体を見る整備士として上位資格を目指す道のほか、特定の分野を専門にして経験を重ねる道もあります。

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有効求人倍率4.71倍の背景には何がありますか

求職者1人に対して、ハローワークの求人が4.71件ある計算です。LCCの路線が増えて整備する機体の数が増えたことに加え、整備士のなかで大きな割合を占める50歳代が定年の時期に入っていることから、人手の不足が指摘されています。

ただし、航空会社の整備職は新卒採用が中心の会社もあり、倍率の高さがそのまま中途で入りやすいことを意味するとは限りません。航空会社の整備部門のほか、整備を請け負う会社、エンジンや部品の整備を専門にする会社など、雇い手の種類を分けて探すと選択肢が見えやすくなります。

応募の前には、担当する整備の種類(ライン、定時点検、エンジン、装備品)、資格取得の支援制度、勤務する空港を確認しておくと、入社後のずれを防げます。

24時間シフトと全国の空港勤務、どんな働き方になりますか

機体の整備は航空機が飛んでいない時間に行う必要があるため、勤務は24時間のシフト制になります。夜間や早朝の作業、土日の出勤もあり、休みは交替で取ります。統計上の月間労働時間は161時間です。

整備士はその航空会社の便が発着する空港に配置されるので、勤務地は全国に広がります。国際線を持つ会社では、海外の空港に勤務する可能性もあります。

作業場所は屋外の駐機場と屋内の整備場の両方です。夏の暑さや冬の寒さのなかでの作業もあるため、体調管理も仕事の一部と考えておくとよいでしょう。平均年齢は42.5歳で、長く続ける人が多い職種です。

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新しい機体が入ったら、また勉強が必要ですか

必要になります。航空機の技術は進歩が速く、新しい機種が導入されるたびに、その構造や整備の方法を研修で学び直すことになります。資格には機種ごとの限定がつくため、担当する機種が増えれば訓練や試験が加わることがあります。

整備士は点検のなかで気づいた不具合の傾向を、使う側の立場から航空機メーカーに伝え、改良の提案につなげることもあります。現場の経験が機体の設計に生かされる仕事です。

学び続けることが前提の職種なので、会社の教育体制は応募先を比べるときの大事な材料になります。資格試験に向けた社内訓練の有無や、機種ごとの訓練の受け方を確認しておくと安心です。

関連する資格

  • 一等航空整備士
  • 二等航空整備士

航空整備士の仕事の傾向

  • 現実的4.12
  • 慣習的3.43
  • 社会的3.40
  • 研究的3.32
  • 企業的3.04
  • 芸術的2.63

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

航空整備士に近い仕事

職業データの傾向が航空整備士に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

航空整備士になるのに資格は必要ですか

必要です。整備の確認を行うには、航空法に基づく一等または二等航空整備士の国家資格がいります。二等は専門学校などで入社前に取れる場合があり、一等は4年以上の実務経験が条件なので入社後に目指すのが一般的です。

未経験から航空整備士になれますか

理工系の大学や高専、航空整備系の専門学校を出て航空会社などに入るのが一般的な入り方です。社会人から目指す場合は、専門学校で学び直す方法や、部品・装備品の整備会社で経験を積む方法が考えられます。求人の条件は会社によって違うため、応募前に確認してください。

航空整備士の年収はどれくらいですか

統計上の平均年収は598.0万円、ハローワークの求人賃金は月額25.4万円です。夜間や休日の勤務がある職種なので、手当の内容や、一等資格・確認主任者になったときの処遇も合わせて確認すると比べやすくなります。

航空整備士はきつい仕事ですか。将来性はありますか

24時間のシフト勤務や屋外作業があり、出発時刻を守りながら安全を確認する責任も重い仕事です。一方で、整備する機体の増加やベテランの定年退職により人手不足が指摘されており、有効求人倍率は4.71倍と高い水準にあります。

航空整備士の転職を進めるときに読むもの

航空整備士の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「資格職の転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。

自分で探すか、声がかかるのを待つか

航空整備士の有効求人倍率は4.71倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。

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