「管理栄養士必置」「委託」「調理業務あり」は何を意味する? 管理栄養士・栄養士の求人票の言葉を、毎日の仕事に置き換える
栄養士の求人票を2枚並べると、どちらも「病院」「献立作成」「月給」と書いてあるのに、働き方がまったく違うことがあります。違いは、雇い主が誰かと、1日のうち調理にどのくらい入るかに出やすいからです。
この記事では、求人票によく出る言葉を1つずつ、毎日の仕事に置き換えていきます。手元にある求人票と見比べながら読んでください。
「管理栄養士必置」とは、どんな施設のことか?
健康増進法では、継続して1回100食以上か1日250食以上を出す施設を特定給食施設としています。そのうち、管理栄養士を置かなければならないのは次の施設です。
- 病院や介護老人保健施設など、医学的な管理が必要な人に1回300食以上か1日750食以上を出す施設
- それ以外で、1回500食以上か1日1,500食以上を出す施設
必置は施設側の決まりで、働く人の仕事の範囲を決めるものではありません。必置の施設でも、調理や発注を多く担う求人はあります。
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直営と委託で、同じ「病院の栄養士」でも何が変わる?
| 項目 | 直営(病院・施設に雇われる) | 委託(給食会社に雇われる) |
|---|---|---|
| 主な仕事 | 栄養管理、栄養指導、献立の管理 | 献立作成、調理、発注、衛生管理 |
| 勤務地 | その病院・施設 | 契約先。異動することがある |
| 早番・遅番 | 職場による | 調理に入る場合は早番があることが多い |
| 給与の決まり方 | 病院・施設の給与規程 | 給食会社の給与規程 |
給与の違いは管理栄養士・栄養士の年収は、直営と委託でどれだけ違う?で計算できます。
求人票の言葉を、毎日の仕事に置き換えると?
- 献立作成あり:何食分を何人で作るか。行事食や治療食の担当があるか。
- 調理業務あり:週に何日、何時間入るか。人手が足りない日に入る補助なのか、毎日の担当なのか。
- 栄養指導あり:外来・入院のどちらか。1日に何件くらいか。
- 発注・在庫管理:誰が最終の発注を決めるか。締めの曜日はいつか。
- 早番あり:開始時刻と、月に何回か。

見学で確かめたい5つの点
- 管理栄養士・栄養士・調理員がそれぞれ何人いるか
- 1週間の仕事のうち、調理に入る時間の割合
- 早番の開始時刻と回数
- 委託の場合、異動の範囲と担当する施設の数
- 新しく入った人が、最初の1か月にする仕事
5はブランクのある人ほど大切です。戻りやすい職場の考え方はブランクのある管理栄養士・栄養士は、どの職場から戻りやすいかにまとめています。
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今日やるとしたら
気になる求人票を1枚選び、仕事内容の欄にある言葉に「週に何日?」と書き込んでください。
答えが求人票に書いていない言葉が、見学や面接で最初に聞くことになります。
よくある質問
- 管理栄養士必置の施設なら、管理栄養士の仕事に専念できますか?
- 必置は、施設が管理栄養士を置かなければならないという決まりで、働く人の仕事の範囲を決めるものではありません。調理や発注をどのくらい担うかは職場ごとに違うので、1週間の仕事の割合を見学や面接で聞いてください。
- 委託給食会社の栄養士は、病院や施設の職員とどう違いますか?
- 雇い主が給食会社になり、勤務先は契約している病院や施設です。献立や調理、発注を中心に担うことが多く、契約先が変わると勤務地が変わることもあります。異動の範囲と、担当する施設の数を確かめてください。
- 栄養士の資格だけでも、病院の求人に応募できますか?
- 栄養士の資格で応募できる求人もあります。ただ、病院の栄養指導は管理栄養士が担うことが多いため、仕事の中身は調理や献立が中心になる場合があります。求人票の応募資格と仕事内容の両方を見てください。
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仕事内容・平均年収・求人倍率は、それぞれの職業ページにまとめています。