歯科衛生士の求人、「担当制」と「アシスト中心」はどう見分ける? 見学と面接で確かめる8つのポイント
この記事は、歯科衛生士の求人票を1枚手元に置いて、気になる言葉に印をつけながら読むためのものです。前半で求人票の言葉が何を表しているかを整理し、後半で見学と面接で確かめたい8つのポイントを並べています。
「担当制」「予防に力を入れています」「アシスト業務あり」。同じ言葉でも、医院によって1日の中身はかなり違います。言葉の意味を先に押さえておくと、見学で見るべき場所がはっきりします。
歯科衛生士の仕事は、法律ではどう決まっているか?
歯科衛生士法では、歯科衛生士の仕事として、歯科予防処置、歯科診療の補助、歯科保健指導の3つが定められています。スケーリングなどの予防処置や、歯科医師の診療の補助は、歯科衛生士の資格があるから任される仕事です。
求人票の言葉は、この3つのうち、どこに多くの時間を使う医院なのかを表していると考えると読みやすくなります。
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求人票の言葉は、1日の仕事の何を表しているのか?
| 求人票の言葉 | 表していることが多い働き方 | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| 担当制 | 同じ患者を続けて診る | アシストに入る時間の割合 |
| 予防に力を入れています | メンテナンスの患者が多い | 1枠の時間と、1日の患者数 |
| アシスト業務あり | 歯科医師の診療の補助に入る | 担当の患者を持てるか |
| 訪問歯科あり | 施設や自宅に出向く日がある | 週に何日か、移動は誰が運転するか |
| 自費診療に力を入れています | 説明や相談の時間がある | 歩合や手当があるか |
どちらの働き方が良いかは、本人の希望しだいです。担当制で患者と長く関わりたい人もいれば、いろいろな治療の補助に入って経験を広げたい人もいます。

見学で確かめたい5つのポイント
見学では、診療の様子だけでなく、人と設備の数を見ると、求人票にない中身が見えてきます。
- ユニットの台数と、歯科衛生士の人数:ユニットに比べて衛生士が少ないと、担当の患者より補助に回る時間が長くなりやすい
- 歯科助手がいるか:いない医院では、受付や片付けまで衛生士が担当することがある
- 片付けと器具の滅菌を誰がしているか:患者と患者の間の時間の使い方が変わる
- 患者ごとの記録をどこに書いているか:担当制なら、歯周検査や指導の記録が引き継がれているか
- 昼休みと診療終了後の様子:昼休みに片付けや準備が食い込んでいないか
面接で聞いておきたい3つのポイント
見学で見えない部分は、面接で聞きます。
- メンテナンスの1枠は何分か:スケーリングと指導にかけられる時間が決まります
- 担当の患者を診る時間と、アシストの時間の割合:「担当制」の中身がわかります
- 入職後の最初の1か月、どの業務から任されるか:ブランクがある人や、前の医院と診療方針が違う人は特に大事です
給与は歯科衛生士の給与は「1時間あたり」に直して比べるの計算シートで、書類の準備は歯科衛生士の履歴書・職務経歴書で書き漏らしやすい9項目で確かめられます。
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今日やるとしたら
気になる求人票を1枚選び、表の左の列にある言葉のうち、書かれているものに丸をつけてください。
丸をつけた言葉ごとに、右の列の「確かめたいこと」をメモしておけば、それがそのまま見学と面接で聞くことの一覧になります。
よくある質問
- 歯科衛生士の求人で「担当制」とあれば、アシストはしなくていいですか?
- 担当制の医院でも、忙しい時間帯には歯科医師の診療の補助に入ることがあります。担当の患者を診る時間とアシストの時間が、1日のうちどのくらいの割合かを面接で聞くと、実際の働き方がわかります。
- 1人の患者にかけられる時間は、どう確かめればいいですか?
- 「メンテナンスの1枠は何分ですか」と面接で聞くのが確実です。見学のときに予約表の区切りを見せてもらえる医院もあります。枠の長さで、スケーリングや指導にかけられる時間が変わります。
- 見学のときに、どこを見ればいいですか?
- ユニットの台数と歯科衛生士の人数、歯科助手がいるか、片付けや器具の滅菌を誰がしているかを見てください。歯科衛生士が少なく片付けまで担当している医院では、アシストや雑務の時間が長くなりやすい傾向があります。
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