しごと大全 / 運輸・物流の仕事
クレーン運転士の仕事内容と年収|つり上げ荷重で必要な資格が変わる仕事
別名:クレーンオペレーター、クレーン運転工
クレーン運転士は、工場の天井クレーン、建設現場のタワークレーン、港のガントリークレーン、トラッククレーンなどを操作して、重い資材や製品をつり上げて運ぶ仕事です。平均年収586.7万円、有効求人倍率4.13倍。運転できるクレーンは持っている免許や講習で決まるため、資格を一段ずつ積み上げるほど仕事の幅が広がります。
- 平均年収586.7万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率4.13倍
- 求人賃金(月額)28.7万円令和7年度
- 平均年齢47.7歳
- 就業者数4.8万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間168時間
クレーン運転士はどんな現場で働きますか
職場は大きく分けて、製鉄所や機械工場などの屋内で天井クレーンを動かす現場、ビルや橋の建設で資材を上げる現場、港でコンテナや貨物を積み降ろす現場の3つです。同じクレーン運転でも、毎日同じ建屋で決まった作業を繰り返すか、現場ごとに条件が変わるかで、働き方はかなり違います。
建設系では、クレーンのリース会社に所属し、移動式クレーンに乗って毎日違う現場へ出向く働き方が多くなります。地盤の状態や周りの建物、電線の位置を見て据え付ける場所を決めるところから仕事が始まります。
どの現場でも一人では作業しません。荷にワイヤーを掛ける玉掛け作業者と、合図を送る合図者と息を合わせることが前提で、無線や手の合図で細かく動きを調整します。
必要な資格はつり上げ荷重とクレーンの種類で決まります
労働安全衛生法で、運転できる範囲が細かく分けられています。つり上げ荷重5トン以上のクレーンはクレーン・デリック運転士免許、5トン未満は特別教育で運転できます。床の上から操作する床上操作式で5トン以上のものは、技能講習の修了でも運転できます。
トラッククレーンやラフテレーンクレーンなどの移動式クレーンは別の体系です。5トン以上は移動式クレーン運転士免許、1トン以上5トン未満は小型移動式クレーン運転技能講習、1トン未満は特別教育が必要です。公道を走る車両は、大きさに応じて大型特殊などの運転免許も別に求められます。
免許試験は学科と実技があり、登録教習機関の実技教習を修了すると実技試験が免除されます。荷を掛ける玉掛けも、つり上げ荷重1トン以上なら玉掛け技能講習が必要で、運転士の多くがあわせて持っています。
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平均年収586.7万円と月168時間はどう関係していますか
月間労働時間168時間は、事務職などと比べると長めです。工期に合わせた早朝の据え付けや、工場の稼働に合わせた交替勤務があるためで、平均年収586.7万円には残業代や各種手当が含まれています。
求人賃金は月額28.7万円です。資格手当や、大型の移動式クレーンを扱えることへの手当をつける会社もあり、扱える機械の大きさと種類が収入に結びつきやすい職種です。
有効求人倍率4.13倍は、求職者1人に対して4件ほどの求人がある計算です。資格がないと任せられない作業が多いため、免許を持つ人の確保に苦労している会社が多いと読めます。
未経験からクレーン運転士になるにはどうすればいいですか
最初から大型クレーンの運転を任されることは少なく、玉掛けや合図、小型の移動式クレーンから経験を積む流れが一般的です。現場でクレーンの動きと荷の扱いを覚えながら、上位の免許を取っていきます。
資格取得の費用を会社が負担する求人や、入社後に講習を受けさせる求人もあります。応募の段階では、どの資格まで会社負担で取れるか、取得後にどの機械を任せる予定かを確認しておくと、入社後の見通しが立てやすくなります。
港湾荷役やトラックドライバーなど、荷を扱う仕事の経験は生かしやすい分野です。フォークリフトや大型免許をすでに持っている人は、移動式クレーンの仕事に進むと持っている資格がそのまま役立ちます。
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平均年齢47.7歳の現場で、将来性はどう考えればいいですか
平均年齢47.7歳は、経験の長い運転士が現場を支えている状態を示しています。ベテランの引退が続けば、資格と経験を持つ人の価値は相対的に高まると考えられます。
一方で、つり荷の重さを検知して転倒を防ぐ装置や、遠隔操作・自動化の導入も進んでいます。とくに工場や港湾では機械化の影響を受ける可能性があり、現場によって先行きは同じではありません。
高所の運転席での長時間の集中、屋外の暑さ寒さ、強風時の作業中止の判断など、体力と注意力の両方が求められる仕事です。安全のための手順を守り続けられることが、長く続けるうえでいちばんの条件になります。
関連する資格
- クレーン・デリック運転士
- 移動式クレーン運転士
- 床上操作式クレーン運転技能講習修了
- 小型移動式クレーン運転技能講習修了
- 玉掛け技能講習修了
- クレーン運転特別教育
クレーン運転士の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
クレーン運転士に近い仕事
職業データの傾向がクレーン運転士に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
港湾荷役作業員港で貨物を積み降ろす。クレーンを使う場面が多い
トラックドライバー大型免許が移動式クレーンの仕事にも生きる
建築施工管理技士建設現場の工程と安全を管理する立場
発電所運転管理設備の運転と監視を交替制で担う
- ボイラーオペレーター免許で扱える設備が決まる点が共通
電車運転士安全確認を積み重ねる運転の仕事
よくある質問
必要です。つり上げ荷重とクレーンの種類によって、免許、技能講習、特別教育のどれが必要かが法律で決まっています。5トン以上の一般的なクレーンはクレーン・デリック運転士免許、5トン以上の移動式クレーンは移動式クレーン運転士免許が必要です。
なれます。玉掛けや小型移動式クレーンの講習から始め、現場経験を積みながら上位の免許を取る流れが一般的です。資格取得の費用を会社が負担する求人もあります。
job tagの統計では平均年収586.7万円、ハローワークの求人賃金は月額28.7万円です。扱える機械の大きさや資格手当、残業の量で差が出ます。
高所での長時間の集中、屋外の天候、早朝の作業などの負担があります。現場が毎日変わるか、同じ工場で決まった作業をするかで負担の種類が違うため、勤務先の形態を確認して選ぶことが大切です。
クレーン運転士を考えている方によく読まれています
クレーン運転士の転職を進めるときに読むもの
クレーン運転士の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「スカウト型転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。
自分で探すか、声がかかるのを待つか
クレーン運転士の有効求人倍率は4.13倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。
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