しごと大全 / 運輸・物流の仕事
港湾荷役作業員の仕事内容と年収|求人倍率6.03倍、船と岸壁のあいだで貨物を動かす仕事
別名:船内荷役作業員、沿岸荷役作業員
港湾荷役作業員は、港湾運送事業者に雇われ、船への貨物の積み込みと陸揚げ、岸壁と倉庫・置き場のあいだの運搬や仕分けを行う仕事です。平均年収601.2万円、有効求人倍率6.03倍、求人賃金は月額23.2万円。入職に学歴や資格は問われない一方、フォークリフトやクレーン、玉掛けの資格を取るほど任される作業が広がっていきます。
- 平均年収601.2万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率6.03倍
- 求人賃金(月額)23.2万円令和7年度
- 平均年齢42.9歳
- 就業者数1.4万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間159時間
船内荷役と沿岸荷役は、どう違いますか
船内荷役は、停泊中の船に乗り込んで行う作業です。10〜20人ほどで組をつくり、合図役の指示に合わせてウインチ(巻き上げ機)で船倉の貨物を吊り上げ、岸壁に降ろします。ほかのメンバーは吊り具の掛け外しや、船倉の奥にある貨物の引き出し、ワイヤーの掛け付けを分担します。
沿岸荷役は、岸壁や埠頭ターミナル側の作業です。岸壁と、屋根のある貨物置場(上屋)や野積場とのあいだで貨物を運び、積み上げや取り崩し、仕分けといった荷さばきを行います。
同じ港湾荷役でも、コンテナターミナルでは大型クレーンを使った機械中心の作業、鉱石などの専用埠頭ではそれに合った設備での作業になり、港や埠頭によって中身がかなり違います。応募先がどの埠頭のどの貨物を扱うかは、最初に確かめたい点です。
有効求人倍率6.03倍、応募前に確かめておきたいことは
求職者1人に対して求人が6件ほどある計算で、人手が足りていない職種のひとつです。採用はハローワークの紹介や求人広告を通じて港湾運送会社に入る形が一般的で、未経験からの応募も受け入れられやすい状況といえます。
求人が多いぶん、条件の差も大きくなります。正社員か、日によって仕事が決まる働き方か。資格の取得費用を会社が負担してくれるか。担当する作業が船内か沿岸か。早朝や夜間の勤務がどのくらいあるか。これらを面接で具体的に聞いておくと、入ってからの食い違いを減らせます。
入職前に資格を取っておきたい人向けには、横浜と神戸に港湾職業能力開発短期大学校があり、クレーンやフォークリフト、玉掛けなどの資格を取ってから就職する道もあります。
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資格を増やすと、任される仕事と収入はどう変わりますか
フォークリフトやクレーンなどの機械を運転する作業、荷を吊り具に掛ける玉掛けの作業には、それぞれ資格が必要です。フォークリフト運転技能者、玉掛け技能者、クレーン・デリック運転士、揚貨装置運転士と、持っている資格の数だけ担当できる作業が増えます。
正社員として経験を積み、船内荷役作業主任者の資格を取ると、班長や主任に上がる道もあります。作業の指揮と安全の管理を担う立場で、現場での経験年数と資格の両方が問われます。
平均年収601.2万円に対し、求人賃金は月額23.2万円です。求人賃金は賞与や残業を含まない募集時点の額なので、実際の年収は資格による手当、早朝・夜間の作業、賞与の有無で変わります。入口の月額だけで判断せず、資格を取ったあとの給与の上がり方も確認してください。
体力的にきつい仕事ですか
一定の体力は必要です。屋外での作業が多く、暑さ寒さや雨風の影響を受けます。重い貨物の近くで動くため、ヘルメットや安全靴などの保護具を着け、吊り荷の下に入らないといった決まりを守ることが欠かせません。
ただし、以前のように人の力で貨物を運ぶ場面は大きく減りました。コンテナ化や大型専用船の導入、フォークリフトやクレーンによる機械化が進み、現在は少人数の熟練した作業員が機械を操作して荷役をこなす形に変わってきています。
多くの港では日勤が基本で、日曜日は原則として作業をしない日とされています。一方で、船の入港時刻や貨物の集中、天候に左右されるほか、アジアの主要港との競争から早朝や夜間の受け入れ時間を広げる動きもあります。月間労働時間は159時間です。
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港の仕事は、この先どう変わっていきますか
機械化はこれからも進むと考えられます。そのため、単純な力仕事の担い手より、クレーンや荷役機械を安全に扱える技能と、新しい設備に対応できる知識を持った人が求められるようになっています。
平均年齢は42.9歳、就業者数は約1.4万人と小さな職種で、経験者の引退にどう備えるかは業界全体の課題です。資格を持った人は、港が変わっても働く場所を見つけやすいでしょう。
まずはフォークリフトと玉掛けから始め、クレーンや揚貨装置へと広げていくのが、資格を積み上げる一般的な順番です。トラックドライバーや倉庫作業の経験がある人は、物流の流れを知っている点を強みにできます。
関連する資格
- 船内荷役作業主任者
- フォークリフト運転技能者
- クレーン・デリック運転士(クレーン限定)
- 玉掛け技能者
- 揚貨装置運転士
- 陸災防フォークリフト荷役技能検定1級
- 陸災防フォークリフト荷役技能検定2級
港湾荷役作業員に近い仕事
職業データの傾向が港湾荷役作業員に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
- クレーン運転士荷役の中心になる機械の運転。資格を生かして移れる
- フォークリフト運転作業員倉庫や工場で荷を運ぶ。必要な資格が共通する
- 倉庫作業員入出庫と保管。港の上屋や物流倉庫で接点がある
トラックドライバー港から貨物を運び出す側。物流の流れでつながる
- 船員船に乗って運航を担う。港で一緒に働く
- 通関士輸出入の手続きの専門職。港の物流を書類で支える
よくある質問
入職時に学歴や資格は問われません。ただし、フォークリフトやクレーンの運転、玉掛けの作業にはそれぞれ資格が必要です。入社後に会社の支援で取る人も、港湾職業能力開発短期大学校などで取ってから就職する人もいます。
就けます。有効求人倍率は6.03倍で、未経験者を受け入れる求人も見つけやすい職種です。応募前に、正社員かどうか、資格取得の費用負担、担当が船内か沿岸か、早朝・夜間の勤務の有無を確かめてください。
平均年収は601.2万円、ハローワークの求人賃金は月額23.2万円です。求人賃金は賞与や残業を含まない額なので、実際の収入は資格の手当、勤務時間帯、賞与の有無で差が出ます。
屋外作業で体力は必要ですが、コンテナ化や機械化で人力の作業は大きく減りました。今後も機械化が進むと考えられ、クレーンや荷役機械を扱える技能を持つ人ほど求められやすくなるとみられます。
港湾荷役作業員を考えている方によく読まれています
港湾荷役作業員の転職を進めるときに読むもの
港湾荷役作業員の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「スカウト型転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。
自分で探すか、声がかかるのを待つか
港湾荷役作業員の有効求人倍率は6.03倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。
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