トラックドライバーのイラスト

しごと大全 / 運輸・物流の仕事

トラックドライバーの仕事内容と年収|2024年問題後の働き方

別名:トラック運転手、大型ドライバー、配送ドライバー

トラックドライバーは、トラックで貨物を運ぶ仕事です。平均年収507.2万円、有効求人倍率2.94倍。一方で月間労働時間は175時間と、主要な職種のなかで最も長い水準にあります。2024年4月に時間外労働の上限規制が適用され、働き方と収入の構造が変わった職種です。

  • 平均年収507.2万円残業代・賞与を含む
  • 有効求人倍率2.94倍
  • 求人賃金(月額)29.5万円令和7年度
  • 平均年齢51.5歳
  • 就業者数144.6万人令和2年国勢調査
  • 月間労働時間175時間

トラックドライバーはどんな仕事ですか

運ぶ距離と車両の大きさで、まったく別の仕事になります。長距離は、都市間を数百キロ単位で運び、車中泊や複数日にわたる運行が発生します。中距離は日帰り圏内、地場配送は同一地域内を1日に複数回まわります。ルート配送は同じ取引先を定期的にまわる形です。

運転以外の業務も少なくありません。荷積みと荷降ろし、検品、伝票処理、車両の日常点検。荷役作業の負担は取引先によって差が大きく、フォークリフトを使う現場と手積みの現場では体への負担がまったく違います。

求人を見るときは、車両の大きさ(大型・中型・準中型)、距離区分、荷物の種類、荷役の有無。この4点で中身が決まります。

2024年問題で何が変わりましたか

2024年4月から、自動車運転業務にも時間外労働の上限規制(年960時間)が適用されました。長時間労働を前提にした働き方ができなくなった、というのがこの職種で起きた最大の変化です。

結果として2つの動きが出ています。ひとつは、残業に依存していた収入構造の見直しです。基本給や手当を引き上げる事業者が増え、ハローワークの求人賃金は月額29.5万円、前年度比0.7万円増と上昇しています。

もうひとつは、運行の組み替えです。中継輸送やモーダルシフトの導入で、長距離の1人運行を減らす動きが進んでいます。今後は「長距離で稼ぐ」より「地場や中距離で拘束時間を抑える」選択肢が広がる方向です。

平均年収507.2万円をどう読めばいいですか

507.2万円には残業代が含まれています。月間労働時間175時間という数字と合わせて読む必要があります。他職種と比べて労働時間が長く、その分が収入に反映されている構造です。

上限規制の適用後は、残業時間を前提にした年収を提示できなくなりました。求人票では、基本給、各種手当(無事故手当、荷役手当、長距離手当)、想定残業時間を分けて確認してください。年収額だけを見て入ると、実際の手取りが想定と違う原因になります。

車両区分による差も大きく、大型免許を持っているかどうかで受けられる求人の幅が変わります。

未経験から転職できますか

できます。有効求人倍率2.94倍、平均年齢51.5歳という状況で、人手不足が深刻な職種です。免許取得を支援する事業者も多くあります。

必要な免許は車両の大きさで決まります。準中型(車両総重量7.5トン未満)、中型(11トン未満)、大型(11トン以上)。2017年3月以降に普通免許を取った人は、準中型が別区分になっている点に注意してください。

免許取得支援制度を持つ運送会社は多く、入社後に費用を負担して大型免許を取らせる形が一般的です。ただし一定期間内に退職した場合の返還条項が付くことがあるため、条件を確認してください。

運送業の指導・監督指針により、初任運転者には所定の教育が義務づけられています。未経験で入った場合も、いきなり単独で長距離に出るわけではありません。

体力的に続けられますか

平均年齢51.5歳という数字は、長く続けている人が多いことを示しています。運転そのものより、荷役作業と拘束時間が負担の中心です。

負担を抑える選択肢はあります。荷役なし(フォークリフト作業のみ、またはドライバーは運転専任)の求人、地場配送、ルート配送、決まった時間に帰れる定期便。これらは長距離より収入は下がりますが、生活リズムを保てます。

求人倍率2.94倍の環境では、条件を指定して探すことができます。「荷役なし」「日帰り」「土日休み」を先に条件として出し、合う会社からの打診を待つほうが、無理な条件で入って続かなくなるより確実です。

関連する資格

  • 大型自動車免許
  • 中型自動車免許
  • 準中型自動車免許
  • けん引免許
  • フォークリフト運転技能講習
  • 運行管理者(貨物)
  • 危険物取扱者

トラックドライバーの仕事の傾向

  • 現実的3.32
  • 慣習的3.03
  • 社会的3.00
  • 研究的2.60
  • 企業的2.51
  • 芸術的2.35

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

トラックドライバーに近い仕事

職業データの傾向がトラックドライバーに近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

トラックドライバーになるにはどの免許が必要ですか

車両の大きさで決まります。準中型は車両総重量7.5トン未満、中型は11トン未満、大型は11トン以上です。2017年3月以降に普通免許を取得した人は準中型が別区分になっています。免許取得を支援する運送会社が多くあります。

2024年問題でドライバーの収入は減りましたか

残業に依存していた収入構造は見直されました。一方で基本給や手当を引き上げる事業者が増え、ハローワークの求人賃金は月額29.5万円、前年度比0.7万円増と上昇しています。年収額ではなく基本給と手当の内訳で確認してください。

未経験・中高年からでも転職できますか

できます。平均年齢51.5歳、有効求人倍率2.94倍で、人手不足が続いています。免許取得支援制度を持つ会社も多くあります。ただし退職時の費用返還条項が付くことがあるため条件を確認してください。

長距離以外の働き方はありますか

あります。地場配送、ルート配送、定期便、荷役なしの運転専任など、拘束時間を抑えた求人があります。長距離より収入は下がりますが生活リズムを保てます。求人倍率2.94倍の環境では条件を指定して探せます。

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自分で探すか、声がかかるのを待つか

トラックドライバーの有効求人倍率は2.94倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。

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最終更新:2026-09-18