しごと大全 / 介護・福祉の仕事
社会福祉士の仕事内容と年収|相談援助という仕事の実際
別名:ソーシャルワーカー、相談援助職、生活相談員
社会福祉士は、生活に困難を抱える人の相談に応じ、制度やサービスにつなぐ国家資格職です。介護の現場職と違い身体介護はありませんが、有効求人倍率は1.16倍と、介護系のなかでは求人が限られます。
- 平均年収441.7万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率1.16倍
- 求人賃金(月額)24万円令和7年度
- 平均年齢46歳
- 就業者数53.3万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間161時間
社会福祉士はどんな仕事ですか
相談を受けて課題を整理し、使える制度やサービスを組み合わせ、関係機関と調整して支援につなぐ。これが相談援助(ソーシャルワーク)の中心です。
働く場所で対象が変わります。医療機関の医療ソーシャルワーカー(MSW)は入退院と療養の相談、地域包括支援センターは高齢者の総合相談、児童相談所は虐待や養育の問題、障害者支援施設は就労と生活、行政の福祉事務所は生活保護。
共通しているのは、本人だけでなく家族、医師、ケアマネジャー、行政、学校と多くの関係者のあいだに立つことです。調整の仕事だと考えてください。
1日の流れは職場によって違いますが、病院の医療ソーシャルワーカーなら、朝に入退院の予定と相談の依頼を確かめ、日中は患者や家族との面談、院内の会議への参加、退院先の施設やケアマネジャーとの電話での調整を進めます。面談の合間に記録を書き、関係機関に送る書類を整えます。
有効求人倍率1.16倍という位置づけ
ケアマネジャー6.13倍、施設介護員2.96倍、訪問介護員28.37倍と比べると、求人の出方は控えめです。相談員のポジションは1施設に数名で、現場職ほど枠がありません。
求人賃金は月額24万円。施設介護22.5万円、訪問介護24.5万円とほぼ同水準です。身体介護の負担がなくなるぶん収入が上がるとは限りません。
同じ相談職でも、老人福祉施設生活相談員は有効求人倍率7.95倍と大きく違います。施設の配置基準で置くことが求められるポジションであることが、理由の一つと考えられます。相談援助の仕事を探すなら、こちらも併せて見る価値があります。
求人を探すときは、「社会福祉士」という職種名だけでなく、「相談員」「医療ソーシャルワーカー」「支援員」などの名前でも探すと、見つかる求人の幅が広がります。資格が応募の必須条件か、あれば優遇かも、求人票で確かめておきたい点です。
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資格はどう取りますか
社会福祉士は国家試験に合格する必要があります。受験資格は、福祉系大学の卒業、短大+実務経験、一般大学卒業後の一般養成施設(1年以上)修了など、複数のルートがあります。
科目数が多く、範囲が広い試験です。合格率は年度によって大きく変わるため、最新の結果は厚生労働省や社会福祉振興・試験センターの発表で確かめてください。
社会福祉主事任用資格は、これとは別の任用資格で、大学で指定科目を履修していれば得られます。生活相談員の要件として使える自治体もあり、国家試験を経ずに相談職に入る入口になります。
働きながら資格を目指す場合は、自分がどの受験資格のルートに当てはまるかを、社会福祉振興・試験センターの案内で最初に確かめることが大切です。実務経験として数えられる仕事の種類が決まっているため、今の職場での経験が対象になるかどうかも確認しておくと、計画が立てやすくなります。
社会福祉士として働く職場を選ぶときの見方
病院、地域包括支援センター、障害福祉の事業所、行政の窓口など、社会福祉士が働く場所は幅広く、同じ資格でも身につく専門性が違います。高齢者、障害のある人、子ども、生活に困っている人のうち、どの分野の支援に関わりたいかを先に考えておくと、職場を絞り込みやすくなります。
一人の相談員が受け持つ件数は、仕事の負担を大きく左右します。面接では、担当するケースの数や、相談員が何人いるか、記録をつける時間が勤務時間内に確保されているかを聞いておくと、働き方を具体的に想像できます。
行政で働く場合は、公務員の採用試験を受ける形と、会計年度任用職員などの形で採用される形があります。雇用の期間や更新の扱いが違うため、募集の条件をよく読んでおくことが大切です。
どの職場でも、経験を積んだ後に、主任の相談員や管理者、ケアマネジャーなどへ進む道があります。経験に応じた役割の広がり方も、職場を比べる材料になります。
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この仕事の負担はどこにありますか
身体的な負担は介護の現場職より小さい一方、精神的な負担があります。解決できない事情を抱えた相談を受け続けること、制度の限界に直面すること、関係者のあいだで板挟みになること。
記録と書類の量も多く、面談以外の時間が事務作業に費やされます。
一方で、介護の現場から移ってくる人にとっては、腰や体力の問題から離れられる進路です。介護福祉士として実務経験を積み、社会福祉士や生活相談員に移るルートは一般的です。
負担を抱え込まないために、職場の上司や同僚に相談できる体制があるかどうかは、職場選びで確かめておきたい点です。事例を検討する会議や、外部の研修に参加できる機会があると、一人で判断に迷う場面が減ります。
関連する資格
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社会福祉士(ソーシャルワーカー)の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
社会福祉士(ソーシャルワーカー)に近い仕事
職業データの傾向が社会福祉士(ソーシャルワーカー)に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
老人福祉施設生活相談員施設の相談窓口。求人倍率7.95倍
介護支援専門員/ケアマネジャーケアプラン作成。求人倍率6.13倍
施設介護員現場での身体介護
医療ソーシャルワーカー病院での入退院支援
児童指導員児童福祉施設での支援
作業療法士(OT)生活の再建という点が共通
よくある質問
国家試験に合格する必要があります。受験資格は福祉系大学の卒業、短大+実務経験、一般大学卒業後の一般養成施設修了など複数のルートがあります。合格率は年度によって大きく変わるため、最新の結果は公式の発表で確かめてください。
有効求人倍率1.16倍で、ケアマネ6.13倍や施設介護2.96倍と比べると控えめです。相談員のポジションは1施設に数名で枠が限られます。老人福祉施設生活相談員は7.95倍と大きく違います。
求人賃金は社会福祉士24万円、施設介護22.5万円、訪問介護24.5万円とほぼ同水準です。身体介護の負担はなくなりますが、収入が大きく上がるとは限りません。
国家資格である社会福祉士とは別の任用資格で、大学で指定科目を履修していれば得られます。生活相談員の要件として使える場合があり、国家試験を経ずに相談職に入る入口になります。
社会福祉士(ソーシャルワーカー)の転職を進めるときに読むもの
社会福祉士(ソーシャルワーカー)の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「資格職の転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。
自分で探すか、声がかかるのを待つか
社会福祉士(ソーシャルワーカー)の有効求人倍率は1.16倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。
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