柔道整復師のイラスト

しごと大全 / 医療の仕事

柔道整復師の仕事内容と年収|接骨院と開業、求人倍率3.17倍の国家資格

別名:接骨師、整骨師

柔道整復師は、骨折・脱臼・打撲・捻挫などのけがに対して、手術をしない方法で施術を行う国家資格職です。接骨院・整骨院で働く人が多く、開業できる資格でもあります。平均年収454.2万円、有効求人倍率3.17倍です。

  • 平均年収454.2万円残業代・賞与を含む
  • 有効求人倍率3.17倍
  • 求人賃金(月額)27.8万円令和7年度
  • 平均年齢37.6歳
  • 就業者数11.8万人令和2年国勢調査
  • 月間労働時間159時間

柔道整復師はどんな仕事ですか

骨折や脱臼の整復、固定、打撲や捻挫の手当て、回復を助けるための運動指導などを行います。薬を使ったり手術をしたりすることはできません。

骨折と脱臼の施術は、応急手当の場合を除いて医師の同意が必要です。けがの状態を見極めて、必要なら医療機関の受診を勧めることも大切な仕事です。

働く場所は接骨院・整骨院のほか、整形外科のリハビリ部門、介護施設の機能訓練指導員、スポーツチームのトレーナーなどです。

施術の前には、いつ、どこで、どのようにけがをしたのかを丁寧に聞き取り、腫れや痛みの場所、動かせる範囲を確かめます。この見極めによって、自分で施術できるけがか、医療機関での検査が必要かを判断します。

有効求人倍率3.17倍の中身

求職者1人に対して求人が3.17件あります。接骨院・整骨院はチェーン展開する事業者も多く、求人を常に出しているところが少なくありません。

ハローワークの求人賃金は月額27.8万円です。施術件数や自費メニューの売上に応じた歩合がある職場もあり、同じ求人賃金でも給与の決まり方は職場ごとに異なります。

平均年収454.2万円は、近い職種をまとめた統計区分の値です。個人の接骨院の院長や開業者の収入は、この数字には表れにくい点に注意が必要です。

求人の多さは、勤務時間の長さとも関係しています。夕方以降に来院する患者が多いため、閉院が夜になる院では、勤務が遅い時間まで続きます。土曜や祝日に開けている院も多く、休日の数は求人票で確認しておきたい項目です。

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接骨院・整骨院で働く柔道整復師の1日

受付時間を午前と夕方に分けている院が多く、通勤や通学の前後に来院する患者に合わせて忙しい時間帯が2回あります。昼の時間は休憩や、院内の清掃、記録の整理、技術の練習にあてられることが一般的です。

患者が来院すると、問診と状態の確認をしたうえで、手技による施術や電気・温熱などの物理療法、テーピングや固定を組み合わせて行います。ほかのスタッフと分担しながら、1日に多くの患者を担当する院もあります。

閉院後は、施術の記録の確認や、保険の請求に関する書類の準備を行います。新人のうちは、先輩から固定や手技の指導を受ける時間がこの後に設けられている院もあります。

スポーツをする学生や部活動のけがの患者が多い院、高齢の患者の通院が中心の院など、地域や立地によって患者の層は大きく違います。どのようなけがを多く扱うかによって、身につく技術や説明の仕方も変わってきます。

健康保険が使える施術と使えない施術

柔道整復師の施術に健康保険が使えるのは、骨折・脱臼・打撲・捻挫などの急性のけがに限られます。慢性的な肩こりや疲労は対象外です。

保険の請求に関するルールは近年厳しく見直されており、請求の適正さが求められています。求人を比べる際には、保険と自費の施術の割合、請求の考え方も確認しておくとよいでしょう。

自費の施術を中心にする院も増えています。その場合は技術に加えて、説明や接客の力が収入に影響します。

保険で施術を受ける患者には、負傷の原因や部位を記録し、施術の経過を説明することが求められます。書類の作成や記録の管理は、施術と同じくらい大切な日々の仕事です。

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柔道整復師になるにはどうすればいいですか

3年制以上の養成校や大学で必要な課程を修め、国家試験に合格する必要があります。

資格取得後は、接骨院などで経験を積んでから開業する人が多い職種です。開業には施術所の届出が必要で、保険を取り扱うにはさらに一定の実務経験と研修が求められます。

介護施設の機能訓練指導員は、柔道整復師が就ける職種のひとつです。接骨院とは違い、日中の決まった時間に働ける職場が多くあります。

養成校では、解剖学や生理学などの基礎医学に加えて、固定や包帯の巻き方などの実技を学びます。柔道の実技も課程に含まれており、柔道の経験がなくても入学して学ぶことができます。

柔道整復師の求人を比べるときに確かめたいこと

給与については、固定給と歩合の割合、歩合の計算の基準が施術件数なのか自費メニューの売上なのかを確認します。同じ月給の表示でも、どの程度が保証された金額なのかで生活の見通しが変わります。

働き方については、1日に担当する患者のおおよその人数、勤務の開始と終了の時刻、昼休みの長さ、休診日を聞いておくと、実際の拘束時間がわかります。社会保険の加入状況も、事業所によって違いがあるため確かめておきたい点です。

将来の開業を考えている場合は、分院長や院長を任される仕組みがあるか、保険の請求や経営の実務を学べるかも判断材料になります。介護施設や整形外科への転職を考える人は、機能訓練やリハビリの補助の経験が積める職場かどうかを見ておくとよいでしょう。

見学ができる場合は、院内の雰囲気や施術の流れ、スタッフどうしの声のかけ方を実際に見ておくと、求人票だけではわからない働きやすさを判断しやすくなります。

関連する資格

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柔道整復師の仕事の傾向

  • 社会的4.08
  • 研究的3.57
  • 慣習的3.44
  • 現実的3.36
  • 企業的3.17
  • 芸術的2.65

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

柔道整復師に近い仕事

職業データの傾向が柔道整復師に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

柔道整復師の求人は多いですか

多い状態です。有効求人倍率は3.17倍で、接骨院・整骨院のチェーンを中心に求人が出ています。

柔道整復師は開業できますか

できます。施術所の届出を行えば開業できます。健康保険を取り扱うには、一定の実務経験と研修の受講が必要です。

柔道整復師の年収はどのくらいですか

統計上の平均年収は454.2万円、ハローワークの求人賃金は月額27.8万円です。歩合の有無や開業するかどうかで大きく変わります。

接骨院以外で働けますか

整形外科のリハビリ部門、介護施設の機能訓練指導員、スポーツ現場のトレーナーなどがあります。

柔道整復師の転職を進めるときに読むもの

柔道整復師の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「資格職の転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。

自分で探すか、声がかかるのを待つか

柔道整復師の有効求人倍率は3.17倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。

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