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送電線工事の仕事内容と年収|有効求人倍率12.42倍、鉄塔に登って電気の道を作る仕事
別名:送電線架線作業員、送電線工事作業員、送電線保守作業員、地中送電線敷設作業員
送電線工事は、発電所から変電所へ電気を送る高圧の送電線について、鉄塔を建て、電線を張り、点検して張り替える仕事です。平均年収628.1万円、求人賃金は月額28.8万円、有効求人倍率は12.42倍。求職者1人あたり12件を超える求人が出ており、人手不足の度合いが特に強い職種です。
- 平均年収628.1万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率12.42倍
- 求人賃金(月額)28.8万円令和7年度
- 平均年齢41.6歳
- 就業者数4.7万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間163時間
送電線工事はどんな作業をしますか
新設では、まず基礎を打ち、鉄塔の部材を現地に運び上げて組み立てます。山の中に建てる鉄塔も多く、索道やヘリコプターで資材を運ぶところから段取りが始まります。組立そのものは高さ数十メートルの上での作業です。
架線は、鉄塔の間に細いロープを渡し、それを手がかりに電線を引き延ばして、決められた張力とたるみに調整し、がいしと金具で固定する工程です。電線のたるみは気温と張力で変わるので、計算どおりに仕上げる精度が要ります。
保守では、鉄塔の塗装、がいしや金具の交換、古くなった電線の張り替え、点検を行います。都市部では地中の管路にケーブルを引き入れ、接続部を作る仕事もあります。電気を止めずに行う活線作業も、この職種の技術のひとつです。
有効求人倍率12.42倍はどう読めばいいですか
求職者1人に対して12件を超える求人がある状態です。ただしこの数字の母数はハローワークに出ている求人で、地域に根ざした工事会社の募集はハローワークに集まりやすいため、倍率が実態より大きく出やすい職種でもあります。
それでも人が足りていないことは確かです。就業者数は4.7万人と少なく、平均年齢は41.6歳。高度成長期に建てた送電設備が更新の時期を迎えていることと、再生可能エネルギーをつなぐための送電網の増強が重なっています。
平均年収628.1万円は残業代と賞与を含む値で、高所作業や宿泊を伴う工事の手当が上乗せされた結果です。求人賃金は月額28.8万円なので、求人票では基本給と各種手当の内訳を分けて確認してください。
未経験から送電線工事に入れますか
入れます。多くの会社が未経験者を採用し、必要な資格や講習は入社後に会社の負担で受けさせる形をとっています。最初は地上で資材を準備したり、登る人を補助したりする役回りから始まります。
取ることになるのは、玉掛け、高所作業車の運転、クレーン・デリック運転士、足場の組立て等作業主任者といった労働安全衛生法にもとづく技能講習と、電気工事士や電気工事施工管理技士などの資格です。
高さ2メートル以上で作業床を設けられない場所では、フルハーネス型の墜落制止用器具を使い、そのための特別教育を受けてから作業にあたります。体力に加えて、高いところで落ち着いて手を動かせるかが向き不向きを分けます。
送電線工事はきついですか。将来性はありますか
屋外で、高所で、天候に左右される仕事です。山間部の現場では長期の宿泊出張になることもあります。月間労働時間163時間は極端に長い水準ではありませんが、天候で工程が押すと、そのあとに作業が集中します。
積み上げた資格と経験は立場に変わります。作業の責任者、そして施工管理へと進む道があり、現場の中核を担う人を示す登録送電線工事基幹技能者のような資格も用意されています。
設備の更新と再エネの接続で、工事量は当面続く見通しです。求人が多い職種ほど会社ごとの条件差が出るので、出張の頻度、手当の付き方、任される作業の範囲を並べて比べてから決めるとよいでしょう。
関連する資格
- 第一種電気工事士
- 第二種電気工事士
- 1級電気工事施工管理技士
- 2級電気工事施工管理技士
- 玉掛け技能講習
- 高所作業車運転技能講習
- 登録送電線工事基幹技能者
送電線工事の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
送電線工事に近い仕事
職業データの傾向が送電線工事に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
電気工事士建物の屋内配線が中心。送電線は屋外
電気技術者電力設備の設計や保安。現場作業とは別
発電所運転管理発電所の設備を監視して運転する仕事
土木施工管理技術者道路や橋の工事を現場で管理する仕事
建築施工管理技士建物の工事を現場で管理する仕事
太陽光発電の設計・施工発電設備側の設計と工事を担当する
よくある質問
入社の時点では不要な会社がほとんどです。働きながら玉掛けや高所作業車などの技能講習を受け、電気工事士や電気工事施工管理技士を取っていく流れが一般的です。
就けます。未経験採用を前提にしている会社が多く、資格の取得費用を会社が負担する例も目立ちます。最初は地上での資材の準備や補助作業から始まります。
job tag の平均年収は628.1万円で、残業代と賞与を含みます。ハローワークの求人賃金は月額28.8万円なので、高所作業や出張の手当がどれだけ乗るかで差が出ます。
高所と電気を扱うため、危険と隣り合わせの仕事です。そのぶん墜落制止用器具の特別教育や作業主任者の配置など、法令にもとづく安全の仕組みが細かく決められています。
送電線工事を考えている方によく読まれています
送電線工事の転職を進めるときに読むもの
送電線工事の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「資格職の転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。
自分で探すか、声がかかるのを待つか
送電線工事の有効求人倍率は12.42倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。
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