しごと大全 / 技術・技能の仕事
電気工事士の仕事内容と年収|第二種から始める資格の取り方
別名:電気工事作業員、屋内配線工事
電気工事士は、住宅やビル、工場の電気配線と設備の工事を行う国家資格職です。平均年収628.1万円、有効求人倍率は3.84倍。資格が業務独占になっているため、取った人だけが働ける構造が待遇を支えています。
- 平均年収628.1万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率3.84倍
- 求人賃金(月額)28.4万円令和7年度
- 平均年齢41.6歳
- 就業者数38.0万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間163時間
電気工事士はどんな仕事ですか
住宅なら、屋内配線、コンセントやスイッチの設置、分電盤の取り付け、照明器具やエアコンの設置。オール電化やEV充電設備の工事も増えています。ビルや工場では、受変電設備、動力設備、防災設備の工事と保守を担当します。
新築工事は図面にもとづいて建物の進捗に合わせて配線を進めます。リフォームや改修は既存設備を調べながら進めるため、応用力が要ります。保守は定期点検と故障対応です。
現場は屋内が中心ですが、天井裏や床下、高所での作業があります。夏冬の環境は厳しく、体力が必要な仕事です。
1日の流れの例を挙げると、朝に事務所や資材置き場で材料と工具を積み込み、現場で朝礼と作業の段取りを確認してから作業に入ります。夕方に片付けと翌日の準備をして帰社します。現場が遠い会社では、移動の時間が勤務時間に含まれるかどうかで、実際の拘束時間が変わってきます。
第一種と第二種はどう違いますか
第二種電気工事士は、一般住宅や小規模店舗(600ボルト以下で受電する設備)の工事ができます。受験資格に制限はなく、誰でも受けられます。筆記試験と技能試験があり、技能は実際に配線を組む実技です。
第一種電気工事士は、最大電力500キロワット未満の工場やビルの工事まで対応できます。試験合格後、所定の実務経験を経て免状が交付されます。
現場で最初に必要になるのは第二種です。未経験で入社し、会社の支援を受けながら第二種を取り、実務経験を積んで第一種に進むのが標準的な流れです。
第二種の技能試験では、決められた時間内に、公表された候補問題のなかから出題される配線を組み上げます。工具の扱いに慣れているかどうかで差が出るため、練習の回数がそのまま結果に表れやすい試験です。
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平均年収628.1万円をどう読むか
628.1万円は、残業代と賞与を含む平均です。システムエンジニア(Webサービス開発)の578.5万円、薬剤師の566.8万円を上回る水準です。
一方、求人賃金は月額28.4万円。この差は、経験年数による昇給幅の大きさと、残業・出張手当の存在を示しています。資格の等級が上がり、施工管理まで担当できるようになると収入が伸びる構造です。
需要も安定しています。建物がある限り電気設備の更新は発生し、太陽光発電、蓄電池、EV充電設備といった新しい工事も増えています。自動化しにくく、資格の裏づけがある職種です。
収入を伸ばす道は、第一種や施工管理の資格を取って大きな現場を任される方向と、技術を身につけて独立する方向に分かれます。独立する場合は、資格のほかに登録などの手続きや、仕事を受ける取引先の確保が必要になります。
未経験から転職できますか
できます。有効求人倍率3.84倍で人手が足りておらず、無資格・未経験で採用して資格取得を支援する会社が多くあります。
第二種電気工事士は独学でも取得可能ですが、技能試験には工具と練習用の材料が必要です。会社によっては受験費用や講習費を負担します。入社してから取るほうが金銭的な負担は軽くなります。
確認すべきは、資格取得支援の内容(費用負担と勤務時間中の受講可否)、現場の種類(新築・改修・保守)、残業と出張の実態です。平均年齢41.6歳で、30代からの未経験入職も一般的です。
面接では、入社から第二種の受験までのおおよその予定や、資格を取った後に任される作業の範囲を聞いておくと、数年後の働き方が見通しやすくなります。資格を取っても手当や担当が変わらない会社もあるため、取得後の扱いは具体的に確かめておきたい点です。
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電気工事士として入る会社はどこで見分けますか
電気工事の会社は、得意とする現場によって働き方が大きく違います。住宅の新築やリフォームが中心の会社は、1件あたりの工期が短く、1日に複数の現場を回ることがあります。ビルや工場の工事が中心の会社は、一つの現場に長く通い、ほかの業者と工程を合わせながら作業を進めます。
元請けとして工事を受けているか、ほかの会社から仕事を受ける立場かでも、休日の取り方や工期の厳しさが変わります。求人票に主な取引先や施工実績が書かれていれば、どの立場の会社かを判断する材料になります。
未経験で入る場合は、先輩と組んで作業する期間がどれくらいあるか、工具が支給されるか自分で買うのかも確かめておきたい点です。工具をそろえる費用は人によって負担に感じる額になることがあります。
高所や狭い場所での作業に向いているか、細かい作業を根気よく続けられるかは、向き不向きが分かれやすいところです。可能であれば職場見学をして、実際の現場の様子を見てから決めると、入社後の行き違いが少なくなります。
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電気工事士の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
電気工事士に近い仕事
職業データの傾向が電気工事士に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
- 配管工設備工事。現場が近い
- 建設・土木作業員現場作業全般
送電線工事高所作業。専門性が高い
- 型枠大工建築の躯体工事
自動車整備士機械と電装の整備
- 鉄道線路管理インフラの保守
よくある質問
平均年収628.1万円で、残業代と賞与を含む平均です。求人賃金は月額28.4万円。経験年数による昇給幅が大きく、資格の等級が上がり施工管理まで担当できると収入が伸びます。
受験資格に制限はありません。筆記試験と、実際に配線を組む技能試験があります。一般住宅や小規模店舗(600ボルト以下で受電する設備)の工事ができるようになります。
なれます。有効求人倍率3.84倍で人手が足りておらず、無資格・未経験で採用して資格取得を支援する会社が多くあります。平均年齢41.6歳で30代からの入職も一般的です。
建物がある限り電気設備の更新は発生し、太陽光発電、蓄電池、EV充電設備といった新しい工事も増えています。資格による業務独占があり、現場作業のため自動化しにくい職種です。
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