システムエンジニア(受託開発)のイラスト

しごと大全 / ITの仕事

システムエンジニア(受託開発)の仕事内容と年収|ITSSレベル別の実額

別名:SE、ソフトウェア開発技術者

受託開発のシステムエンジニアは、顧客企業から依頼を受けてシステムを設計・開発する仕事です。平均年収578.5万円、平均年齢37.1歳、有効求人倍率2.54倍。求人賃金は月額36.4万円と、全職種のなかでも高い水準にあります。

  • 平均年収578.5万円残業代・賞与を含む
  • 有効求人倍率2.54倍
  • 求人賃金(月額)36.4万円令和7年度
  • 平均年齢37.1歳
  • 就業者数39.0万人令和2年国勢調査
  • 月間労働時間159時間

受託開発のSEはどんな仕事ですか

顧客の業務を聞き取って要件を定義し、システムの構成と機能を設計し、開発を進め、テストして納品する。この一連の工程を担当します。自社サービスの開発と違い、発注元が別の会社にあるのが受託開発の特徴です。

実際の業務は工程で分かれます。上流は要件定義と基本設計で、顧客との打ち合わせが中心。下流は詳細設計、実装、テスト。会社によって、上流だけを担当するのか、実装まで一貫して行うのかが変わります。

顧客の業務知識が重要になる仕事です。金融、製造、流通、公共。どの業界のシステムを手がけてきたかが、転職時の評価に直結します。

ITSSレベル別の年収レンジは公表されています

厚生労働省が2023年度に実施した調査で、スキルレベル別の年収が公開されています。設計・構築の職種では、ITSSレベル1〜2が420〜620万円、レベル3が450〜700万円、レベル4が500〜780万円、レベル5以上が600〜950万円です(第一四分位から第三四分位の範囲)。

ソフトウェア開発スペシャリストでは、レベル1〜2が435〜600万円、レベル3が450〜695万円、レベル4が500〜750万円、レベル5以上が550〜866万円となっています。

このデータが有用なのは、転職時の年収交渉で根拠にできるからです。自分のスキルレベルに対して提示額が低い場合、公的な調査結果として示せます。IT業界の年収情報は求人サイトの自社データが多いなかで、公的調査は数少ない客観的な材料です。

広告

有効求人倍率2.54倍をどう活かすか

求職者1人に対して求人が2.54件ある状態です。求人賃金も月額36.4万円で、前年度から1.3万円上がっています。売り手市場が続いています。

この需給では、急いで決める必要はありません。受託開発は会社によって、担当工程、二次請け・三次請けの位置、常駐の有無、残業の実態が大きく違います。同じ「SE」という肩書きでも、上流を任される会社と、指示された実装だけを行う会社では、5年後のキャリアが変わります。

確認すべきは、直請けの比率、担当する工程、常駐か自社勤務か、使用する技術スタックです。目先の年収だけでなく、この4点も長期の収入に影響しやすい点です。

常駐の働き方では、契約の形も確かめておきたい点です。請負や準委任の契約で客先に常駐する場合、作業の指示は自社の責任者を通じて受けるのが原則で、客先の担当者から直接指示を受ける形は労働者派遣との区別が問題になります。面接では、現場での指示系統と、自社の上司と話せる頻度を聞いておくと安心です。

未経験から転職できますか

できますが、年齢と入口の選び方で難易度が変わります。20代であれば未経験可の求人が一定数あり、研修制度を持つ企業も多くあります。

30代以降の未経験は、前職の業務知識を活かせる領域を選ぶのが現実的です。経理経験があれば会計システム、製造業の経験があれば生産管理システム。業務を知っている人材は上流工程で価値が出ます。

資格では基本情報技術者が入口として機能します。必須ではありませんが、未経験者が基礎知識を持っていることを示す材料になります。実務では、ポートフォリオとして動くものを作っているかのほうが見られます。

広告

受託開発と自社開発はどちらを選ぶべきですか

受託開発は、多様な業界のシステムに関わるため業務知識の幅が広がります。納期と要件が契約で決まっているぶん、進め方は計画的です。一方で、技術選定は顧客の意向に左右され、自分で決められる範囲は狭くなります。

自社開発(Webサービス開発)は、技術選定の自由度が高く、プロダクトを継続して改善していく働き方になります。ただし事業の成否が働き方に直結します。

職業データ上、この2つは非常に近い職種として出ます。移動は現実的です。受託で業務知識を積んでから自社開発に移る、その逆もよくあるルートです。

受託開発のSEのプロジェクトはどこで忙しくなりますか

プロジェクトの始まりは、顧客との打ち合わせが続く要件定義です。顧客の業務の流れを聞き取り、何をシステムに任せるかを文書にまとめて合意を取ります。ここで決めきれなかったことが、後の工程の手戻りとして返ってくるため、確認の量が多い時期です。

設計と開発の時期は、自分たちのチームの中での作業が中心になり、進み具合の管理と仕様の問い合わせへの対応が日常の仕事になります。忙しさが増しやすいのは、テストで不具合がまとまって見つかる時期と、本番の稼働の直前です。システムの切り替えは業務への影響を抑えるため、夜間や休日に行うこともあります。

稼働のあとは、しばらく問い合わせや不具合への対応が続き、落ち着くと保守の契約に移るか、次のプロジェクトに移ります。1日の働き方は工程によって大きく変わるため、面接では、いま募集している案件がどの工程にあるのかを聞いておくと、入社直後の忙しさを想像しやすくなります。

関連する資格

PR Amazonのアソシエイトとして、JOBLINKAは適格販売により収入を得ています。

システムエンジニア(受託開発)の仕事の傾向

  • 現実的3.29
  • 社会的3.24
  • 企業的3.19
  • 研究的3.15
  • 慣習的2.98
  • 芸術的2.71

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

システムエンジニア(受託開発)に近い仕事

職業データの傾向がシステムエンジニア(受託開発)に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

システムエンジニアの年収はどのくらいですか

平均年収は578.5万円です。厚生労働省の調査によるスキルレベル別では、設計・構築でITSSレベル1〜2が420〜620万円、レベル3が450〜700万円、レベル4が500〜780万円、レベル5以上が600〜950万円の範囲です。

未経験からSEになれますか

20代であれば未経験可の求人が一定数あります。30代以降は、前職の業務知識を活かせる領域(経理経験なら会計システムなど)を選ぶのが現実的です。基本情報技術者が基礎知識の証明として機能します。

受託開発と自社開発はどちらがいいですか

受託開発は業務知識の幅が広がり進め方が計画的な一方、技術選定は顧客に左右されます。自社開発は技術選定の自由度が高い一方、事業の成否が働き方に直結します。職業データ上は近い職種で、相互の移動は現実的です。

SEの転職で確認すべきことは何ですか

直請けの比率、担当する工程(上流か実装か)、常駐か自社勤務か、使用する技術スタックの4点です。同じSEという肩書きでも会社によって中身が大きく違い、この4点が長期の収入に効きます。

システムエンジニア(受託開発)を考えている方によく読まれています

システムエンジニア(受託開発)の転職を進めるときに読むもの

システムエンジニア(受託開発)の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「市場価値」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。

自分で探すか、声がかかるのを待つか

システムエンジニア(受託開発)の有効求人倍率は2.54倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。

システムエンジニア(受託開発)の経験と希望を置いておくだけで、合う職場から声が届く転職サービスを準備しています。

求人を探し続けなくても、条件に合う企業から「話しませんか?」が届きます。
名前や勤務先は、あなたが「話したい」と返すまで企業に見えません。

LINEで先行登録する 登録は無料です。広告やセールスは一切送りません。ブロックすればいつでも解除できます。

最終更新: