医療事務は未経験・資格なしから始められる? 先に資格を取る・働きながら取る・資格なしで応募する、3つの道を比べる
医療事務には、働くために必ず必要な国家資格はありません。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)でも、民間の資格はあるものの、資格がなくても就くことができる仕事として紹介されています。
それでも「資格を取ってからでないと採用されないのでは」と迷う人は多いはずです。ここでは、未経験から始める道を先に資格を取る・働きながら取る・資格なしで応募するの3つに分けて比べます。自分が使える時間とお金を思い浮かべながら読んでください。
3つの道を比べる
| 先に資格を取る | 働きながら取る | 資格なしで応募する | |
|---|---|---|---|
| 働き始めるまで | 数か月かかることが多い | すぐ応募できる | すぐ応募できる |
| 費用 | 講座や受験の費用がかかる | かかるが、職場の補助がある場合も | かからない |
| 応募できる求人 | 「資格保有者歓迎」の求人にも出しやすい | 「未経験可」の求人から | 「未経験可」「資格不問」の求人から |
| 向いている人 | 今は働いておらず、勉強の時間を取れる人 | 早く働き始めたい人 | 今の仕事と並行して転職先を探す人 |
どれが正しいということはありません。応募したい地域の求人を見て、資格が「必須」か「歓迎」かを数えてから決めても遅くありません。
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医療事務の仕事は、何から覚えるのか?
主な仕事は、受付、会計、そして診療報酬の請求(レセプト)です。医療機関は、患者が窓口で払う分以外の医療費を、月ごとにまとめて審査支払機関に請求します。この請求の仕組みを知っていると、仕事の流れがつかみやすくなります。
未経験で入ると、多くの場合は受付や会計から始め、慣れてから請求の業務を覚えていきます。

先に資格を取る道は、どんな人に合うのか?
今は働いておらず、数か月の勉強時間を取れる人です。資格の勉強で、保険証の種類や点数の数え方といった基本を先に知っておけるので、入ってからの不安が少なくなります。
ただ、資格を持っていても、採用では人と話す仕事への向き合い方や、勤務できる時間帯も見られます。資格だけで決まるわけではない点は覚えておきましょう。
働きながら取る道と、資格なしで応募する道
早く働き始めたい人は、「未経験可」の求人から始めて、仕事に慣れてから資格を取る道があります。現場で見たことが試験の内容と結びつくので、覚えやすいという面もあります。
資格なしで応募するときは、求人票の次の点を確かめましょう。
- 「未経験可」のあとに、研修やマニュアルについて書かれているか
- 受付だけか、会計や請求まで担当するのか
- 月末から月初めの請求の時期に、残業があるか
面接での答え方は「なぜ医療事務を?」にどう答えるかに、未経験向けの文例があります。
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今日やるとしたら
住んでいる地域で医療事務の求人を10件開き、資格が「必須」「歓迎」「不問」のどれかを数えてください。
数えた結果で、3つの道のどれから始めるかが決まります。
よくある質問
- 医療事務は、資格がないと働けませんか?
- 医療事務には、働くために必ず必要な国家資格はありません。民間の資格はいくつかあり、求人によっては「資格保有者歓迎」としていることがあります。応募したい求人で資格が必須か歓迎かを確かめてから、取るかどうかを決めても遅くありません。
- 未経験の医療事務は、病院とクリニックのどちらが始めやすいですか?
- 一概には言えません。病院は担当が分かれていて一つの業務から覚えやすい一方、クリニックは受付から会計まで少人数で幅広く担当することが多くなります。どちらでも、入ってからの教え方を面接で聞いておくと安心です。
- 医療事務の仕事で、ずっと勉強が必要なことはありますか?
- 診療報酬の点数や請求のルールは定期的に改定されるため、働き始めてからも新しいルールを覚える場面があります。職場で改定の勉強会や資料の共有があるかも、働きやすさに関わります。
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