面接の最後の「何か質問はありますか」。採用担当者に伝わる逆質問と、控えたほうがいい逆質問を並べて比べる
面接の終わりに「何か質問はありますか」と聞かれて、とっさに「特にありません」と答えてしまう。あるいは、用意していた質問がすでに説明されていて困る。よくある場面です。
逆質問は、応募者が会社を確かめる時間であると同時に、採用担当者にとっては応募者がどこまで仕事を具体的に考えているかが見える時間でもあります。ここでは、伝わる逆質問と控えたい逆質問を並べて比べます。
採用担当者は、逆質問で何を見ているのか?
採用担当者が逆質問から読み取ろうとするのは、主に次の3つです。
- 仕事への理解:求人票や説明を踏まえて、その先を聞いているか
- 入社後の姿:自分が働く場面を想像して質問しているか
- 合わない点の確認:お互いにとってのミスマッチを減らそうとしているか
逆質問だけで合否が決まることは少ないですが、面接全体の印象の締めくくりになります。「この人は入社後のことを考えている」と思ってもらえれば十分です。
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伝わる逆質問と、控えたい逆質問を並べる
| 聞きたいこと | 伝わりやすい聞き方 | 控えたい聞き方 |
|---|---|---|
| 仕事内容 | 「入社して最初の3か月で任される仕事は、どんな内容ですか」 | 「どんな仕事をするんですか」 |
| 求められること | 「このポジションで活躍している方に共通していることはありますか」 | 「私は受かりそうですか」 |
| チーム | 「配属先は何人のチームで、どなたに相談しながら進めることが多いですか」 | 「人間関係はいいですか」 |
| 会社の方向 | 「説明にあった新規事業では、この部署はどう関わりますか」 | 「御社の強みは何ですか」 |
| 条件 | 「繁忙期の働き方を知りたいのですが、残業が多くなる時期はありますか」 | 「残業はありますか。有給は取れますか」(それだけを続けて聞く) |
控えたい聞き方の多くは、調べれば分かることか、答えにくい聞き方になっているものです。
給与や休みのことは、聞いてはいけないのか?
聞いてはいけないわけではありません。働き方が合わないまま入社するほうが、双方にとって損になります。
気をつけたいのは、段階と言い方です。
- 一次面接では仕事内容を中心にし、条件は最終面接や内定後の面談で確かめる
- 「子どもの迎えがあるため、繁忙期の働き方を知りたい」など、理由を一言添える
- 数字を聞くときは「目安で構いません」と、答えやすくしておく
内定後の年収の話は内定後に年収交渉はできるのかで詳しくまとめています。

面接の段階ごとに、聞く相手を変える
同じ質問でも、相手によって答えやすさが変わります。
- 人事担当者:入社までの流れ、研修、評価の仕組み
- 現場の上司・担当者:1日の流れ、チームの分担、最初に任される仕事
- 役員・社長:会社のこれから、部署に期待していること
現場の人に会社の長期計画を聞いても答えにくく、役員に細かい手順を聞いても的外れになりがちです。面接官の立場を見て、質問を選び替えます。
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「特にありません」で終えてもよいか?
面接の中で疑問が解消されたなら、無理に質問を作る必要はありません。ただし、そのまま「特にありません」と言うより、
「〇〇の進め方について詳しく伺えたので、いまは大丈夫です。ありがとうございました」
と、何が分かったかを添えると、話をよく聞いていたことが伝わります。
今日やるとしたら
応募中の求人票を開き、「入社して最初の3か月で任される仕事」について、自分なりの予想を一行書いてください。
その予想を確かめる形にすると、そのまま逆質問として使えます。
よくある質問
- 逆質問は何個くらい用意すればいいですか?
- 面接中に答えが出てしまうこともあるので、3〜5個用意しておき、実際に聞くのは1〜2個が目安です。時間が押しているときは、1つに絞って聞きます。
- 給与や残業について逆質問で聞くと、印象が悪くなりますか?
- 聞くこと自体が問題になるわけではありません。一次面接では仕事内容を中心にし、条件は後の面接や内定後の面談で聞くなど、段階を選ぶと角が立ちにくくなります。働き方を確かめたい理由を一言添えると、意図が伝わります。
- 「特にありません」と答えてもいいですか?
- 面接の中で疑問が解消された場合は、「〇〇について詳しく伺えたので、いまは大丈夫です」と、何が分かったかを添えれば問題ありません。ただ、何も聞かないと関心が薄いと受け取られることもあるので、1つは用意しておくと安心です。
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