内定の返事は、何日まで待ってもらえるのか? 企業側の事情と、保留をお願いするときの伝え方
金曜日の夕方に内定の電話があり、「来週の水曜日までにお返事をいただけますか」と言われた。一方で、第一志望の会社の最終面接は翌週の金曜日。転職活動では、こうした日程のずれがよく起こります。
この記事では、企業がなぜ返事の期限を切るのかを採用担当者の側から説明し、どうお願いすれば待ってもらいやすいかを整理します。
返事の期限は、だれがどう決めているのか
内定の返事の期限について、法律で日数が決まっているわけではありません。企業が自分たちの都合で決めています。
採用担当者が期限を切る主な理由は、次の2つです。
- 次の候補者を待たせている:辞退されたら次点の人に連絡したいが、その人もいつまでも待ってくれるわけではない
- 採用の計画がある:配属先の受け入れ準備や、入社日から逆算した手続きがある
つまり、期限の延長が難しいかどうかは、企業の状況しだいです。
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企業の状況によって、待てる日数は変わる
| 企業の状況 | 待ってもらいやすさ | 理由 |
|---|---|---|
| 欠員の補充で急いでいる | 短くなりやすい | 早く現場に入ってほしい |
| 増員・通年で採用している | 比較的待ってもらいやすい | 次の候補者を探しながら待てる |
| 紹介会社を通している | 担当者を通じて交渉しやすい | 間に入って調整してくれる |
| 候補者が複数いる | 短くなりやすい | 次点の人を待たせている |
どれも傾向で、実際は企業ごとに違います。紹介会社を通している場合は、まず担当者に事情を話すのが早道です。
保留をお願いするときは、何を伝えればよいか?
採用担当者がいちばん困るのは、いつ返事が来るのか分からない状態です。理由と日付をはっきり伝えます。
内定のご連絡をありがとうございます。大変ありがたく思っております。現在、ほかに1社選考が進んでおり、その結果が〇月〇日に出る予定です。誠に勝手ながら、〇月〇日(〇)までお返事をお待ちいただくことは可能でしょうか。
延ばしてもらうのは、他社の結果が出る日の1〜2日後までにとどめるのが現実的です。社名まで伝える必要はありません。
返事の前に、書面で確かめておくこと
労働基準法では、会社は労働契約を結ぶときに、賃金や労働時間などの労働条件を示さなければならないと定めています。2024年4月からは、仕事内容や勤務地の変更の範囲も示す事項に加わりました。
電話で聞いた金額と書面の金額が違う、固定残業代が含まれていた、ということもあります。承諾する前に、労働条件通知書などの書面を受け取って確かめてください。年収の交渉をしたい場合は、内定後に年収交渉はできるのかも参考になります。

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承諾したあとに、辞退したくなったら?
一般に、入社前の辞退も可能と考えられています。期間の定めのない雇用であれば、民法では申し入れから2週間で雇用が終わるとされています。
ただ、承諾を受けた企業は、ほかの候補者に断りの連絡を入れていることが多いです。辞退を決めたら、その日のうちに電話で伝えるのが誠実です。
今日やるとしたら
内定の返事の期限と、ほかの会社の選考日程を、1行ずつ書き出してみてください。
何日延ばしてもらえば足りるのかが分かれば、お願いする日付も決まります。
よくある質問
- 内定の返事は、一般的に何日くらい待ってもらえますか?
- 法律で決まった日数はなく、企業によって違います。欠員の補充で急いでいる企業は短く、通年で採用している企業は比較的待ってくれることがあります。期限の延長をお願いするときは、いつまでに返事ができるかを具体的な日付で伝えてください。
- 他社の選考結果を待っていると正直に伝えてもよいですか?
- 伝えて構いません。採用担当者にとっては、理由が分からないまま待つより、いつ返事が来るかが分かるほうが予定を立てやすいからです。社名まで言う必要はありません。
- 内定を承諾したあとに辞退することはできますか?
- 一般に、入社前の辞退も可能と考えられています。期間の定めのない雇用であれば、民法では申し入れから2週間で雇用が終わるとされています。ただ、企業は採用活動を止めていることが多いので、決めた時点ですぐに、電話などで直接伝えるのが誠実です。
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