運用・管理(IT)のイラスト

しごと大全 / ITの仕事

インフラエンジニア(IT運用)の仕事内容と年収|未経験の入口として

別名:インフラエンジニア、サーバー管理者、運用監視オペレーター

IT運用・管理は、サーバやネットワークを構築し、動き続ける状態を保つ仕事です。平均年収609.8万円と高い水準にあり、未経験からIT業界に入る入口としても機能します。ただし、入った位置によってその後が大きく変わります。

  • 平均年収609.8万円残業代・賞与を含む
  • 有効求人倍率2.2倍
  • 求人賃金(月額)31.8万円令和7年度
  • 平均年齢42.2歳
  • 就業者数20.7万人令和2年国勢調査
  • 月間労働時間160時間

IT運用にはどんな層がありますか

大きく3つに分かれます。監視オペレーターは、アラートを受けて手順書どおりに一次対応する役割。運用担当は、障害の切り分けと復旧、定期作業、変更管理。構築担当(インフラエンジニア)は、サーバ・ネットワーク・クラウド環境の設計と構築です。

未経験の求人の多くは監視オペレーターです。24時間365日のシフト勤務で、夜勤があります。手順書に沿った対応が中心なので、技術の伸びは環境次第です。

平均年収609.8万円という数字は、構築担当や上位の運用担当を含む平均です。監視オペレーターの実収入とは差があります。

IT運用・管理の勤務と障害対応はどう進みますか

監視の現場では、日勤と夜勤を組み合わせた交替制が多く、勤務の始まりに前の担当から、発生中のアラートや予定されている作業を引き継ぎます。勤務中は監視の画面を見ながら、決められた時刻のバックアップの確認やジョブの実行結果の点検を行います。

障害が起きると、まず影響の範囲を確かめ、手順書に沿って再起動などの一次対応をし、解決しなければ担当のエンジニアや顧客に連絡します。いつ何が起き、誰に何を伝えたかを時刻とともに記録することが、後の原因調査の材料になります。

運用担当になると、OSやソフトウェアの更新、設定の変更、利用者のアカウント管理といった定期の作業が加わります。サービスへの影響を避けるため、こうした作業は利用の少ない夜間や休日に行うことがあります。

広告

未経験から入る場合に気をつけることは

監視オペレーターから入ること自体は悪くありません。問題は、そこから先に進める環境かどうかです。

確認すべきは3つ。手順書の対応だけでなく障害の切り分けまで任されるか、構築案件への異動ルートがあるか、資格取得の支援があるか。この3つが揃っていない現場では、数年たっても監視から出られないことがあります。

自分で動かせる範囲を作るのも有効です。クラウド(AWS、Azure)は個人でも小規模に触れるため、実際に構築してみた経験は説明材料になります。

応募する前に、その会社が自社でシステムを持つ事業会社なのか、顧客のシステムを預かる運用の受託会社なのかも見ておくとよいでしょう。受託会社では複数の顧客の環境に触れられる一方、常駐先によって任される範囲が変わります。

どんな資格が効きますか

基礎としては基本情報技術者、ネットワークならCCNA、Linuxの運用ならLPIC/LinuC、サービス管理の考え方ならITILファンデーション。いずれも未経験〜若手の段階で評価されます。

クラウドへの移行が進んでいるため、AWS認定(ソリューションアーキテクト アソシエイトなど)の需要が高まっています。オンプレミスの経験だけで止まると、選択肢が狭くなる方向です。

上位ではネットワークスペシャリスト、情報処理安全確保支援士といった国家資格が評価されます。

資格の勉強は、職場で触れている技術から始めると身につきやすくなります。たとえばネットワーク機器の監視をしているならCCNA、Linuxのサーバを扱っているならLinuC/LPICというように、日々の作業と試験の範囲を結びつけると、理解した内容をすぐ現場で確かめられます。

広告

監視から構築の仕事へ進むには何を積み上げればいいですか

監視や運用の仕事で、なぜそのアラートが出たのか、手順書の対応で何が直ったのかを自分で調べる習慣をつけると、障害の切り分けを任される段階に進みやすくなります。分かったことを手順書の改善として提案できれば、担当範囲を広げる材料になります。

繰り返しの作業をスクリプトで自動化した経験は、構築や自動化の仕事に移るときの具体的な実績になります。シェルやPythonなどで、手作業で行っていた確認を自動にした例を説明できるようにしておくとよいでしょう。

転職の面接では、扱ったOSやネットワーク機器、クラウドのサービス、監視のツールの名前と、自分がどこまで担当したかを具体的に聞かれます。担当したシステムの規模や、関わった障害対応の中身を整理しておくと、経験の深さが伝わります。

向いているのは、決められた手順を正確に守りつつ、いつもと違う動きに気づいて原因を追いかけられる人です。夜勤を含むシフトが続く現場もあるため、生活のリズムを保てるかどうかも考えておきたい点です。

この職種の将来性はどうですか

サーバを物理的に管理する仕事は減っています。クラウド移行により、ハードウェアの保守から、クラウド環境の設計・自動化・コスト管理へと重心が移りました。

監視業務も、自動化とAIによる異常検知で圧縮が進んでいます。手順書どおりの一次対応は、置き換えが最も進みやすい領域です。

一方で、クラウドの設計、セキュリティ、SRE(信頼性エンジニアリング)の需要は伸びています。求人賃金31.8万円、求人倍率2.2倍という数字は、この領域の需要を反映しています。運用の経験を、自動化とクラウドの方向に伸ばせるかが分かれ目です。

関連する資格

PR Amazonのアソシエイトとして、JOBLINKAは適格販売により収入を得ています。

運用・管理(IT)の仕事の傾向

  • 現実的3.60
  • 研究的3.32
  • 慣習的3.15
  • 企業的2.90
  • 社会的2.82
  • 芸術的2.63

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

運用・管理(IT)に近い仕事

職業データの傾向が運用・管理(IT)に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

未経験からインフラエンジニアになれますか

なれます。未経験求人の多くは監視オペレーターで、24時間365日のシフト勤務です。問題はそこから先に進める環境かどうかで、障害の切り分けまで任されるか、構築案件への異動ルートがあるかを確認してください。

IT運用の年収はどのくらいですか

平均年収609.8万円、求人賃金は月額31.8万円です。ただし平均年収は構築担当や上位の運用担当を含む値で、監視オペレーターの実収入とは差があります。

インフラエンジニアに有利な資格は何ですか

基本情報技術者、CCNA、LinuC/LPIC、ITILファンデーションが基礎です。クラウド移行が進んでいるため、AWS認定の需要が高まっています。上位ではネットワークスペシャリストや情報処理安全確保支援士が評価されます。

IT運用の仕事はなくなりますか

手順書どおりの一次対応は自動化とAIによる異常検知で圧縮が進んでいます。一方でクラウドの設計、セキュリティ、SREの需要は伸びており、運用経験を自動化とクラウドの方向に伸ばせるかが分かれ目です。

運用・管理(IT)を考えている方によく読まれています

運用・管理(IT)の転職を進めるときに読むもの

運用・管理(IT)の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「市場価値」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。

自分で探すか、声がかかるのを待つか

運用・管理(IT)の有効求人倍率は2.2倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。

運用・管理(IT)の経験と希望を置いておくだけで、合う職場から声が届く転職サービスを準備しています。

求人を探し続けなくても、条件に合う企業から「話しませんか?」が届きます。
名前や勤務先は、あなたが「話したい」と返すまで企業に見えません。

LINEで先行登録する 登録は無料です。広告やセールスは一切送りません。ブロックすればいつでも解除できます。

最終更新: