システムエンジニア(Webサービス開発)のイラスト

しごと大全 / ITの仕事

Web系エンジニアの仕事内容と年収|受託開発との違い

別名:Web系エンジニア、自社開発エンジニア

Webサービス開発のエンジニアは、自社のWebサービスを設計・開発し、公開後も改善を続ける仕事です。受託開発と同じ統計区分ですが、働き方と求められる力はかなり違います。その違いを整理します。

  • 平均年収578.5万円残業代・賞与を含む
  • 有効求人倍率2.54倍
  • 求人賃金(月額)36.4万円令和7年度
  • 平均年齢37.1歳
  • 就業者数39.0万人令和2年国勢調査
  • 月間労働時間159時間

受託開発と何が違いますか

受託開発は、顧客から依頼を受けて納品するまでが仕事です。要件と納期が契約で決まっており、完成したら次の案件に移ります。

Webサービス開発は、作ったものを自分たちで運用し続けます。リリースは終わりではなく始まりで、利用状況を見て改善を繰り返します。技術選定の自由度が高い代わりに、選んだ結果を自分たちで引き受けます。

職業データでも差が出ます。Webサービス開発は6つの興味領域がいずれも3前後で均等に高く、受託開発より「現実的」がやや低い。特定の型にはまらない、幅の広さが求められる職種です。

評価のされ方も違います。受託開発では納期と品質を守ったかが中心ですが、Webサービス開発では、作った機能が使われたか、問い合わせや障害が減ったかといった、公開後の結果で振り返る場面が多くなります。

求められる範囲はどこまでですか

フロントエンド(画面)、バックエンド(サーバ・API)、データベース、インフラ(クラウド)、監視と運用。会社の規模が小さいほど、1人が担当する範囲が広くなります。

近年は、クラウド(AWS、GCP)とCI/CD、コンテナ(Docker、Kubernetes)の知識が前提になりつつあります。インフラを専門部署に任せられる環境は、大企業以外では少なくなりました。

加えて、プロダクトの数字を見る力が求められます。何を作るかを決める場に参加するため、利用データを読んで優先順位を判断する場面が出てきます。

チームの組み方も会社によって異なります。プロダクトマネージャ、デザイナー、エンジニアが一つのチームで機能単位に動く会社もあれば、フロントエンドとバックエンドで部署が分かれている会社もあります。面接で体制図を聞くと、担当範囲を想像しやすくなります。

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Webサービス開発エンジニアの1日と、リリースまでの流れ

朝に短い打ち合わせで進み具合と困りごとを共有し、日中は実装とコードレビュー、午後に仕様の相談や設計の打ち合わせ、という流れがよく見られます。数週間ごとに区切って計画と振り返りを行う進め方をとる会社も多くあります。

機能は、仕様を決めて設計し、実装してテストを書き、レビューを受けてから本番に出します。自動テストと自動デプロイの仕組みが整っている会社では、小さな変更を頻繁にリリースできます。

公開後は、エラーの監視や利用状況のデータを見て、問題があればすぐに直します。障害の当番が回ってくる会社もあるため、夜間や休日の対応ルールは確認しておきたい点です。

受託からWeb系に移れますか

移れます。職業データ上、受託開発とWebサービス開発は最も近い職種として出ます。実際、受託で経験を積んでから自社開発に移るのは一般的なルートです。

評価されるのは、設計を自分で考えた経験と、使っている技術です。指示された実装だけを担当していた場合、そこを埋める必要があります。個人開発でもいいので、自分で設計してデプロイし、運用した経験を作っておくと通りやすくなります。

求人賃金は月額36.4万円で、前年度から1.3万円上昇。求人倍率2.54倍と、IT職種のなかでは最も求人が出ています(プログラマー0.98倍、Webデザイナー0.11倍)。

応募書類では、担当した機能、使った技術、自分で決めたこと、結果どうなったか、を分けて書くと伝わりやすくなります。個人開発の成果物を出す場合は、ソースコードの公開場所と、動いている画面を確かめられる場所を添えておくと親切です。

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この職種の注意点はどこですか

事業の成否が働き方に直結します。サービスが伸びていれば投資が続きますが、縮小すれば開発チームも縮みます。受託開発のように案件が切り替わる形ではありません。

また、「自社開発」を名乗っていても実態が客先常駐という求人があります。求人票の職種名ではなく、勤務地、担当プロダクト、開発体制を確認してください。

技術の更新も早く、学び続ける前提の職種です。会社が学習時間や書籍・カンファレンス費用を支援しているかは、長く働くうえで実質的な差になります。

面接では、開発チームの人数、リリースの頻度、障害が起きたときの当番体制、コードレビューの進め方を質問しておくと、入社後の働き方と自分の希望が合っているかを判断しやすくなります。

自社のWebサービス開発に向いている人と、キャリアの分かれ道

利用者の反応を見て作り直すことを楽しめる人、決まった仕様がなくても自分で問いを立てられる人に向いています。逆に、仕様がはっきり決まってから作りたい人には、方針が途中で変わることが負担になる場合があります。

経験を積んだあとは、特定の技術を深めるスペシャリスト、チームをまとめるエンジニアリングマネージャ、何を作るかを決めるプロダクトマネージャなどに分かれていきます。

どの道に進む場合でも、技術の判断を言葉で説明する力が求められます。設計の意図を文章に残す習慣は、チームの規模が大きくなるほど評価されやすくなります。

関連する資格

PR Amazonのアソシエイトとして、JOBLINKAは適格販売により収入を得ています。

システムエンジニア(Webサービス開発)の仕事の傾向

  • 現実的3.24
  • 研究的3.24
  • 社会的3.13
  • 企業的3.10
  • 慣習的3.00
  • 芸術的2.82

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

システムエンジニア(Webサービス開発)に近い仕事

職業データの傾向がシステムエンジニア(Webサービス開発)に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

受託開発とWeb系はどちらがいいですか

受託は要件と納期が契約で決まり業務知識の幅が広がります。Web系は作ったものを運用し続け、技術選定の自由度が高い代わりに事業の成否が働き方に直結します。職業データ上は最も近い職種で相互の移動は現実的です。

受託開発からWeb系に転職できますか

できます。評価されるのは設計を自分で考えた経験と使用技術です。指示された実装だけを担当していた場合は、個人開発でも自分で設計してデプロイし運用した経験を作っておくと通りやすくなります。

Web系エンジニアの年収はどのくらいですか

平均年収578.5万円、求人賃金は月額36.4万円で前年度から1.3万円上昇しています。求人倍率2.54倍とIT職種のなかでは最も求人が出ています。

自社開発の求人で気をつけることは何ですか

「自社開発」を名乗っていても実態が客先常駐という求人があります。職種名ではなく、勤務地、担当プロダクト、開発体制を確認してください。

システムエンジニア(Webサービス開発)を考えている方によく読まれています

システムエンジニア(Webサービス開発)の転職を進めるときに読むもの

システムエンジニア(Webサービス開発)の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「市場価値」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。

自分で探すか、声がかかるのを待つか

システムエンジニア(Webサービス開発)の有効求人倍率は2.54倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。

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