しごと大全 / 技術・技能の仕事
自動車技術者の仕事内容と年収|平均年収725.4万円、求人倍率2.23倍の設計職
別名:自動車設計技術者、自動車生産技術者、自動車部品設計技術者
自動車技術者は、車体、動力や駆動の装置、電装品といった自動車の構成要素を設計し、試験を重ねて量産できる形に仕上げる仕事です。平均年収は725.4万円、有効求人倍率は2.23倍、ハローワークの求人賃金は月額30.6万円。設計だけでなく、工場で作れるようにする生産技術も含む職種です。
- 平均年収725.4万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率2.23倍
- 求人賃金(月額)30.6万円令和7年度
- 平均年齢41.4歳
- 就業者数13.7万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間160時間
自動車技術者はどんな仕事をしていますか
担当する部位ごとに分かれて設計を進めます。車体の骨格、内装や外装の部品、動力と駆動の装置、ブレーキやサスペンション、電装と制御など、1台の車は多くの専門に分かれています。
図面を引くだけでは終わりません。強度や振動、衝突したときの安全性、燃費や電費を計算と試験で確かめ、法規や社内の基準を満たすまで設計を直します。試作した車を走らせて確認する工程もあります。
生産技術の担当は、決まった設計を工場で安定して作れるようにします。加工や組み立ての方法、治具や設備の選定、作業の手順づくりを行い、量産が始まってからの不具合にも対応します。
平均年収725.4万円と求人倍率2.23倍をどう見ればいいですか
725.4万円は残業代と賞与を含んだ額です。完成車のメーカーと部品のメーカー、さらに設計の受託を行う会社とで水準に差があり、同じ職種でも会社の位置づけによって収入は変わります。
有効求人倍率2.23倍は、求職者1人に対して2件以上の求人がある状態です。経験がある人にとっては複数の会社を比べて選べる需給で、急いで1社に決めずに条件を並べて検討する余地があります。
ハローワークの求人賃金は月額30.6万円です。この職種は求人票の基本給に加えて、残業の実態、賞与の月数、転勤や出張の頻度まで確かめないと、年収の見当がつきにくくなります。
自動車技術者になるにはどうすればいいですか
機械や電気、電子、情報の分野を学んだ人が新卒で入るのが基本の道です。転職では、自動車以外の機械設計や電子機器の開発から移る人も少なくありません。自動車以外の完成品を作るメーカーから移ってくる人もいます。
選考では、担当した部品の種類、設計の工程のどこを受け持ったか、使った解析や設計の道具が問われます。量産まで見届けた経験があるかどうかも、評価が分かれる点です。
設計の道具に関する資格としてCAD利用技術者試験があり、機械の分野の知識を示すものとして機械設計技術者試験や技術士の機械部門があります。いずれも必須ではありません。
電動化で自動車技術者の仕事はどう変わりますか
電気で走る車の比率が世界的に高まるなか、電池、モーター、電力を制御する装置の技術者が求められています。エンジンや変速機を長く担当してきた人ほど、領域の移し替えを考える場面が増えています。
同時に、車に載るソフトウェアの比重が大きくなっています。制御のソフト、通信、セキュリティなど、従来の機械設計とは別の技能を持つ人の採用が広がっています。採用の対象が、機械系を学んだ人に限られなくなってきています。
部品の点数が減る領域がある一方で、車体、安全、快適さに関わる設計がなくなるわけではありません。自分の専門が何に置き換わりうるのかを見極め、次に広げる領域を選んでおく価値があります。
関連する資格
- CAD利用技術者1級
- CAD利用技術者2級
- 機械設計技術者試験
- 技術士(機械部門)
自動車技術者の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
自動車技術者に近い仕事
職業データの傾向が自動車技術者に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
機械設計技術者自動車以外の機械も幅広く設計する
自動運転開発エンジニア(自動車)走行の判断をソフトウェアで作る
電子機器技術者車に載る電子部品や基板を開発する
自動車整備士完成した車を点検し修理する国家資格
生産・品質管理技術者量産の品質と工程を現場で管理する
航空機開発エンジニア(ジェットエンジン)同じ機械系で安全の規制がより厳しい
よくある質問
必須の資格はありません。CAD利用技術者試験や機械設計技術者試験、技術士の機械部門は知識を示す材料になりますが、採用では担当した部品と工程の経験が重視されます。
まったくの未経験では難しい職種です。機械設計や電子機器の開発など、隣接する分野で設計の経験を積んでから移るのが現実的なルートです。
job tag の平均年収は725.4万円で、残業代と賞与を含みます。ハローワークの求人賃金は月額30.6万円で、完成車メーカーと部品メーカーでは水準に差があります。
有効求人倍率は2.23倍で、人手が足りない状態が続いています。電動化とソフトウェアの比重の高まりで求められる技術は変わりつつあり、領域を広げられるかが分かれ目になります。
自動車技術者を考えている方によく読まれています
自動車技術者の転職を進めるときに読むもの
自動車技術者の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「資格職の転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。
自分で探すか、声がかかるのを待つか
自動車技術者の有効求人倍率は2.23倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。
JobLinkaは、探さずに待つ転職サービスです。いま先行登録を受け付けています。
公開時は、登録が早い方から順にご案内します。
早く登録するほど、先に企業からの声を受け取れます。
最終更新: