診療放射線技師のイラスト

しごと大全 / 医療の仕事

診療放射線技師の仕事内容と年収|平均年収556.5万円の画像検査の専門職

別名:レントゲン技師、放射線技師

診療放射線技師は、医師の指示のもとでX線撮影、CT、MRIなどの画像検査と放射線治療を行う国家資格職です。平均年収556.5万円、有効求人倍率1.07倍。医療技術職のなかで年収は高めですが、求人は多すぎも少なすぎもしない水準です。

  • 平均年収556.5万円残業代・賞与を含む
  • 有効求人倍率1.07倍
  • 求人賃金(月額)26.4万円令和7年度
  • 平均年齢41.1歳
  • 就業者数5.7万人令和2年国勢調査
  • 月間労働時間157時間

診療放射線技師はどんな仕事ですか

中心は画像検査です。一般撮影(レントゲン)、CT、MRI、マンモグラフィ、血管造影、核医学検査などで、患者の位置合わせ、撮影条件の設定、画像の確認までを担当します。

がんの放射線治療を担当する技師もいます。治療計画に沿って照射を行い、毎回の位置精度を管理します。検査部門とは求められる知識が異なり、専門に進む人が多い領域です。

機器の精度管理や被ばくの管理も仕事の一部です。人体に放射線を照射できるのは、医師・歯科医師を除けば診療放射線技師だけです。

法律の改正によって、造影剤を注入するための静脈路の確保など、担える業務の範囲が広がりました。改正より前に資格を取った技師がこうした行為を行うには、厚生労働大臣が指定する研修を受ける必要があります。

平均年収556.5万円には当直が含まれます

平均年収556.5万円は、臨床検査技師や理学療法士などほかの医療技術職と比べて高い水準です。救急を受け入れる病院では夜間のCT撮影などがあり、当直や夜勤の手当が年収を押し上げています。

ハローワークの求人賃金は月額26.4万円です。当直手当を含まない募集時の金額なので、病院の規模や当直の回数で実際の年収は変わります。

健診センターや画像診断クリニックは日勤中心になりやすく、そのぶん手当は少なくなります。生活リズムと収入のどちらを優先するかで職場の選び方が変わります。

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有効求人倍率1.07倍をどう見ればいいですか

求職者1人に対して求人が1.07件。看護師の2.38倍や言語聴覚士の4.67倍と比べると落ち着いた水準です。

画像検査の装置は病院の規模に応じて台数が決まっているため、技師の配置人数も大きくは増えません。欠員の補充が中心の求人市場といえます。

そのぶん、CT・MRIの経験年数や、マンモグラフィ、放射線治療などの専門分野の経験が比較の材料になりやすい職種です。

転職の場面では、どの装置で何年、どんな検査を担当してきたかを具体的に説明できることが大切です。造影検査や心臓のCT、救急の撮影など、経験した検査の内容を整理しておくと、欠員の補充を急ぐ病院に対しても自分の強みを伝えやすくなります。

キャリアを広げる資格はありますか

学会や関連団体が運営する認定制度が複数あります。検診マンモグラフィ撮影、CT、MRI、放射線治療、核医学などで、担当できる検査の幅を示す材料になります。

放射線取扱主任者の資格は、病院以外の研究施設や企業で放射線を扱う職場への道を広げます。

医療機器メーカーのアプリケーション担当として、装置の使い方を病院に説明する仕事に移る人もいます。臨床経験がそのまま評価される転職先です。

養成校は3年制以上の専門学校や短大、4年制の大学があり、卒業後に年1回の国家試験を受けます。認定資格の多くは、資格を取って一定の経験を積んでから受ける仕組みのため、どの検査を担当してきたかが次の選択肢を左右します。

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病院の放射線部門で働く診療放射線技師の1日

朝は装置の始業点検から始まります。撮影装置やCTの動作、画像の写り具合を確認してから外来の受付を開きます。午前は外来の一般撮影が集中しやすく、患者を次々と呼び込み、撮影の目的に合わせて体の向きや撮影条件を変えていきます。

手術室での透視や、病棟に装置を運んで撮るポータブル撮影など、放射線部門の外に出る仕事もあります。CTやMRIは予約の検査が中心ですが、救急外来から急ぎの依頼が入ると、予定を組み替えて対応します。

多くの病院では、一般撮影、CT、MRI、血管造影などの担当を一定の期間ごとに交代するローテーションをとっています。若いうちに幅広い検査を経験できる一方、1つの分野を深めたい人は、専門の担当を置いている施設かどうかを確かめておく必要があります。

診療放射線技師の求人で比べたいこと

いちばん差が出るのは夜間の体制です。当直として夜間の呼び出しに備える形か、夜勤として交替で働く形か、月に何回入るのかで、生活リズムも手当の額も変わります。救急の受け入れが多い病院ほど、夜間の撮影件数が多くなりやすい点も見ておきたいところです。

次に、どの装置を何台持っているかと、担当できる検査の範囲です。マンモグラフィ、放射線治療、核医学などは扱っていない施設もあり、経験を積みたい分野がある人にとっては職場選びの決め手になります。認定資格の受験や学会への参加を支援する制度があるかも確認しておくとよいでしょう。

健診センターでは、検診車に乗って企業や地域を回る巡回健診を担当することがあります。日勤で予定が立てやすい反面、早朝の集合や出張が入る働き方なので、移動の範囲と頻度を面接で聞いておくと安心です。

関連する資格

PR Amazonのアソシエイトとして、JOBLINKAは適格販売により収入を得ています。

診療放射線技師の仕事の傾向

  • 現実的3.87
  • 社会的3.72
  • 研究的3.58
  • 慣習的3.24
  • 企業的2.86
  • 芸術的2.53

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

診療放射線技師に近い仕事

職業データの傾向が診療放射線技師に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

診療放射線技師に当直はありますか

救急を受け入れる病院では当直や夜勤があることが多いです。健診センターや画像診断クリニックは日勤中心の職場が多く、手当が少ないぶん年収は下がる傾向があります。

診療放射線技師の年収はどのくらいですか

平均年収は556.5万円で、医療技術職のなかでは高い水準です。ハローワークの求人賃金は月額26.4万円で、当直手当の有無で差が出ます。

診療放射線技師になるにはどうすればいいですか

3年制以上の養成校や大学で必要な課程を修め、国家試験に合格する必要があります。

病院以外で働くことはできますか

健診センター、画像診断クリニック、医療機器メーカー、研究機関などがあります。メーカーでは臨床経験を生かして装置の説明や導入支援を担当します。

診療放射線技師の転職を進めるときに読むもの

診療放射線技師の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「資格職の転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。

自分で探すか、声がかかるのを待つか

診療放射線技師の有効求人倍率は1.07倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。

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