スカウトの面談に進む前に、10分で確かめたい9項目
スカウトに「一度お話ししませんか」と書かれていると、とりあえず返信して日程を決めたくなります。ただ、面談の場で条件を初めて聞いて、その場で答えを求められると、判断を急ぐことになりがちです。
この記事は、返信する前の10分で見ておきたい9項目をまとめたチェックリストです。上から順に見て、分からない項目だけを相手に聞けば足ります。全部そろわなくても面談に進んで構いません。分からないまま進んだ項目が何かを、自分が知っていることが大事です。
9項目のチェックリスト
| 項目 | どこで確かめるか | 分からなければ |
|---|---|---|
| 1. 送り主は企業か紹介会社か | 署名・会社名 | 返信で聞く |
| 2. 求人の職種と仕事内容 | スカウト本文・求人票 | 求人票を頼む |
| 3. 給与の幅 | 求人票 | 求人票を頼む |
| 4. 勤務地と転勤・異動の範囲 | 求人票 | 返信で聞く |
| 5. 面談は選考を兼ねるか | スカウト本文 | 返信で聞く |
| 6. 面談の形式と所要時間 | 日程の案内 | 返信で聞く |
| 7. 自分の希望年収の下限 | 自分で決める | ― |
| 8. 転職したい時期 | 自分で決める | ― |
| 9. 連絡してよい手段と時間帯 | 自分で決める | 相手に伝える |
1〜6は相手に確かめること、7〜9は自分で決めておくことです。
広告
送り主は、企業の人事か紹介会社か?
企業の人事から直接届いたスカウトなら、話はその会社の求人の中で進みます。紹介会社の担当者からなら、最初の面談は紹介会社との面談で、そこから複数の求人を紹介されることがあります。
どちらが良いということではありません。だれと、何の話をする面談なのかが分かっていれば、準備することが変わります。
求人の条件は、どこまで示されているか
2024年4月から、募集のときに示す労働条件に、仕事内容や勤務地の変更の範囲などが加わりました。厚生労働省の案内では、原則として、面接などで最初に接触する時点までに、すべての労働条件を示すことになっています。
スカウトの本文に給与や勤務地が書かれていなければ、面談の前に求人票を送ってほしいと頼んで構いません。
ご連絡ありがとうございます。お話を伺いたいと考えています。事前に、求人票(給与・勤務地・仕事内容)をお送りいただけますか。
面談は選考なのか? 形式と時間も聞いておく
「カジュアル面談」と書かれていても、実質的に一次面接に近い会社もあります。選考を兼ねるかどうかで、準備の深さが変わります。
あわせて、オンラインか対面か、何分くらいか、相手はだれかも聞いておくと、仕事の合間に入れられるかを判断できます。

広告
自分の側で決めておく3つのこと
面談で「希望の年収は」「いつごろ転職したいですか」と聞かれて、その場で考えると、相手の提示に引っ張られやすくなります。
- 希望年収の下限:これより下なら動かない、という金額
- 転職したい時期:すぐ、3か月以内、良い会社があれば、のどれか
- 連絡の手段と時間帯:個人のメールだけ、平日19時以降だけ、など
3つめは、在職中に会社に知られずに進めるためにも役に立ちます。返信の文面は、スカウトにはどう返信するかに例を載せています。
今日やるとしたら
スマートフォンのメモに、希望年収の下限を一つだけ書いておいてください。
次にスカウトが届いたとき、その数字と求人票を見比べるだけで、話を聞くかどうかをすぐに決められます。
よくある質問
- カジュアル面談は選考ではないと考えてよいですか?
- 会社によって扱いが違います。選考とは別と説明する会社もあれば、実質的に一次面接に近い会社もあります。気になるときは、日程を返すときに「今回の面談は選考を兼ねていますか」と聞いておくと安心です。
- スカウトに給与などの条件が書かれていません。聞いてもよいですか?
- 聞いて問題ありません。厚生労働省の案内では、募集する側は原則として面接などで最初に接触する時点までに、すべての労働条件を示すことになっています。面談の前に求人票を送ってほしいと頼むのは自然なことです。
- 今の会社に知られずに面談を受けられますか?
- 連絡先を個人のメールや電話にし、面談の時間帯を勤務時間外やオンラインにするなど、自分で決められることはあります。面談の前に、連絡してよい手段と時間帯を相手に伝えておくと進めやすくなります。
しごと大全で見る職業
仕事内容・平均年収・求人倍率は、それぞれの職業ページにまとめています。