「なぜ病院から薬局へ?」薬剤師の面接で、職場の種類を変える理由を伝える文例6つ
この記事は、面接の前日に読み返すことを想定して、文例を中心にまとめています。自分の経歴に近い文例を選び、職場名や年数、担当していた仕事を自分のことばに置き換えて使ってください。
病院、調剤薬局、ドラッグストア、企業では、薬剤師の仕事の中身がかなり違います。そのため職場の種類を変えるときは、「なぜこちらへ?」がほぼ必ず聞かれます。
面接官が「職場を変える理由」で確かめたいことは何か?
面接官が知りたいのは、前の職場の不満の中身ではありません。主に次の2つです。
- 新しい職場の仕事を分かっているか:病院と薬局では、患者さんと接する時間も、求められる判断も違います
- 長く続けられそうか:理想と違ったらまた移るのでは、という心配を解いておきたい
そのため、話は「前の職場で身についたこと→次の職場でしたいこと→そう考えた理由」の順に組み立てると伝わりやすくなります。不満があった場合も、それを出発点にせず、次にしたいことを主語にします。
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6つの移り方と、話の組み立て
| 移り方 | 軸にしやすいこと | 聞かれやすいこと |
|---|---|---|
| 病院→調剤薬局 | 退院後の患者さんに継続して関わりたい | 夜勤や病棟業務がなくなる点をどう考えるか |
| 調剤薬局→病院 | チーム医療や病棟業務に関わりたい | 給与が下がる可能性をどう考えるか |
| ドラッグストア→調剤薬局 | 処方に基づく服薬指導を深めたい | 調剤経験の年数、処方の傾向への慣れ |
| 調剤薬局→ドラッグストア | OTCや健康相談を含めて地域の人と関わりたい | 品出しやレジなど、調剤以外の仕事への考え |
| ブランクから復帰 | 生活が落ち着き、働ける時間がはっきりした | 勤務できる時間、知識の取り戻し方 |
| 企業から現場へ | 患者さんと直接関わる仕事に戻りたい | 調剤の手技をどう取り戻すか |
給与の違いは薬剤師の年収は職場でどう違うのかで比べています。
文例:病院と調剤薬局のあいだで移るとき
病院から調剤薬局へ
「病院では5年間、病棟で服薬指導をしてきました。退院された方が、自宅で薬をどう飲んでいるか分からないまま関わりが終わることが多く、地域で継続して関われる仕事をしたいと考えました。御社が在宅訪問に力を入れている点に惹かれています」
調剤薬局から病院へ
「調剤薬局で4年、主に内科の処方を担当しました。疑義照会をするなかで、処方が決まる前の段階から関わりたいと考えるようになりました。給与が下がる可能性も理解したうえで、病棟業務を一から学びたいと考えています」
文例:ドラッグストアと調剤薬局のあいだで移るとき
ドラッグストアから調剤薬局へ
「併設の調剤室で3年、OTCの相談と調剤の両方を担当しました。処方薬について継続して相談を受けられる環境で、服薬指導の経験を深めたいと考えています。調剤の件数はまだ多くないので、処方の傾向は入職後に早く覚えるつもりです」
調剤薬局からドラッグストアへ
「調剤薬局で6年働くなかで、受診する前の段階で相談を受けられる場があればと感じる場面がありました。OTCや健康相談も含めて、地域の方の身近な相談先になりたいと考えています。品出しなどの店舗業務も、担当として覚えます」

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ブランク明け・企業からの転職と、登録について聞かれたら?
ブランクから復帰
「子育てで3年離れていましたが、下の子が小学生になり、平日の9時から16時まで働けるようになりました。この半年は研修会に参加し、新しく出た薬を確認しています」
企業から現場へ
「製薬会社で5年、学術の仕事をしました。薬の情報を届ける側から、患者さんに直接説明する側に戻りたいと考えました。調剤の手技は、最初の数か月で先輩に確認しながら取り戻したいと考えています」
保険薬局で働いた経験や、保険薬剤師の登録について聞かれることもあります。登録している厚生局や、保険薬局での勤務歴を事実どおり短く答えられるようにしておきます。登録や管轄が変わるときの届出は、勤務先と確認しながら進めます。
今日やるとしたら
6つの文例のうち、自分にいちばん近いものを一つ選び、職場名・年数・担当した仕事の3か所を自分のことばに書き換えてください。
声に出して読み、1分以内に収まるかを確かめておくと、面接で話しやすくなります。
よくある質問
- 病院から調剤薬局に移る理由として「給与」を挙げてもいいですか?
- 給与も正直な理由の一つですが、それだけだと「条件次第でまた移るのでは」と受け取られることがあります。薬局で力を入れたい仕事(服薬指導、在宅、かかりつけなど)と合わせて伝えると、話の軸がはっきりします。
- 調剤経験がないのに、調剤薬局の面接で何を話せばいいですか?
- 病院やドラッグストアで身についたこと(処方の確認、医師への疑義照会、OTCの相談対応など)のうち、薬局の仕事に重なる部分を具体的に挙げ、足りない部分は入職後にどう覚えるつもりかを添えます。
- ブランクがある場合、面接で何を聞かれますか?
- ブランクの理由より、「いまどのくらい働けるか」「知識をどう取り戻しているか」を聞かれることが多いです。勤務できる曜日と時間、受けた研修や読んでいる資料を具体的に答えられるようにしておきます。
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