客室乗務員のイラスト

しごと大全 / 運輸の仕事

客室乗務員の仕事内容と年収|平均572.5万円、保安と機内サービスを担う職業

別名:キャビンアテンダント(CA)、航空客室乗務員、フライトアテンダント

客室乗務員は、旅客機の客室で乗客の安全を守り、飲み物や食事の提供などのサービスを行う仕事です。平均年収は572.5万円、平均年齢は32.7歳。必須の国家資格はなく、入社後の訓練と審査を経て乗務します。ハローワーク経由の求人が少ないため、有効求人倍率は公表されていません。

  • 平均年収572.5万円残業代・賞与を含む
  • 有効求人倍率データなしハローワークの求人が少なく公表なし
  • 求人賃金(月額)データなしハローワークの求人が少なく公表なし
  • 平均年齢32.7歳
  • 就業者数88.7万人令和2年国勢調査(広い職業区分の値)
  • 月間労働時間150時間

客室乗務員の仕事は、機内サービスと保安業務のどちらが中心ですか

乗客の目に触れやすいのは、飲み物や食事の提供、機内販売です。ただ、旅客機に客室乗務員を乗せる理由の中心にあるのは保安業務で、事故や火災が起きたときに乗客を機外へ避難させるのが本来の役目です。旅客機には、座席数に応じた人数の客室乗務員を乗せることが国の基準で求められています。

乗客が乗る前には、酸素ボトルや消火器、救命胴衣、AEDなどの非常用設備が決まった位置にあり、使える状態かを点検します。搭乗が始まると、手荷物の収納場所を案内し、非常口の横の座席に座る乗客には、緊急時に手伝ってもらう内容を説明します。

飛行中も、揺れが予想されるときのベルト着用の確認、気分が悪くなった乗客への対応、機内での迷惑行為への対処などが続きます。サービスはこうした安全の確認の合間に進めるもので、どちらを優先するかの判断も仕事に含まれます。

国内線と国際線で、1日の流れはどう違いますか

国内線の乗務は、出社してのブリーフィングから始まります。当日の便の情報や担当する持ち場、車いすを使う人や1人で旅行する子どもなど配慮が必要な乗客の有無を確かめ、機体に向かいます。1日に複数の区間を乗務することが多く、折り返しの短い時間で次の便の準備をします。

国際線では、長距離の便になると1回の乗務が10時間を超えることもあり、乗務員が交代で休憩を取りながら勤務します。到着地で宿泊してから帰りの便に乗務するため、数日続けて家を空ける勤務が組まれます。

どちらも早朝や深夜の出社、土日や祝日の乗務があり、勤務の予定は月ごとに組まれるのが一般的です。時差や不規則な睡眠に合わせて体調を整えることも、続けるうえでの大事な仕事になります。

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大手航空会社とLCCでは、働き方にどんな違いがありますか

国内線と国際線を幅広く運航する大手航空会社では、座席の等級ごとにサービスの手順が分かれ、乗務する路線や機種も多くなります。一方、格安航空会社(LCC)は機内での飲食を販売制にしていることが多く、折り返しの時間が短いため、到着後の客室の片づけを乗務員が受け持つこともあります。

地方路線を受け持つ地域航空会社では、小型の機体に少人数で乗務し、1人で客室全体を見る便もあります。会社の規模や機材によって、1人の乗務員が担う範囲は大きく変わります。

求人票では、乗務する路線と拠点になる空港、転居を伴う配属の有無、乗務手当や宿泊を伴う勤務の手当の扱いを確かめておくと比べやすくなります。正社員として採用する会社のほか、契約社員として採用し、一定の期間のあとに正社員へ切り替える会社もあります。

平均年収572.5万円と平均年齢32.7歳は、どう読めばいいですか

賃金構造基本統計調査による客室乗務員の平均年収は572.5万円、平均年齢は32.7歳、月の労働時間は150時間です。平均年齢は、しごと大全で扱う職業のなかでも若い部類に入ります。

年収は、基本給に乗務した時間や宿泊を伴う勤務に応じた手当が加わる形で決まることが多く、乗務の量や国際線の比率で変わります。入社直後の訓練期間は乗務手当がつかないため、1年目の収入は平均より低くなりやすいと考えられます。

採用は、各社が自社のサイトで行う募集が中心です。募集の時期が限られることもあるため、志望する会社の採用ページを定期的に確かめておくと、機会を逃しにくくなります。

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資格や英語力は、どのくらい求められますか

客室乗務員として働くために必須の国家資格はありません。入社後に会社の訓練を受け、緊急時の脱出の手順、救急法、機種ごとの設備の扱いを学び、審査に合格してから乗務を始めます。乗務する機種が増えれば追加の訓練があり、乗務を始めてからも定期的な訓練と審査を受け続けます。

英語は、国際線を運航する会社ほど重視されます。英語の試験の点数を応募の目安に示す会社があり、外国語での機内アナウンスや、外国から来た乗客への案内に使います。英語以外の語学を生かせる路線や会社もあります。

応募の条件に、視力や泳ぐ力など、保安業務に必要な身体の条件を設けている会社もあります。条件は会社ごとに違うため、募集要項で確かめてから準備を始めると無駄がありません。

未経験から客室乗務員を目指せますか

新卒での採用が多い職業ですが、既卒者や社会人経験者を募集する会社もあります。ホテルや販売、飲食などの接客経験は、乗客への声のかけ方や苦情への対応にそのまま生きます。

選考は、書類や適性検査のあとに複数回の面接が続く形が多く、英語での面接や身体検査を組み込む会社もあります。面接では、保安要員としての落ち着きや、チームで動く場面での振る舞いを見られることが多いため、接客の経験を話すときも、トラブルにどう対応したかを具体的に伝えると経験が伝わりやすくなります。

乗務の経験を積むと、客室の責任者として便ごとの乗務員をまとめる立場や、新人を教える訓練教官に進む道があります。客室部門のサービス企画や採用など、地上の仕事に移る人もいます。

航空会社を離れたあとは、ホテルや秘書、接遇研修の講師など、身につけた接客と安全管理の経験を生かせる仕事に移る人もいます。

客室乗務員の仕事の傾向

  • 社会的4.42
  • 慣習的3.36
  • 企業的3.22
  • 現実的2.94
  • 芸術的2.73
  • 研究的2.54

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

客室乗務員に近い仕事

職業データの傾向が客室乗務員に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

客室乗務員になるのに資格は必要ですか

必須の国家資格はありません。入社後に会社の訓練で緊急時の手順や救急法、機種ごとの設備を学び、審査に合格してから乗務します。英語の試験の点数を応募の目安に示す会社はあります。

未経験や社会人からでも客室乗務員になれますか

新卒の採用が多い職業ですが、既卒者や社会人経験者を募集する会社もあります。募集の時期や条件は会社ごとに違うため、志望する会社の採用ページで確かめてください。

客室乗務員の年収はどのくらいですか

賃金構造基本統計調査による平均年収は572.5万円です。乗務した時間や宿泊を伴う勤務に応じた手当で収入が変わり、入社直後の訓練期間は平均より低くなりやすいと考えられます。

客室乗務員の仕事はきついですか

早朝・深夜の勤務や宿泊を伴う乗務があり、時差や不規則な睡眠に合わせた体調管理が欠かせません。長時間の立ち仕事に加え、急病人や揺れへの対応など、安全を優先して判断する場面が多い仕事です。

客室乗務員を考えている方によく読まれています

客室乗務員の転職を進めるときに読むもの

客室乗務員の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「スカウト型転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。

自分で探すか、声がかかるのを待つか

客室乗務員はハローワーク経由の求人が少なく、有効求人倍率は公表されていません。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。

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