しごと大全 / ITの仕事
セキュリティ運用(SOC)の仕事内容と年収|求人倍率2.2倍、攻撃の兆候を見張り被害を止める
別名:情報セキュリティ技術者、セキュリティアナリスト、セキュリティエンジニア(オペレーション)
セキュリティエキスパート(オペレーション)は、企業のネットワークやサーバ、社員のパソコンを監視し、サイバー攻撃の兆候を見つけて被害を食い止める仕事です。平均年収609.8万円、有効求人倍率2.2倍、求人賃金は月額31.8万円。SOC(セキュリティ監視センター)やCSIRTと呼ばれるチームに所属して働く人が多い職種です。
- 平均年収609.8万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率2.2倍
- 求人賃金(月額)31.8万円令和7年度
- 平均年齢42.2歳
- 就業者数20.7万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間160時間
セキュリティ運用の担当者は、毎日何を見ていますか
中心になるのは、ファイアウォールやEDR(端末の監視ソフト)、メールの防御装置などが出す警告とログです。多くの職場では、それらをSIEMと呼ばれる仕組みに集め、画面上で一覧しながら確認します。
警告の多くは実害のないものです。そのため、通常の業務による通信なのか、不審な振る舞いなのかを見分け、優先度をつける作業に多くの時間を使います。怪しいと判断したものは、影響範囲を調べたうえで上位の担当者や利用部門に連絡します。
攻撃は時間を選ばないため、監視を24時間体制で行う職場もあります。その場合はシフト勤務や夜勤が入ることがあるので、求人を見るときは勤務体系を必ず確かめてください。
インシデントが起きたとき、どこまで対応しますか
不正な通信やマルウェアの感染が確認されると、まず被害を広げないための措置をとります。該当する端末をネットワークから切り離す、アカウントを止める、通信を遮断するといった対応です。
あわせて、何が起きたのかを後から確かめられるよう、ログや端末の状態を保全します。社内の経営層や法務、外部の専門業者と連絡を取りながら進めるため、技術だけでなく、状況を短く正確に伝える力が問われます。
収束後は、原因と再発防止策を報告書にまとめます。詳しい解析をフォレンジックの専門チームに任せる職場もあり、運用担当がどこまで受け持つかは組織によって違います。
広告
平均年収609.8万円・求人倍率2.2倍は、IT運用と同じ区分の数字です
job tag の平均年収609.8万円、就業者数20.7万人、有効求人倍率2.2倍は、セキュリティ専任の人だけでなく、サーバやネットワークの運用を担う人も含む統計区分の値です。セキュリティ運用だけの実態を示すものではありません。
また、有効求人倍率はハローワークの求人から計算されます。セキュリティ人材の採用は、企業の採用サイトや民間の転職サービス経由で行われることが多いため、倍率は競争の度合いのおおまかな目安にとどめてください。
収入は、監視の一次対応を担うのか、分析や対応の判断まで担うのかで差が出やすいと考えられます。夜勤手当やシフト手当の有無も含め、求人ごとの提示額で比べるのが確実です。
未経験からセキュリティ運用に入るには?
入口としてよく見られるのは、監視センターでの一次対応の求人です。手順書に沿って警告を確認し、決められた基準で上位へ引き継ぐ業務のため、ここで経験を積みながら分析の担当へ進む道があります。
ほかのIT職からの転向では、サーバやネットワークの運用、ヘルプデスクの経験が生かせます。通信の仕組みやOSのログの読み方を知っていることが、警告の良し悪しを判断する土台になるためです。
学ぶ順番としては、ネットワークの基礎、WindowsとLinuxの基本操作、代表的な攻撃手口の理解が目安になります。検証環境で実際にログを見てみる経験は、面接で具体的に話せる材料にもなります。
広告
役立つ資格は情報処理安全確保支援士が代表的です
情報処理安全確保支援士は、サイバーセキュリティ分野の国家資格です。試験に合格したうえで登録し、定期的な講習を受けて資格を維持する仕組みになっています。
いきなり目指すのが難しい場合は、情報セキュリティマネジメント試験や基本情報技術者試験から始め、応用情報技術者試験へ進む順番が取りやすいでしょう。
ただし、資格は知識の証明であり、採用ではログを読んで判断した経験や、インシデントに対応した経験が重視されやすい職種です。資格の勉強と並行して、手を動かす経験を積むことをおすすめします。
関連する資格
- 情報処理安全確保支援士
- 情報セキュリティマネジメント
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
セキュリティエキスパート(オペレーション)の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
セキュリティエキスパート(オペレーション)に近い仕事
職業データの傾向がセキュリティエキスパート(オペレーション)に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
セキュリティエキスパート(脆弱性診断)公開前のシステムの弱点を探す側のセキュリティ職
運用・管理(IT)サーバとネットワークの運用。未経験の入口にもなる
ヘルプデスク(IT)社内のIT問い合わせ対応。端末の知識が共通
システムエンジニア(基盤システム)守る対象のインフラを設計する仕事
ITコンサルタントセキュリティ対策の方針づくりを提案する
施設警備員監視と異常時の初動という点では近い
よくある質問
必須の資格はありません。知識の証明としては、国家資格の情報処理安全確保支援士や、情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験などがあります。採用では実務経験が重視されやすい職種です。
監視センターの一次対応など、未経験者を受け入れる求人もあります。ただし応募先によって条件は違うため、研修の有無や、IT運用などの経験を求めているかを求人票で確かめてください。
job tag の統計では平均年収609.8万円、求人賃金は月額31.8万円です。IT運用も含む区分の値なので、担当範囲や夜勤手当の有無を含め、求人ごとの提示額で比べるのが確実です。
24時間監視の職場ではシフト勤務や夜勤があり、負担に感じる人もいます。一方で、サイバー攻撃への備えは多くの企業の課題であり、分析や対応の判断ができる人の需要は続くと考えられます。ただし、監視の一部は自動化が進む可能性があります。
セキュリティエキスパート(オペレーション)を考えている方によく読まれています
セキュリティエキスパート(オペレーション)の転職を進めるときに読むもの
セキュリティエキスパート(オペレーション)の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「市場価値」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。
自分で探すか、声がかかるのを待つか
セキュリティエキスパート(オペレーション)の有効求人倍率は2.2倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。
JobLinkaは、探さずに待つ転職サービスです。いま先行登録を受け付けています。
公開時は、登録が早い方から順にご案内します。
早く登録するほど、先に企業からの声を受け取れます。
最終更新: