しごと大全 / 教育・保育の仕事
養護教諭の仕事内容と年収|保健室の先生になる2つのルート
別名:保健室の先生
養護教諭は、学校の保健室で児童や生徒のけがと体調に対応し、健康診断や保健指導を通じて学校全体の健康管理を担う教員です。養護教諭の免許状が必要で、有効求人倍率は1.36倍、ハローワークの求人賃金は月額25.8万円。1つの学校に1人という配置が多く、自分で判断する場面の多い職です。
- 平均年収735.2万円統計は職業分類に対応した広い区分の値です
- 有効求人倍率1.36倍
- 求人賃金(月額)25.8万円令和7年度
- 平均年齢42.2歳
- 就業者数42.1万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間171時間
養護教諭は保健室で何をしていますか
けがや体調不良で来室した児童生徒に応急の手当てをし、医療機関の受診が必要かを判断します。繰り返し来る子の様子から、家庭や学級の事情に気づく入口になることもあります。
健康診断の計画と実施、結果の記録と保護者への通知、感染症が出たときの対応、学校の環境衛生の確認も担当です。保健だよりの発行や、保健に関する授業に関わることもあります。
心身の不調を訴える子や、教室に入りにくい子の居場所になる役割もあります。担任、管理職、スクールカウンセラー、外部の相談機関をつなぐ調整役として動く場面が増えています。
有効求人倍率1.36倍と平均年収735.2万円をどう見ればいいですか
1.36倍は、求職者1人に対して1.36件の求人がある状態を示します。ただしこれはハローワークに出た求人の集計で、公立学校の養護教諭は教員採用選考試験で採用されるため、この統計にはほとんど現れません。
平均年収735.2万円も、養護教諭だけを取り出した値ではなく、対応する広い職業区分をまとめた統計の数字です。この職業の平均として読むことはできません。試験の内容と日程は自治体ごとに異なり、採用の人数にも差があります。
公立学校の教員の給与は、自治体の条例で定められた給料表に基づきます。募集時の目安を知りたい場合は、求人賃金の月額25.8万円と、志望する自治体や学校法人が公表している給与の条件を見るほうが確実です。
養護教諭になるにはどうすればいいですか
養護教諭の免許状が必要です。大学や短期大学の養護教諭の養成課程で所定の単位を修め、専修・一種・二種のいずれかの免許状を取得するのが基本のルートです。専修は大学院、一種は4年制の大学、二種は短期大学での修得が基本になります。
もう1つの道が、保健師の免許を持つ人が二種免許状の授与を申請する方法です。教育職員免許法の別表第2に基づく手続きで、日本国憲法や体育など定められた科目の単位を別に修める必要があります。
公立学校で働くには、都道府県または政令指定都市が実施する教員採用選考試験に合格する必要があります。私立学校は学校法人ごとの採用で、臨時的任用や非常勤として勤めながら受験する人もいます。
養護教諭の働き方で気をつける点は何ですか
1つの学校に1人という配置が多いため、判断に迷ったときに校内で相談できる相手がいないことがあります。地域の養護教諭の研究会や、近隣の学校とのつながりが支えになります。
統計上の月間労働時間は171時間です。健康診断の時期、感染症が広がった時期、行事が重なる時期は、来室への対応と事務の仕事が同時に増えます。健康診断の記録づくりや保護者への連絡も同じ時期に重なります。
臨時的任用や非常勤の形で働きながら正規の採用を目指す人も少なくありません。勤務する地域と雇用の形をどこまで動かせるかを先に決めておくと、進路を選びやすくなります。
関連する資格
- 養護教諭専修免許状
- 養護教諭一種免許状
- 養護教諭二種免許状
- 保健師
養護教諭の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
養護教諭に近い仕事
職業データの傾向が養護教諭に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
小学校教員学級担任として全教科を受け持つ
中学校教員教科担任として部活動も受け持つ
保健師地域や企業で健康管理を担う資格職
看護師医療機関で診療の補助と看護を行う
栄養士学校給食の管理や食の指導を担う
児童指導員福祉施設で子どもの生活を支える
よくある質問
必要ありません。基本は大学や短期大学の養護教諭の養成課程で免許状を取る道です。ただし保健師の免許を持つ人は、定められた科目の単位を修めたうえで二種免許状の授与を申請できます。
同じ職です。学校教育法などで定められた正式な名称が養護教諭で、児童生徒からは保健室の先生と呼ばれています。
統計の平均年収735.2万円は広い職業区分の値で、養護教諭単独の数字ではありません。公立学校では自治体の給料表で決まり、ハローワークの求人賃金は月額25.8万円です。
1人配置の学校が多く、けがへの対応と事務、相談への対応が同時に来ると負荷が集中します。健康診断の時期や感染症が広がった時期はとくに忙しくなります。
養護教諭の転職を進めるときに読むもの
養護教諭の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「資格職の転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。
自分で探すか、声がかかるのを待つか
養護教諭の有効求人倍率は1.36倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。
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