理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の職務経歴書。病床数・担当疾患・単位数をどの欄にどう書くか、そのまま直せる文例
職務経歴書の欄に「〇〇病院 リハビリテーション科 2019年4月〜現在」と書いたところで、手が止まる。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の書類では、よくある場面です。
仕事の中身は同じ職種の人なら想像がつく、と思いがちですが、読む側は病院の規模も、担当していた患者も、1日の働き方も知りません。この記事では、職務経歴書の各欄に何を書くかを、そのまま直して使える文例で並べました。自分の経歴に近いものから書き換えてください。
「病院名と在籍期間」だけでは、何が伝わらないのか?
採用する側が知りたいのは、次の職場で同じように働けるかです。そのために、次の3つが読み取れるかを見ています。
| 欄 | 書く例 | 伝わりにくい書き方 |
|---|---|---|
| 職場の情報 | 回復期リハビリテーション病棟48床、PT12名・OT8名・ST3名 | 〇〇病院 リハビリテーション科 |
| 担当した患者 | 脳血管疾患が約6割、整形外科疾患が約3割 | 幅広い疾患を担当 |
| 働き方 | 1日平均17〜18単位、担当患者8名前後 | 個別リハビリを実施 |
| 仕事以外の役割 | 新人教育担当(2年間、4名を指導) | 教育に携わった |
数字は、だいたいの値で構いません。「約」「前後」をつけて書けば十分伝わります。
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職場の情報は、1行目に何を書けばいいか?
施設の種類・規模・職員数を1行にまとめます。
2019年4月〜現在 医療法人〇〇会 〇〇病院(一般病床120床・回復期リハビリテーション病棟48床)
リハビリテーション科 理学療法士として勤務(科内 PT12名・OT8名・ST3名)
訪問リハビリなら、病床数のかわりに「利用者数」「1日の訪問件数」「移動手段」を書きます。
2022年4月〜現在 〇〇訪問看護ステーション 作業療法士(利用者約60名、1日4〜5件、社用車で訪問)
担当してきた患者と業務は、どう書くか?
疾患の割合と、1日の量を入れます。疾患別リハビリテーションでは、患者1人に20分以上の個別療法を1単位として数えます。単位数を書くと、どのくらいの量をこなしていたかが伝わります。
主な担当:脳血管疾患(約6割)、大腿骨頸部骨折などの整形外科疾患(約3割)
1日平均17〜18単位、担当患者8名前後。入院時・退院前の家屋調査に年20件ほど同行
言語聴覚士なら、摂食嚥下と失語症・構音障害の割合、嚥下造影検査(VF)への関わりなどを書くと、得意な分野が見えます。患者が特定される情報は書かないでください。

委員会・教育・地域の活動は、どこまで書くか?
本業以外の役割は、期間・人数・自分がしたことの3点で書きます。
新人教育担当(2021〜2023年度):新人PT4名のプリセプターとして、症例発表の指導と評価表の作成を担当
転倒予防委員会(2022年度〜):病棟の転倒件数の集計と、月1回の報告を担当
地域の介護予防教室に講師として年6回参加
学会発表や認定資格は、名称と年度だけを箇条書きにまとめます。
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書いた内容を、面接でどうつなげるか
職務経歴書に書いた数字は、面接で必ずと言っていいほど聞き返されます。「1日18単位前後」と書いたなら、記録の時間をどう確保していたか、カンファレンスはどうしていたかを一言で話せるようにしておきます。
志望動機の書き分けは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の志望動機、病院・訪問・介護施設で何を書き分けるかに文例をまとめています。応募先の単位数の確かめ方は「1日18単位」はノルマなのかが参考になります。
今日やるとしたら
表の4つの欄のうち、「担当した患者」の行だけ、自分の数字で1行書いてください。
疾患の割合と1日の単位数が入れば、残りの欄はその行に合わせて書き足していけます。
よくある質問
- 単位数は職務経歴書に書いたほうがいいですか?
- 書くと、どのくらいの量の仕事をしていたかが伝わります。疾患別リハビリテーションは20分以上の個別療法を1単位として数えるので、「1日平均17〜18単位」のようにおおよその数字で書けば十分です。
- 症例のことを詳しく書いてもいいですか?
- 疾患の割合や担当人数など、全体の傾向を書くのにとどめます。年齢・性別・入院時期などを組み合わせると患者が特定されるおそれがあるので、個別の症例は書かないでください。
- 認定資格や学会発表は、どこに書きますか?
- 職務経歴とは別に「資格・発表」などの欄を作り、名称と年度を箇条書きにします。応募先の仕事に関係するものを上に置くと読みやすくなります。
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