理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の志望動機、病院・訪問・介護施設で何を書き分けるか。3つの文例つき
この記事は、リハビリ職の志望動機を書くための下書きの型です。3つの文例を載せていますが、そのまま使うと、どこかで聞いたような文章になります。自分が担当した患者さんや利用者さんの場面を一つ入れて、置き換えてから使ってください。
まず、行き先の職場が何を大事にしているかを確かめ、そこから文例に進むのがおすすめの読み方です。
3つの職場で、面接官は何を気にしているか
| 職場 | 仕事の中心 | 志望動機で伝えたいこと |
|---|---|---|
| 病院(急性期・回復期) | 入院中の機能回復、退院に向けた支援 | 多職種との連携、限られた期間での目標設定 |
| 訪問(訪問看護ステーションなど) | 自宅での生活動作、家族への助言 | 一人で判断する場面への備え、家族やケアマネジャーとのやりとり |
| 介護施設(老健・デイケアなど) | 生活の中での機能維持、介護職との連携 | 長い期間で関わる姿勢、介護職員と一緒に工夫する力 |
理学療法士や作業療法士は、法律上、医師の指示のもとで理学療法や作業療法を行う職種です。訪問でも同じなので、主治医や事業所の中でどう連携しているかを面接で聞くと、働き方がつかみやすくなります。
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文例1:病院から訪問へ移る場合
回復期病棟で4年間、脳卒中の方を中心に担当してきました。退院前の家屋調査に同行するうちに、退院後の生活で練習したことが続いているかを確かめたいと思うようになりました。貴事業所は同行訪問の期間を設けていると伺い、自宅での評価や家族への助言を学びながら、病院で身につけた動作の評価を生かしたいと考えています。
病院で身についたこと→訪問でしたいこと→その事業所を選んだ理由の順につないでいます。
文例2:介護施設から回復期病院へ移る場合
老健で5年間、在宅復帰を目指す方のリハビリを担当してきました。ご家族と退所後の生活を話し合う機会が多く、もっと早い時期から集中的に関わりたいと考えるようになりました。貴院の回復期病棟では、カンファレンスで多職種が目標を共有していると伺い、その中で在宅での生活を見越した提案をしていきたいと考えています。
介護施設での経験を「在宅の生活を知っていること」として、病院で生かす形にしています。

文例3:子育てと両立しながら働きたい場合
急性期病院で6年間勤務したあと、子育てのため2年間離れていました。現在は平日の9時から16時まで勤務できます。デイケアでは、利用者さんと長い期間関わりながら生活の中での変化を見られることに魅力を感じています。まずは担当の人数を相談しながら、早く流れに慣れたいと考えています。
勤務できる時間を具体的に書くと、採用側が配置を考えやすくなります。
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「なぜ今の職場を辞めるのか」と聞かれたら、どうつなげるか?
志望動機と転職理由がばらばらだと、面接官は本当の理由を探そうとします。辞める理由の裏返しが、次の職場でしたいことになるように話すと、一本の線になります。
たとえば「単位数に追われて一人ひとりに時間をかけられない」が本音なら、「一人の方と長く関わりたい」と言い換えられます。転職理由の伝え方は、転職理由は正直に言っていいのかにまとめています。
今日やるとしたら
これまで担当した方の中で、いちばん印象に残っている場面を一つ、3行で書き出してみてください。
それが、どの文例を使うときにも入れる、あなただけの一文になります。
よくある質問
- 病院から訪問リハビリに移るとき、経験年数が短いと不利ですか?
- 訪問では一人で利用者の自宅に行くことが多いため、ある程度の臨床経験を求める事業所もあります。ただ、同行訪問の期間を設けている事業所もあるので、経験年数だけで決まるとは限りません。面接で、独り立ちまでの期間と同行の体制を聞いてみてください。
- 志望動機に「スキルアップしたい」と書くのはよくないですか?
- それだけだと、どの職場にも言える内容に聞こえやすくなります。何を身につけたいのか、それがなぜその職場なのかを一文足すと、伝わり方が変わります。
- 言語聴覚士でも、この文例は使えますか?
- 使えます。嚥下や失語、高次脳機能障害など、自分が関わってきた分野の場面に置き換えてください。言語聴覚士の配置が少ない職場では、一人職種として何を期待されているかを面接で確かめておくと安心です。
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