薬剤師が転職するならいつがいいか。職場ごとの忙しい時期と、辞める前に確かめること
今の薬局や病院を辞めたい。ただ、いつ辞めるのがいいのか、周りに迷惑をかけない時期はあるのか分からない。
転職の時期は「今の職場が忙しくない時期に辞める」と「次の職場が人を採っている時期に入る」の2つで決まります。職場ごとの事情と、辞める前に確かめることを書きます。
薬剤師の転職に向いている時期はいつか
決め手になるのは、次の2つが重なる時期です。
- 今の職場の繁忙期を外せる
- 次の職場が採用を進めている
繁忙期に辞めると、引き継ぎが十分にできず、残る人に負担が集中します。同じ地域の薬剤師どうしはつながっていることも多く、辞め方は意外と後まで残ります。
職場によって忙しい時期はどう違うか
| 職場 | 忙しくなりやすい時期 | 採用の動き方 |
|---|---|---|
| 調剤薬局 | 花粉症や感染症が増える季節。門前の医療機関の診療科による | 通年で出やすい |
| 病院 | 年度末・年度初め。新人の受け入れ時期 | 年度単位の採用が多い |
| ドラッグストア | 季節商品が動く時期、新店の開店前後 | 通年で出やすい |
門前の医療機関が小児科なのか整形外科なのかで、薬局の忙しい季節は変わります。自分の職場の処方箋枚数が多い月を、過去の実績で確かめておくのが確実です。

病院から、病院へ移るときに気をつけること
病院は、4月の入職に合わせて採用を進めることが多く、中途採用の枠も年度の予算で決まる傾向があります。
病院を志望するなら、求人が出るのを待つより、採用の予定を早めに確かめるほうが確実です。紹介会社を使う場合は、非公開で募集している病院があるかも聞いてください。
辞める前に何を確認しておくか
退職日を決める前に、次の3つを確認します。
- 賞与の支給日と在籍要件:支給日に在籍していることが条件なら、その後に退職日を置く
- 有給の残日数:最終出社日から逆算するのに使う
- 退職の申し出の期限:就業規則に「◯か月前まで」とあればそれに従う
有給の使い方は退職前に有給休暇は全部使えるのかにまとめています。
引き継ぎで残しておくもの
担当している患者さんの服薬の経過、在宅訪問の予定、医療機関との取り決めなど、自分しか知らないことを文書にして残すのが引き継ぎの中心です。
在宅の担当がある場合は、訪問先への挨拶の段取りも後任と決めておくと、患者さんにも職場にも負担が少なくなります。
今日やるとしたら
就業規則で、賞与の支給日と退職の申し出の期限だけ確認してください。
この2つが分かれば、辞める月の候補が絞れます。
よくある質問
- 薬剤師の転職に向いている時期はありますか?
- 今の職場が落ち着いている時期に辞め、次の職場の採用が動いている時期に入るのが理想です。病院は年度の切り替わりに合わせた採用が多く、調剤薬局やドラッグストアは通年で求人が出やすい傾向があります。
- 賞与をもらってから辞めても問題ありませんか?
- 問題はありません。ただし、支給日に在籍していることを条件にしている職場が多いので、就業規則で支給日と在籍要件を確かめてから退職日を決めてください。
- 退職はどれくらい前に伝えればいいですか?
- 就業規則に定めがあればそれに従います。薬剤師は代わりの人を確保するのに時間がかかることが多いので、引き継ぎを含めて余裕を持って伝えるほうが揉めにくくなります。
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