しごと大全 / 医療の仕事
外科医の仕事内容と年収|医師の平均年収1512.3万円、手術を担う診療科
別名:外科医師、外科
外科医は、けがや病気に対して手術による治療を行う医師です。統計上の平均年収は医師全体で1512.3万円、ハローワークの求人賃金は月額110.7万円。手術の技術を身につけるまでに長い修練が必要な診療科です。
- 平均年収1512.3万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率0.53倍
- 求人賃金(月額)110.7万円令和7年度
- 平均年齢45.7歳
- 就業者数30.4万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間158時間
外科医はどんな仕事ですか
手術の適応を判断し、患者と家族に説明したうえで手術を行い、術後の管理まで担当します。外来診療、検査、病棟での回診、緊急手術への対応も仕事の一部です。
外科は、消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科などに分かれています。どの領域に進むかで、手術の内容も働き方も変わります。
内視鏡やロボットを使った手術が広がり、身体への負担が小さい治療が増えています。新しい手技を学び続けることが求められる仕事です。
手術は、事前の計画と準備で結果が大きく左右されます。患者の画像や検査結果を細かく読み込み、起こりうる事態を想定して準備することをいとわない人に向いています。
外科医の1日はどう組み立てられていますか
朝は、入院している患者の回診と、チームで手術の予定や患者の状態を確認するカンファレンスから始まることが多くあります。前日に手術を受けた患者の状態は、特に丁寧に確認します。
手術日は、午前から夕方まで手術室で過ごすことになります。手術が終わると、術後の指示を出し、家族に手術の結果を説明します。手術のない日は、外来診療、検査、手術の予定がある患者への説明などにあてられます。
夕方以降は、カルテの記載や書類の作成、翌日の手術の準備を進めます。当直やオンコールの担当日は、夜間に急患の手術や入院患者の急変への対応が入ることがあります。
長い手術や夜間の対応に耐えられる体力と、手術中に予想外の事態が起きても落ち着いて判断できることも求められます。チームで手術を行うため、麻酔科医や看護師、臨床工学技士との連携を大切にできることも欠かせません。
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平均年収1512.3万円は医師全体の値です
1512.3万円は、診療科を分けない医師全体の平均年収です。外科医だけの値ではありません。
ハローワークの求人賃金は月額110.7万円で、今回まとめた職業のなかで最も高い水準です。当直や手術件数に応じた手当の有無で、実際の収入は大きく変わります。
勤務医か開業医か、病院の設置主体(国公立・民間)によっても給与体系は違います。
求人票では、基本給のほかに、当直の手当、オンコールの待機と呼び出しの手当、手術に関わる手当がどう支払われるかを分けて確認しておくと、勤務先ごとの収入の違いを比べやすくなります。
大学病院・市中病院・クリニックで、外科医の働き方はどう違いますか
大学病院では、診療に加えて、研究、学生や若手医師の教育が仕事に含まれます。難しい症例や高度な手術が集まりやすい一方、研究や会議に使う時間も多くなります。
地域の中核となる市中病院では、救急を含めて幅広い症例を数多く経験しやすく、若手のうちに手術の経験を積みたい外科医が選ぶことの多い職場です。そのぶん、緊急手術や当直の負担が大きくなる傾向もあります。
中小の病院やクリニックでは、外来診療や日帰りで行える手術、検査の比重が高くなります。大きな手術から離れて、外来を中心とした働き方に移る外科医もいます。
転職を考えるときは、年間の手術件数と自分が執刀できる症例の種類、指導する医師の体制、専門医の取得や更新に必要な症例を経験できるかを確かめておくと、キャリアへの影響を見通しやすくなります。
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医師の働き方改革で何が変わりましたか
2024年4月から、勤務医の時間外・休日労働に上限が設けられました。原則は年960時間で、地域医療を支える病院や研修中の医師などには、条件つきで年1,860時間までの特例があります。
上限の導入で、当直の扱い、勤務間の休息、タスクシフト(看護師や臨床工学技士などへの業務移管)の見直しが進んでいます。
ただし実際の働き方は病院ごとの差が大きく、転職の際は当直回数、オンコール、宿日直許可の有無を具体的に確認することが大切です。
外科は、上限の導入にあわせて、複数の医師で患者を受け持つ体制や、夜間の対応を当番制にする取り組みを進める病院もあります。見学や面接の際に、こうした体制が実際にどう運用されているかを聞いておくとよいでしょう。
外科医になるにはどうすればいいですか
大学の医学部(6年制)を卒業して医師国家試験に合格し、2年間の臨床研修を修了します。
その後、外科の専門研修プログラムで3年以上の研修を受けて外科専門医を目指します。さらに消化器外科や心臓血管外科などの専門医に進む流れが一般的です。
1人で手術を任されるまでに長い時間がかかるため、どの病院で研修を受けるかがキャリアに大きく影響します。
一方で、技術が身につくまでの修練の期間は長く、思うように執刀の機会が得られない時期もあります。長い目で技術を積み上げていく姿勢が、この診療科を続けるうえでの支えになります。
関連する資格
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外科医の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
外科医に近い仕事
職業データの傾向が外科医に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
内科医薬物療法を中心に診療する
- 麻酔科医手術中の全身管理を担う
看護師手術室・病棟で協働
臨床工学技士人工心肺などの機器を操作
歯科医師口腔の外科処置も行う
よくある質問
統計上の平均年収は医師全体で1512.3万円、ハローワークの求人賃金は月額110.7万円です。当直や手術の手当、勤務先によって大きく変わります。
医学部6年、臨床研修2年、外科の専門研修3年以上が一般的な流れです。外科専門医を取るまでに、医学部入学から10年以上かかります。
緊急手術や長時間の手術があり、負担の大きい診療科です。2024年から時間外労働に上限が設けられ、働き方の見直しが進められています。
医師の採用は大学医局の人事や紹介会社を通じたものが多く、ハローワークの求人統計には表れにくいためです。0.53倍という数字だけで医師の需給は判断できません。
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外科医の転職を進めるときに読むもの
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