行政書士のイラスト

しごと大全 / 事務の仕事

行政書士の仕事内容と年収|許認可の書類を担う求人倍率0.39倍の国家資格

行政書士は、役所に出す許認可の申請書類や、契約書・遺産分割協議書などの権利義務に関する書類を、依頼を受けて作成する国家資格職です。有効求人倍率は0.39倍、ハローワークの求人賃金は月額28.8万円。勤めるより独立して事務所を開く人が多い資格です。

  • 平均年収583.3万円統計は職業分類に対応した広い区分の値です
  • 有効求人倍率0.39倍
  • 求人賃金(月額)28.8万円令和7年度
  • 平均年齢41.7歳
  • 就業者数30.9万人令和2年国勢調査
  • 月間労働時間158時間

行政書士はどんな仕事ですか

仕事の柱は三つあります。官公署に提出する書類の作成と提出の代理、権利義務に関する書類(契約書、遺産分割協議書、内容証明郵便など)の作成、事実証明に関する書類(議事録、実地調査に基づく図面など)の作成です。

扱う手続きの数が非常に多いのが特徴で、建設業や飲食店、産業廃棄物処理、運送業などの営業許可、外国人の在留資格の申請、車庫証明、農地の転用許可などが代表的です。

登記は司法書士、税務申告は税理士、社会保険の手続きは社会保険労務士の仕事です。行政書士は、それ以外の幅広い行政手続きを受け持つ位置づけにあります。

専門分野はどう選べばいいですか

手続きの種類が多いぶん、何でも受ける事務所より、分野を絞った事務所のほうが依頼を集めやすい傾向があります。建設業許可、在留資格(入管業務)、相続・遺言、自動車関係などが、専門として掲げられることの多い分野です。

建設業許可は更新や変更の届出が定期的に発生するため、継続的な取引につながりやすい分野です。在留資格は、所定の研修を修了して届出をした申請取次行政書士であれば、本人に代わって申請書を出入国在留管理局に提出できます。

前職の経験は分野選びの手がかりになります。建設会社の総務、外国人の採用や支援、不動産、自動車販売など、業界の事情を知っている分野から始める人は少なくありません。

広告

有効求人倍率0.39倍と年収の統計はどう読めばいいですか

有効求人倍率0.39倍は、求職者1人に対して求人が0.39件という計算です。行政書士事務所は小規模なところが多く、ハローワークに出る求人そのものが限られます。

job tag の平均年収583.3万円と就業者数30.9万人は、行政書士を含む専門職を広くまとめた区分の値で、行政書士だけの数字ではありません。勤務する場合の目安としては、求人賃金の月額28.8万円のほうが参考になります。

開業した場合の収入は、受ける手続きの単価と件数で決まり、人によって大きく異なります。統計から開業後の収入を見積もるのは難しい職業です。

行政書士試験はどんな試験ですか

試験は年1回、例年11月に行われます。年齢・学歴などの受験資格はありません。科目は憲法・行政法・民法などの法令科目と、一般知識に関する科目です。

合格率は年によって変わりますが、おおむね1割前後で推移しています。法律の学習経験がない人は、働きながら1年以上かけて準備することが多い試験です。

合格しただけでは業務はできず、日本行政書士会連合会への登録と、事務所所在地の都道府県行政書士会への入会が必要です。公務員として行政事務に一定年数従事した人が、試験を経ずに資格を得る道もあります。

広告

2026年施行の法改正で何が変わりましたか

2026年1月に改正行政書士法が施行され、行政書士の使命や職責を定める規定が設けられました。デジタル化への対応に努めることも職責に含まれています。

特定行政書士(研修を修了し付記を受けた行政書士)が代理できる行政不服申立ての範囲が広がり、行政書士が作成した書類に限らず、本人などが作った申請についても扱えるようになりました。

資格のない人が報酬を得て官公署に出す書類を作ることの禁止について、どんな名目で報酬を受け取っても対象になる趣旨が明記されました。行政書士の業務の範囲が、これまでより明確になったと言えます。

関連する資格

  • 行政書士
  • 特定行政書士
  • 申請取次行政書士
  • 宅地建物取引士

行政書士の仕事の傾向

  • 社会的3.90
  • 企業的3.45
  • 慣習的3.42
  • 研究的3.27
  • 現実的2.65
  • 芸術的2.20

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

行政書士に近い仕事

職業データの傾向が行政書士に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

行政書士の資格は独学で取れますか

独学で合格する人もいます。ただ、行政法と民法の比重が大きく、法律の学習経験がないと準備に時間がかかります。通信講座や予備校を併用する人も多い試験です。

行政書士は未経験でも働けますか

資格を取って登録すれば業務はできます。実務は手続きごとに決まりが細かいため、まず行政書士事務所で補助者や勤務行政書士として経験を積んでから開業する人もいます。

行政書士の年収はどのくらいですか

job tag の年収は専門職をまとめた広い区分の値です。勤務する場合はハローワークの求人賃金(月額28.8万円)が目安になります。開業後は扱う分野と受任件数によって大きく変わります。

行政書士の将来性はありますか

行政手続きのオンライン化で、書類作成だけの仕事は減る可能性があります。一方で、許認可の要件の判断や、外国人の在留資格、相続など、相談を伴う業務の需要は続くと考えられます。

行政書士を考えている方によく読まれています

行政書士の転職を進めるときに読むもの

行政書士の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「市場価値」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。

自分で探すか、声がかかるのを待つか

行政書士の有効求人倍率は0.39倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。

JobLinkaは、探さずに待つ転職サービスです。いま先行登録を受け付けています。

公開時は、登録が早い方から順にご案内します。
早く登録するほど、先に企業からの声を受け取れます。

LINEで先行登録する 登録は無料です。広告やセールスは一切送りません。ブロックすればいつでも解除できます。

最終更新: