社会保険労務士のイラスト

しごと大全 / 事務の仕事

社会保険労務士の仕事内容と年収|労務と社会保険の国家資格

別名:社労士

社会保険労務士(社労士)は、労働・社会保険の手続き、就業規則の作成、労務管理や年金の相談を担う国家資格職です。社労士事務所に勤める人、独立する人、企業の人事部門で働く人がいます。ハローワークの求人賃金は月額28.7万円です。

  • 平均年収1134.6万円統計は職業分類に対応した広い区分の値です
  • 有効求人倍率0.85倍
  • 求人賃金(月額)28.7万円令和7年度
  • 平均年齢39.4歳
  • 就業者数2.2万人令和2年国勢調査
  • 月間労働時間162時間

社会保険労務士はどんな仕事ですか

企業に代わって、健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険などの手続き書類を作成し、提出します。給与計算を請け負う事務所も多くあります。

就業規則や労使協定の作成、労務トラブルの予防の相談、助成金の申請支援、人事制度づくりの助言なども担当します。

個人向けには、障害年金などの年金の相談と請求の代理があります。

日々の仕事の多くは、顧問先の企業から届く連絡への対応です。社員の入社や退職、扶養家族の変更、出産や育児休業、けがや病気での休業など、出来事に合わせて必要な手続きを判断し、期限までに書類を整えます。電子申請で手続きを行う事務所も増えています。

社労士の1年は、どの時期に手続きが集中しますか

4月は新入社員の入社が重なり、社会保険と雇用保険の資格取得の手続きが増えます。人事異動や昇給に伴う変更の相談も多い時期です。

6月から7月にかけては、労働保険の年度更新と、社会保険の算定基礎届の提出が重なります。どちらも多くの顧問先で同じ時期に必要になるため、事務所にとって忙しさの山になります。

給与計算を請け負う事務所では、年末調整の時期にも仕事が増えます。こうした繁忙期の残業の目安や、担当者どうしでどう仕事を分けているかは、面接で聞いておきたい点です。

年度更新は例年6月1日から7月10日まで、算定基礎届は7月1日から7月10日までが提出の期間です。顧問先から賃金の資料を早めに集めることが、この時期を乗り切るための段取りの中心になります。

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統計の年収をどう見ればいいですか

job tag に掲載されている年収1134.6万円は、経営コンサルタントや金融の専門職などをまとめた統計区分の値です。社会保険労務士だけの年収ではありません。

募集時点の目安としては、ハローワークの求人賃金(月額28.7万円)のほうが参考になります。有効求人倍率は0.85倍です。

独立した社労士の収入は、顧問契約の数と単価で決まります。勤務社労士は、事務所や企業の給与体系によります。

勤務社労士の求人を比べるときは、手続き業務と給与計算の割合、担当する顧問先の数、電子申請や労務管理のソフトの使用状況、相談業務に関われるかを確かめてください。同じ「社労士事務所」でも、手続き中心の事務所とコンサルティング中心の事務所では身につく経験が違います。

社労士の独占業務は何ですか

労働・社会保険に関する申請書類の作成と提出の代行、帳簿書類の作成は、社労士の独占業務です。報酬を得てこれらを行えるのは社労士だけです。

労務の相談や指導は独占業務ではありませんが、社労士の中心的な仕事のひとつです。

特定社会保険労務士になると、個別労働紛争のあっせんなどで当事者を代理できます。

資格のない職員が事務所で手続き書類の作成を補助することはありますが、最終的な責任は社労士が負います。事務所で働く場合は、自分が資格者として担当するのか、補助者として担当するのかで、任される範囲が変わる点も知っておくとよいでしょう。

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社会保険労務士になるにはどうすればいいですか

国家試験に合格する必要があります。受験には、学歴、実務経験、ほかの国家試験の合格などの受験資格が求められます。

合格後に登録するには、2年以上の実務経験か、事務指定講習の修了が必要です。

人事・総務・経理などで社会保険の手続きを経験した人は、その経験を生かして挑戦しやすい資格です。

試験は年1回で、労働基準法、労働安全衛生法、労災保険法、雇用保険法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法など、出題範囲が広いのが特徴です。科目ごとに基準点が設けられているため、苦手な科目を残さない学び方が求められます。

社会保険労務士に向いている人と、キャリアの分かれ道

細かな期限と書類の正確さに気を配れる人、法律の改正を追い続けられる人、経営者や社員の話を落ち着いて聞ける人に向いています。労働や社会保険の制度は改正が多いため、学び続ける姿勢が欠かせません。

最初は事務所で手続きと給与計算の経験を積み、その後、就業規則や人事制度の相談を担当する立場へ進む人が多くいます。企業の人事部門に移り、社内の労務管理を担う道もあります。

独立する場合は、手続きの代行だけでなく、顧問先との関係を長く保つための相談対応や、障害年金など特定の分野での専門性をどう示すかが、事務所を続けるうえでの課題になります。

事務所を選ぶときは、所属する社労士の人数、得意とする分野、試験合格後の登録や研修への支援があるかを確かめておくと、数年後にどのような経験が積めているかを想像しやすくなります。受験中の人を補助者として採用し、勉強の時間に配慮する事務所もあります。

関連する資格

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社会保険労務士の仕事の傾向

  • 社会的3.87
  • 企業的3.71
  • 慣習的3.54
  • 研究的3.18
  • 現実的2.54
  • 芸術的2.38

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

社会保険労務士に近い仕事

職業データの傾向が社会保険労務士に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

社労士の独占業務は何ですか

労働・社会保険に関する申請書類の作成と提出の代行、帳簿書類の作成です。報酬を得てこれらを行えるのは社労士だけです。

社労士の年収はどのくらいですか

job tag の年収は複数の職業をまとめた区分の値で、社労士だけの年収ではありません。ハローワークの求人賃金は月額28.7万円です。独立すると顧問契約の数で大きく変わります。

社労士の受験資格は何ですか

大学などの学歴、一定の実務経験、ほかの国家試験の合格など、いずれかの受験資格が必要です。

人事の経験は社労士に生かせますか

生かせます。社会保険の手続きや給与計算、労務対応の経験は、社労士事務所での実務や企業内の社労士として評価されやすい経験です。

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