しごと大全 / 技術・技能の仕事
土地家屋調査士の仕事内容と年収|測量と登記をつなぐ国家資格
別名:調査士
土地家屋調査士は、土地や建物がどこにあり、どんな形で、どれだけの広さかを調べて測量し、登記の申請を代理する国家資格職です。境界の確認にも関わる、現場と書類の両方の仕事です。ハローワークの求人賃金は月額28.8万円です。
- 平均年収981.1万円統計は職業分類に対応した広い区分の値です
- 有効求人倍率0.86倍
- 求人賃金(月額)28.8万円令和7年度
- 平均年齢46.5歳
- 就業者数2.4万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間159時間
土地家屋調査士はどんな仕事ですか
建物を新築したとき、土地を分けたり合わせたりするとき、土地の用途を変えるときなどに、現地を調べて測量し、表示に関する登記を申請します。
隣の土地との境界を、関係者の立ち会いのもとで確認する仕事も大切です。境界をめぐる争いを、裁判によらずに解決する手続きに関わることもあります。
仕事の半分は屋外での測量、残りは図面の作成と書類の手続きというように、現場と事務の両方を担当します。
依頼主は、家を建てた個人や不動産会社、住宅メーカーのほか、相続した土地を分けたい人、公共事業で土地の形が変わる自治体などさまざまです。依頼の内容によって、必要な調査や書類の量が大きく変わります。
統計の年収をどう見ればいいですか
job tag に掲載されている年収981.1万円は、弁護士や弁理士などの法務の専門職をまとめた統計区分の値です。土地家屋調査士だけの年収ではありません。
募集時点の目安としては、ハローワークの求人賃金(月額28.8万円)のほうが参考になります。有効求人倍率は0.86倍です。
土地家屋調査士事務所では、補助者として測量や図面作成の経験を積みながら資格の取得を目指す人もいます。
補助者として働く場合の給与は、事務所の規模や担当する作業の範囲で変わります。求人票では、測量の現場に出るのか、図面作成や書類作成が中心なのか、資格取得のための勉強時間に配慮があるかを確かめておくと比べやすくなります。
広告
測量士・司法書士とどう違いますか
測量士は測量そのものの専門家で、公共事業の測量なども担当します。土地家屋調査士は、測量した結果をもとに登記を申請できる点が違います。
司法書士は所有権などの権利に関する登記を、土地家屋調査士は土地や建物の物理的な状況を示す表示の登記を担当します。
不動産の取引では、土地家屋調査士、司法書士、不動産会社が連携して手続きを進めます。
一つの事務所で、土地家屋調査士と司法書士、測量士の業務をあわせて扱っているところもあります。どの業務の比重が大きいかで日々の仕事の中身が変わるので、応募前に事務所の主な取扱業務を確かめておくと安心です。
土地家屋調査士になるにはどうすればいいですか
土地家屋調査士試験(筆記と口述)に合格して登録するのが一般的です。受験資格の制限はありません。
測量士や測量士補、一級・二級建築士の資格を持っていると、筆記試験の一部(午前の部)が免除されます。
平均年齢が高めの職種とされ、担い手の確保が課題になっています。経験を積んで独立する人の多い資格です。
試験の範囲には、不動産登記法や民法などの法律の知識と、土地や建物の面積の計算、図面の作成が含まれます。法律と計算・作図の両方を学ぶ必要があるため、補助者として実務に触れながら勉強を進める人もいます。
広告
土地家屋調査士の1日はどう進みますか
現場のある日は、測量機器を車に積んで現地に向かい、土地の境界標や建物の位置を測ります。隣の土地の所有者に立ち会いをお願いし、境界の位置を一緒に確かめることもあります。立ち会いは相手の都合に合わせるため、土日や夕方に入ることもあります。
事務所では、測量の結果をもとに図面を作り、法務局に保管されている地図や過去の資料と照らし合わせます。調べた内容に食い違いがあるときは、古い資料をさかのぼって原因を探すこともあり、根気のいる作業です。
書類がそろったら、登記の申請を行います。申請のあとに法務局から内容について問い合わせを受けることもあるため、現地で何を確かめ、どう判断したかを記録に残しておくことが大切です。
天候によって測量の予定が変わるため、雨の日は事務所での図面作成や資料調べに切り替えるなど、予定を柔軟に組み替えることになります。一件の依頼が終わるまでの期間は、境界の確認が順調に進むかどうかで大きく変わります。
境界の確認で土地家屋調査士に求められること
境界の確認では、隣り合う土地の所有者どうしの考えが食い違うことがあります。土地家屋調査士は、資料や現地の状況をもとに説明し、双方が納得できる形で確認を進める役割を担います。測量の正確さだけでなく、相手の話を聞き、わかりやすく説明する力が問われます。
話し合いでまとまらない場合には、法務局の筆界特定制度など、裁判以外の手続きを使う道もあります。どの手続きが合うかを依頼主に説明できるよう、制度の知識を更新し続けることも仕事の一部です。
屋外での作業と、細かな書類の確認、人との調整がそれぞれ同じくらいの比重を持つ仕事です。体を動かすことと机の上の作業の両方が苦にならず、一つの土地の経緯を最後まで調べ上げることに面白さを感じられる人に向いています。
関連する資格
- 土地家屋調査士Amazonで本を見る
- 測量士Amazonで本を見る
- 測量士補Amazonで本を見る
- 一級建築士Amazonで本を見る
- 二級建築士Amazonで本を見る
PR Amazonのアソシエイトとして、JOBLINKAは適格販売により収入を得ています。
土地家屋調査士の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
土地家屋調査士に近い仕事
職業データの傾向が土地家屋調査士に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
よくある質問
土地や建物の現地調査と測量を行い、表示に関する登記を申請します。隣の土地との境界の確認にも関わります。
司法書士は所有権などの権利の登記、土地家屋調査士は土地や建物の物理的な状況を示す表示の登記を担当します。
job tag の年収は法務の専門職をまとめた区分の値です。ハローワークの求人賃金は月額28.8万円で、独立すると依頼の件数で大きく変わります。
有利です。測量士補や測量士、建築士の資格があると、土地家屋調査士試験の筆記の一部が免除されます。
土地家屋調査士を考えている方によく読まれています
土地家屋調査士の転職を進めるときに読むもの
土地家屋調査士の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「資格職の転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。
自分で探すか、声がかかるのを待つか
土地家屋調査士の有効求人倍率は0.86倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。
土地家屋調査士の経験と希望を置いておくだけで、合う職場から声が届く転職サービスを準備しています。
求人を探し続けなくても、条件に合う企業から「話しませんか?」が届きます。
名前や勤務先は、あなたが「話したい」と返すまで企業に見えません。
最終更新: