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法務技官(心理)の仕事内容と年収|矯正施設で非行と犯罪の背景を分析する
別名:矯正心理専門職
法務技官(心理)は、少年鑑別所や刑務所などの矯正施設で、心理学の知識と技法を使って、非行や犯罪をした人の特性や背景を調べ、立ち直りに向けた指導に関わる国家公務員です。法務省専門職員(人間科学)採用試験の矯正心理専門職区分に合格して採用されます。統計上の有効求人倍率は0.39倍、求人賃金は月額28.8万円ですが、いずれも広い職業区分の値で、採用は国の試験を通じて行われます。
- 平均年収583.3万円統計は職業分類に対応した広い区分の値です
- 有効求人倍率0.39倍
- 求人賃金(月額)28.8万円令和7年度
- 平均年齢41.7歳
- 就業者数30.9万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間158時間
少年鑑別所で、法務技官(心理)は何をしていますか
少年鑑別所は、家庭裁判所の決定で送られてきた少年を一定の期間収容し、非行に至った背景を調べる施設です。法務技官(心理)は、面接や心理検査、生活の様子の観察を通じて、少年の性格や能力、家庭や交友関係を含めた問題を分析します。
分析の結果は報告書にまとめられ、家庭裁判所が審判で処分を決めるときの資料になります。少年院に送られた場合には、その後の教育の方針を立てるうえでも使われます。
少年鑑別所は「法務少年支援センター」として地域からの相談にも応じています。学校や保護者から寄せられる非行や問題行動の相談に、心理の専門家として対応することもあります。
刑務所や少年院では、どんな仕事を受け持ちますか
刑務所などの刑事施設では、受刑者の特性を調べる調査に関わり、施設の中でどのような指導や作業を行うかを決めるための資料をつくります。
性犯罪や薬物、暴力などの再犯を防ぐためのプログラムを、認知行動療法の考え方に沿って実施することも大切な仕事です。グループで行う指導では、進行役として参加者どうしの話し合いを導きます。
少年院では、在院している少年の心理面の把握や、法務教官と連携した指導に関わります。配属先は異動で変わることが多く、少年の施設と成人の施設の両方を経験しながら専門性を広げていく人がいます。
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矯正心理専門職の採用試験は、どんな試験ですか
採用は、人事院が実施する法務省専門職員(人間科学)採用試験で行われます。この試験には、矯正心理専門職のほか、法務教官、保護観察官の区分があります。
試験では、公務員として共通の基礎能力に加え、心理学の専門的な知識が問われ、論文や人物の試験もあります。大学卒業程度の試験で、受験には年齢の要件があるため、最新の条件は人事院の試験案内で確かめてください。
採用後は研修を受けてから矯正施設に配属されます。国家公務員の心理職として働くため、契約が年度ごとに更新される非常勤の心理職と比べると、雇用が安定している点が特徴です。
給与と異動は、何によって決まりますか
国家公務員なので、給与は法律で定められた俸給表と各種の手当で決まります。統計の平均年収583.3万円や求人賃金月額28.8万円は、ほかの専門職も含む広い区分の値で、法務技官(心理)の給与を示すものではありません。
勤務先は全国の矯正施設で、転居を伴う異動があることを前提に考えておく必要があります。異動の範囲や頻度は、採用された地域や本人の状況によって異なります。
子育てや介護と仕事を両立するための制度は、国家公務員の休暇・休業の制度が使えます。制度の使いやすさは職場によって違うため、説明会や官庁訪問の機会に具体的に聞いておくと安心です。
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非行や犯罪に向き合う心理職には、どんな力が求められますか
相手の多くは、自分から相談に来た人ではありません。反発や沈黙と向き合いながら話を聞き取り、その内容を偏りなく評価する落ち着きが求められます。
審判や処遇の判断に使われる資料をつくるため、検査の結果や面接の内容を根拠として示し、ほかの職員が読んで使える文章にまとめる力も欠かせません。
再犯を防ぐ取り組みは、成果がすぐには見えにくい仕事です。一人ひとりの変化を長い目で見ていけることが、続けるうえでの支えになります。
法務技官(心理)(矯正心理専門職)の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
法務技官(心理)(矯正心理専門職)に近い仕事
職業データの傾向が法務技官(心理)(矯正心理専門職)に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
家庭裁判所調査官非行少年や家庭の問題を調べる裁判所の専門職
スクールカウンセラー学校で児童・生徒の相談にのる心理職
社会福祉士(ソーシャルワーカー)出所後の生活を支える場面で連携する
医療ソーシャルワーカー(MSW)病院で患者の生活と社会復帰を支える
検察事務官法務省の組織で働く国家公務員
精神科医心の病気を診断・治療する医師
よくある質問
採用試験の受験に、公認心理師や臨床心理士の資格は求められていません。ただし試験では心理学の専門知識が問われるため、大学や大学院で心理学を学んだ人が多く受験しています。
年齢の要件を満たしていれば、社会人でも受験できます。要件は年度ごとの試験案内で示されるため、受験を考えたら人事院の案内を早めに確かめてください。
国家公務員の俸給表と手当で決まり、経験年数や役職に応じて上がっていきます。統計上の平均年収583.3万円は、ほかの専門職を含む広い区分の値です。
非行や犯罪に向き合う重い内容の面接が続くこと、転居を伴う異動があることは、負担に感じる人がいる点です。一方で、心理の専門職として安定した身分で働き、立ち直りの過程に関われる仕事でもあります。
法務技官(心理)(矯正心理専門職)を考えている方によく読まれています
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