ケアマネジャーが辞めるとき。担当利用者の引き継ぎと、資格の有効期間で確認すること
ケアマネの仕事を辞めたい。ただ、担当している利用者さんや家族の顔が浮かんで、なかなか言い出せない。
ケアマネの退職は、1人ずつ交代を伝える時間を取れるかどうかで、円満に進むかが決まります。時期の決め方から書きます。
ケアマネジャーはいつ退職を伝えればよいか
就業規則の期限を守るのが前提です。そのうえで、ケアマネには他の職種にない事情があります。
- 担当している利用者さん一人ひとりに、交代を伝える必要がある
- 家族やサービス事業所にも連絡が要る
- 後任が担当を引き受けられる件数に余裕があるとは限らない
担当件数が多いほど、交代の調整に時間がかかります。事業所の管理者に早めに伝え、後任の割り振りを一緒に決めるのが確実です。
引き継ぎはどの順番で進めるか
すべての利用者さんを同じようには引き継げません。急いで対応が要る人から順に進めます。
| 優先度 | 利用者さんの状態 |
|---|---|
| 高い | 入退院の予定がある、状態が変わりやすい、サービスの変更を調整中 |
| 中くらい | 認定の更新やケアプランの見直しが近い |
| 通常 | 状態が安定していて、サービスも変わらない |
後任と一緒に訪問して顔合わせをすると、利用者さんや家族の不安が小さくなります。

引き継ぎで何を残すか
ケアプランや支援経過は記録に残っています。残すべきなのは、記録に書きにくいことです。
- 家族の中で連絡を取るべき人と、連絡しやすい時間帯
- 本人が大事にしていること、嫌がること
- サービス事業所との細かな取り決め
- 医療機関との連携で気をつけていること
介護支援専門員証の有効期間はいつまでか
介護支援専門員証の有効期間は5年間です。実務を続けるには、満了日までに更新に必要な研修を受け、更新の申請をします。
失効している間は、ケアマネとして業務に就けません。転職で次の職場に入る時期が満了日に近い場合は、研修の日程も合わせて確認してください。研修の内容や手続きは都道府県によって異なり、制度の見直しも議論されているので、最新の扱いは都道府県の案内で確かめます。
辞めたあと、どんな仕事に移れるか
ケアマネから移る先には、別の居宅介護支援事業所のほか、施設のケアマネ、生活相談員、介護の現場に戻る道もあります。職種ごとの年収や求人倍率は、しごと大全の介護支援専門員(ケアマネジャー)で確認できます。
今日やるとしたら
手元の介護支援専門員証で、有効期間の満了日を確認してください。
転職の時期を決める前に、これだけは確かめておく必要があります。
よくある質問
- ケアマネジャーはいつ退職を伝えればいいですか?
- 就業規則の期限を守ったうえで、担当している利用者さん全員の交代を伝えられる期間を取るのが目安です。担当件数が多いほど、早めに伝える必要があります。
- 介護支援専門員証の有効期間が切れたら働けませんか?
- 失効している間は、介護支援専門員として業務に就くことはできません。転職の前に満了日を確認し、必要な更新研修を受けておいてください。
- ケアマネを辞めて介護職や相談員に戻ることはできますか?
- できます。ケアマネとして利用者全体の支援を組み立てた経験は、相談員や施設の管理側の仕事でも評価されやすい経験です。
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