しごと大全 / 教育・保育の仕事
社会学研究者の仕事内容と年収|調査で社会の仕組みを明らかにする研究職
社会学研究者は、家族、地域、労働、教育、格差などの社会の現象を、調査とデータにもとづいて研究する仕事です。多くは大学で教育と研究を両立しています。平均年収802万円は研究者全体の統計区分の値です。公募の多くが研究者向けの経路で行われるため、有効求人倍率は公表されていません。
- 平均年収802.0万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率データなしハローワークの求人が少なく公表なし
- 求人賃金(月額)データなしハローワークの求人が少なく公表なし
- 平均年齢42.5歳
- 就業者数0.6万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間159時間
社会学研究者は何を、どうやって調べるのですか
研究の対象は、人と人との関係や集団、制度が生み出す社会の現象です。家族のかたち、働き方の変化、地域のつながり、教育と格差、移民、メディアなど、身近な暮らしに近いテーマが多いのが特徴です。
方法は大きく2つあります。多くの人に質問紙で回答してもらい、統計で傾向を分析する量的な調査と、インタビューや現地での観察を通じて、人々の経験や意味づけを深く理解する質的な調査です。
調査の結果は論文や本にまとめ、学会で発表します。国や自治体の委員会で意見を述べたり、調査の設計に協力したりと、研究が政策や地域の取り組みに生かされる場面もあります。
大学の教員として働くとはどういうことですか
社会学研究者の多くは大学に所属し、研究と教育の両方を担います。講義やゼミでの指導、卒業論文の指導に加え、入試や学内の委員会などの業務もあります。
研究に使える時間は、授業と学内業務の量によって左右されます。研究費を得るために、科学研究費助成事業(科研費)などの申請書を書くことも、研究者の仕事の一部です。
月間の労働時間は統計上159時間ですが、研究の仕事は時間で区切りにくく、学期中と休暇中で働き方が変わる職業です。
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研究者のポストに就くまでの道のりは?
大学の教員になるには、大学院で博士号を取得するか、それに近い研究の実績を積むことが一般的に求められます。修士課程と博士課程を合わせると、学部卒業から5年以上かかることが多い道のりです。
博士号を取った後も、任期付きの研究員や非常勤講師として経験を積み、公募に応募して常勤の職を目指すのが一般的です。大学の公募は研究者向けの求人サイト(JREC-IN Portal など)や各大学の採用ページで行われます。
常勤の職の数は限られており、就くまでの期間には個人差があります。研究を続けながら、自分の生活の見通しをどう立てるかも、進路を考えるうえで大切な視点です。
研究の経験は大学の外で生かせますか
生かせる場面はあります。調査を設計し、データを集めて分析し、結果を説明する力は、調査会社、シンクタンク、官公庁、企業のマーケティングや人事の部門などで求められます。
一般社団法人社会調査協会が認定する社会調査士・専門社会調査士は、社会調査の知識と技能を示す資格です。大学で所定の科目を修めて取得するもので、調査の仕事に就くときの説明材料になります。
平均年収802万円や就業者数約0.6万人は、人文・社会科学系を含む研究者の区分の値で、大学の外で働く人の収入を示すものではありません。進路ごとの給与は、それぞれの求人で確かめる必要があります。
関連する資格
- 社会調査士
- 専門社会調査士
社会学研究者の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
社会学研究者に近い仕事
職業データの傾向が社会学研究者に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
エコノミスト経済の統計を分析し、見通しを示す
マーケティング・リサーチャー調査の設計と分析を企業の中で生かす
家庭裁判所調査官家族や少年の問題を調査する専門職
高等学校教員教育に軸足を置いて社会科などを教える
企画・調査担当社内で市場や制度の調査を担う
データサイエンティスト統計の知識を事業の課題解決に使う
よくある質問
研究者として働くための必須の資格はありません。大学の教員の採用では、博士号と論文などの研究の実績が重視されます。調査の力を示す資格として、社会調査士・専門社会調査士があります。
社会人として大学院に進み、研究者になる人もいます。働いた経験そのものが研究のテーマや調査の足場になることもあります。ただし常勤の職は限られており、時間と費用の見通しを立てておくことが大切です。
job tag の平均年収802万円は研究者全体の統計区分の値です。大学の教員の場合、職位や大学の給与体系によって変わり、任期付きの職や非常勤講師では水準が下がることがあります。
少子高齢化や働き方の変化など、社会学が扱うテーマへの関心は続いています。一方で大学の常勤の職は限られているため、大学の外の調査の仕事も含めて進路を考える人が多い分野です。
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社会学研究者の転職を進めるときに読むもの
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