中小企業診断士のイラスト

しごと大全 / 事務の仕事

中小企業診断士の仕事内容と年収|経営コンサルタント唯一の国家資格

別名:診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営課題を分析し、改善の助言を行う専門家です。経営コンサルタントに関する唯一の国家資格とされています。独立して活動する人と、会社に勤めながら資格を生かす「企業内診断士」がいます。

  • 平均年収1134.6万円統計は職業分類に対応した広い区分の値です
  • 有効求人倍率0.4倍
  • 求人賃金(月額)29.5万円令和7年度
  • 平均年齢39.4歳
  • 就業者数8.3万人令和2年国勢調査
  • 月間労働時間162時間

中小企業診断士はどんな仕事ですか

財務、販売、組織、生産、ITなど経営全般を分析し、事業計画の作成、補助金の申請支援、事業承継、創業の相談などを行います。

自治体や商工会議所などの公的機関の窓口で相談員を務めたり、研修やセミナーの講師を担当したりする人も多くいます。

独占業務(資格がないとできない業務)はありません。資格は、経営の知識を体系的に持っていることを示す役割を果たします。

依頼主の多くは、経営の相談相手を社内に置きにくい規模の会社です。社長から直接話を聞き、決算書や現場の様子から課題を整理し、実行できる順番に並べて提案するところまでが一連の流れになります。提案したあとに実行を一緒に見守る、継続の支援を求められることもあります。

統計の年収をどう見ればいいですか

job tag に掲載されている年収1134.6万円は、経営コンサルタント、金融の専門職、アナリストなど、性質の違う職業をまとめた統計区分の値です。中小企業診断士だけの年収ではありません。

募集時点の目安としては、ハローワークの求人賃金(月額29.5万円)のほうが参考になります。有効求人倍率は0.40倍です。

独立した診断士の収入は、顧問先や公的な仕事の数で大きく変わります。会社員として資格を持つ人の場合は、勤務先の給与体系がそのまま収入になります。

求人票を見るときは、資格手当の有無と、診断士としての社外の活動が認められるかを確認してください。資格を持っていることそのものより、それを使って任される仕事の範囲のほうが、収入に結びつきやすい仕事です。

広告

企業内診断士と独立はどう違いますか

資格の保有者の多くは、会社に勤めながら資格を持つ企業内診断士だといわれています。経営企画、金融機関、営業などで、経営の視点を示す材料として生かしています。

独立する場合は、最初の顧客をどう得るかが課題になります。診断士どうしの研究会や、公的機関の専門家派遣の登録から仕事を広げる人が多くいます。

転職の場面では、コンサルティング会社、金融機関の法人営業、事業会社の経営企画などで評価されることがあります。

企業内診断士の場合、資格を取っただけでは社内の役割が変わらないことも少なくありません。診断士の研究会や公的機関の相談業務に休日だけ関わり、社外で実績を積みながら社内での生かし方を探る人もいます。副業に関する勤務先の規程は、先に確かめておく必要があります。

中小企業診断士になるにはどうすればいいですか

1次試験(7科目の筆記)に合格したあと、2次試験(事例の筆記と口述)に合格し、実務補習または実務従事を修了して登録します。

1次試験の合格後に、国が指定する養成課程を修了して登録するルートもあります。

登録は5年ごとの更新制で、研修の受講や実務の実績が必要です。

1次試験には科目ごとの合格を認める制度があり、数年かけて全科目の合格を目指す人もいます。2次試験は、1次試験に合格した年度とその翌年度に受験できます。

広告

中小企業診断士の試験では何が問われますか

1次試験の7科目は、経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策です。会計、法律、ITまで範囲が広く、得意な分野と苦手な分野の差が出やすい試験です。

2次試験の筆記は、組織・人事、マーケティング・流通、生産・技術、財務・会計の4つの事例です。ある会社の状況を書いた長い文章を読み、課題と助言を限られた字数で答えます。知識の量よりも、与えられた情報から根拠を拾って筋の通った助言を書く力が問われます。

仕事をしながら受験する人が多い試験です。1次試験の暗記が中心の科目と、2次試験の事例の演習では勉強の仕方がまったく違うため、通勤時間とまとまった時間をどう振り分けるかを早めに決めておくと進めやすくなります。

独立か企業内か、中小企業診断士は何で判断すればいいですか

独立を考えるときは、資格よりも、最初の1年に仕事を頼んでくれる相手が見えているかが判断の分かれ目になります。前職の取引先、金融機関、税理士など、紹介をくれる人とのつながりがどれだけあるかを先に棚卸ししておくと、見通しを立てやすくなります。

公的機関の窓口相談や専門家派遣は、報酬の水準があらかじめ決まっていることが多い仕事です。独立直後の入口になる一方、それだけで生活を支えられるかは地域や登録先によって変わります。民間の顧問契約、研修やセミナーの講師、補助金の申請支援などをどう組み合わせるかを考えておく必要があります。

会社にとどまる場合は、経営企画、事業開発、金融機関の融資審査や取引先の支援など、資格で学んだ知識を日々の判断に使える部署への異動や転職が現実的な選択肢です。どちらを選ぶ場合も、5年ごとの登録の更新に必要な研修や実務の実績をどう満たすかを、働き方とあわせて考えておくと安心です。

関連する資格

PR Amazonのアソシエイトとして、JOBLINKAは適格販売により収入を得ています。

中小企業診断士の仕事の傾向

  • 企業的3.93
  • 社会的3.68
  • 研究的3.32
  • 現実的2.77
  • 慣習的2.77
  • 芸術的2.71

職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。

中小企業診断士に近い仕事

職業データの傾向が中小企業診断士に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。

よくある質問

中小企業診断士の年収はどのくらいですか

job tag の年収は複数の職業をまとめた区分の値で、診断士だけの年収ではありません。募集時点の目安はハローワークの求人賃金で、月額29.5万円です。独立すると顧問先の数で大きく変わります。

中小企業診断士に独占業務はありますか

ありません。経営の知識を体系的に持っていることを示す資格として、コンサルティングや公的機関の相談業務、企業内での経営企画などで生かされています。

中小企業診断士は転職に有利ですか

コンサルティング会社、金融機関の法人営業、経営企画などで評価されることがあります。資格だけでなく、実務でどう生かしてきたかを説明できることが大切です。

中小企業診断士になるにはどうすればいいですか

1次試験と2次試験に合格し、実務補習または実務従事を修了して登録します。1次試験の合格後に養成課程を修了するルートもあります。

中小企業診断士を考えている方によく読まれています

中小企業診断士の転職を進めるときに読むもの

中小企業診断士の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「市場価値」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。

自分で探すか、声がかかるのを待つか

中小企業診断士の有効求人倍率は0.4倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。

中小企業診断士の経験と希望を置いておくだけで、合う職場から声が届く転職サービスを準備しています。

求人を探し続けなくても、条件に合う企業から「話しませんか?」が届きます。
名前や勤務先は、あなたが「話したい」と返すまで企業に見えません。

LINEで先行登録する 登録は無料です。広告やセールスは一切送りません。ブロックすればいつでも解除できます。

最終更新: