しごと大全 / 介護・福祉の仕事
手話通訳者の仕事内容と年収|登録通訳から始まり、常勤の席は限られる仕事
別名:手話通訳
手話通訳者は、手話を使うろう者・難聴者と音声で話す人の間に入り、双方の言葉を通訳する仕事です。有効求人倍率は0.2倍、ハローワークの求人賃金は月額25万円。自治体に登録して依頼ごとに派遣される働き方が多く、常勤で手話通訳だけを仕事にできる席は限られています。
- 平均年収583.3万円統計は職業分類に対応した広い区分の値です
- 有効求人倍率0.2倍
- 求人賃金(月額)25万円令和7年度
- 平均年齢41.7歳
- 就業者数30.9万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間158時間
手話通訳者はどんな場面に呼ばれますか
病院の受診、役所の手続き、学校の面談、職場の会議、講演会や式典など、ろう者が音声の会話に加わる場面ならどこでも通訳が必要になります。日常生活に密着した依頼が多いのが特徴です。
テレビのニュースや政見放送、記者会見で画面に映る手話通訳もこの仕事です。災害時の会見に手話通訳がつく機会も増えています。
通訳は単語を置き換える作業ではありません。話し手の意図や場の雰囲気まで伝える必要があり、医療や法律など内容によっては事前の準備が欠かせません。
登録通訳と設置通訳では働き方がどう違いますか
多くの手話通訳者は、市区町村や聴覚障害者情報提供施設などに登録し、依頼があるたびに派遣されます。報酬は1件ごとや時間単位で支払われるため、これだけで生計を立てるのは難しく、別の仕事と組み合わせる人が少なくありません。
自治体の窓口などに配置される設置手話通訳者は、継続して手話通訳を仕事にできる数少ない席です。ただし、非常勤や会計年度任用職員としての採用も多く見られます。
聴覚障害者と聴者の電話を通訳オペレーターがつなぐ電話リレーサービスが公共インフラとして始まり、オペレーターとしての働き方も生まれています。
広告
有効求人倍率0.2倍、常勤の募集が少ないのはなぜですか
求職者5人に対して求人が1件の水準です。手話通訳の仕事は自治体の派遣制度を通じて動くものが中心で、ハローワークに常勤の求人として出るものは多くありません。
求人賃金の月額25万円は、設置通訳や、福祉施設の職員として手話を使う募集などの目安になります。job tag の平均年収583.3万円や就業者数30.9万人は、手話通訳者以外の専門職を含む広い区分の値です。
一方で、手話を言語として位置づける手話言語条例を定める自治体が増えるなど、手話通訳の役割を広げる動きもあります。求人の数だけでなく、住んでいる地域の制度もあわせて見ておくと判断しやすくなります。
手話通訳者になるには資格が必要ですか
手話通訳をするのに必須の資格はありませんが、自治体の派遣事業に登録するには、手話通訳者全国統一試験への合格など、都道府県ごとの基準を満たす必要がある地域が多くなっています。
国の資格としては、厚生労働大臣が認定する手話通訳士の試験(手話通訳技能認定試験)があります。合格率は低く、実務経験を積んだ人が目指すことの多い資格です。政見放送の手話通訳は手話通訳士が担当しています。
入口になるのは、市区町村が開く手話奉仕員養成講座です。入門・基礎の課程を終えてから手話通訳者養成講座に進み、試験を受ける流れが一般的で、数年かけて段階的に力をつけていきます。
広告
手話通訳の仕事はきついですか
長時間の通訳は腕や肩、首に負担がかかり、頸肩腕障害が職業病として知られています。長い会議や講演では、複数の通訳者が一定時間ごとに交代する形がとられます。
内容を正確に伝えつつ自分の意見を挟まない立場を保つ必要があり、病院や警察など緊張を伴う場面では精神的な負担もあります。個人の事情に深く触れるため、守秘義務も重い仕事です。
その分、ろう者が社会に参加する場面を直接支えられる仕事です。福祉や教育、医療の仕事をしながら手話通訳の力を身につければ、本業の中で手話を生かす道も開けます。
関連する資格
- 手話通訳士
- 手話通訳者全国統一試験
- 全国手話検定試験
手話通訳者の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
手話通訳者に近い仕事
職業データの傾向が手話通訳者に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
通訳者音声言語どうしを通訳する仕事
言語聴覚士聞こえや言葉の障害をリハビリで支える
社会福祉士障害のある人の生活を相談援助で支える
医療ソーシャルワーカー病院で患者と家族の相談に乗る
生活相談員福祉施設で利用者と家族の窓口になる
翻訳者文書を別の言語に置き換える仕事
よくある質問
登録通訳の報酬は依頼ごとに支払われるため、それだけで生計を立てられる人は多くありません。設置通訳や電話リレーサービスのオペレーター、福祉施設の職員など、手話を使う仕事と組み合わせる働き方が現実的です。
なれます。市区町村の手話奉仕員養成講座から始め、手話通訳者養成講座を経て試験に挑むのが一般的な道です。手話を学び始めてから通訳として登録できるまで、数年かかると考えておくとよいでしょう。
手話通訳士は、厚生労働大臣が認定する試験に合格して登録した人の名称です。手話通訳者は手話通訳をする人の総称で、自治体の登録には都道府県の基準として手話通訳者全国統一試験などが使われています。
job tag の平均年収583.3万円は広い区分の値で、手話通訳者だけの数字ではありません。常勤の募集ではハローワークの求人賃金の月額25万円が目安のひとつで、登録通訳は依頼の件数によって収入が大きく変わります。
手話通訳者を考えている方によく読まれています
手話通訳者の転職を進めるときに読むもの
手話通訳者の転職でつまずきやすいところは、JobLinkaの「資格職の転職」にまとめています。求人の探し方、企業からどう見られるか、いまの会社にバレずに進める方法まで、職業ページとあわせて読むと判断がしやすくなります。
自分で探すか、声がかかるのを待つか
手話通訳者の有効求人倍率は0.2倍です。倍率が低い職種ほど自分から探し続ける方式は消耗が大きく、高い職種ほど条件を出して待つほうが良い条件に当たります。どちらが自分に向いているかは、9つの質問で確かめられます。
JobLinkaは、探さずに待つ転職サービスです。いま先行登録を受け付けています。
公開時は、登録が早い方から順にご案内します。
早く登録するほど、先に企業からの声を受け取れます。
最終更新: