社会福祉士の資格はあっても、相談職は未経験。生活相談員からケアマネジャーまでの5年をどう組み立てるか
ケアマネジャー(介護支援専門員)の試験は、資格を取っただけでは受けられません。法定資格に基づく業務や一定の相談援助業務に、通算5年以上かつ900日以上従事していることが受験の条件です。
つまり、社会福祉士の資格を持っていて相談の仕事は未経験という人は、これからの5年をどう使うかで受験できる時期が決まります。この記事では、最初の職場選びから申し込みまでを年ごとの手順に並べました。
ケアマネの受験資格は、何を5年数えるのか?
都道府県の案内では、対象は大きく2つに分かれています。
- 法定資格に基づく業務:医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、理学療法士、栄養士など。資格の登録日以降の期間が対象です。
- 相談援助業務:生活相談員、相談支援専門員など、施設や事業所で法令に定められた相談の仕事。
どちらも、要援護者への直接の援助が本来の業務であることが前提です。5年という期間と、実際に働いた900日の両方を満たす必要があります。対象業務の細かな一覧は、受験する都道府県の受験の手引で確かめてください。
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社会福祉士が最初に選べる相談の仕事は?
| 職場 | 主な職名 | 未経験で入るときに聞くこと |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム・デイサービス | 生活相談員 | 介護や送迎との兼務の割合 |
| 介護老人保健施設 | 支援相談員 | 入退所の調整を何人で回しているか |
| 障害福祉の相談支援事業所 | 相談支援専門員 | 別に研修の修了が必要か |
| 病院の相談室 | 医療ソーシャルワーカー | 新人の教育の仕組み |
特別養護老人ホームの基準では、生活相談員は社会福祉法第19条の社会福祉主事の資格に当たる人などとされ、社会福祉士はここに含まれます。相談支援専門員は、実務経験と研修の修了が別に求められる職種です。

1年目:入る前に、何を確かめておくといいか?
未経験可の相談員求人は、介護の仕事と兼務する形が多くあります。兼務そのものは悪いことではありませんが、相談の仕事が週に何割かは面接で聞いておきましょう。担当件数や夜間の連絡の聞き方はケアマネジャー・社会福祉士の求人で、担当件数と一緒に聞きたい7つのことにまとめています。
入職したら、社会福祉士の登録日と、職場の入職日・職名をメモに残してください。あとで実務経験の期間を数えるときの起点になります。
2〜4年目:日数を記録しながら、経験の幅を広げる
900日は、実際に業務に従事した日数です。産休・育休や長い休職があると、5年たっても日数が足りないことがあります。年に一度、勤務日数をざっと数える習慣をつけると、受験できる年を読み違えません。
この時期に、ケアプランの会議に同席する、居宅のケアマネと連絡を取り合うなど、ケアマネの仕事に近い経験を積んでおくと、合格後の働き方を考えやすくなります。転職するときは、次の職場でも相談援助業務として数えられる職名かを求人の段階で確かめましょう。
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5年目:受験の手引を取り寄せ、実務経験証明書を頼む
試験は例年10月ごろ、申し込みは初夏から夏にかけてが多く、都道府県ごとに日程が違います。申し込みには、勤務先が書く実務経験証明書が必要です。
辞めた職場の期間を数える場合は、前の勤務先に証明書を頼むことになります。依頼先の住所や担当部署が分からなくならないよう、在籍期間と職名を控えておくと慌てずに済みます。給与の違いはケアマネジャーの給与は、居宅・施設・地域包括でどう違うかで比べています。
今日やるとしたら
社会福祉士の登録証を出して、登録年月日を手帳かスマートフォンのメモに書き写してください。
その日から5年後の年が、最短で受験を考えられる年の目安になります。そこから逆算すると、最初の職場に何年いるかも決めやすくなります。
よくある質問
- 社会福祉士の資格があれば、すぐにケアマネ試験を受けられますか?
- 資格だけでは受けられません。社会福祉士などの法定資格に基づく業務や、生活相談員などの相談援助業務に通算5年以上、かつ900日以上従事していることが必要です。細かな対象業務は都道府県が出す受験の手引で確かめてください。
- 資格を持たずに介護の仕事をしていた期間は、実務経験に入りますか?
- 現在の受験資格は、法定資格に基づく業務と一定の相談援助業務が対象です。資格を持たずに介護の仕事をしていた期間が対象になるかは、受験する都道府県の受験の手引で確認してください。社会福祉士や介護福祉士としての期間は、登録日以降が数えられます。
- 相談職が未経験でも、生活相談員として採用されますか?
- 特別養護老人ホームの基準では、生活相談員は社会福祉法第19条の社会福祉主事の資格に当たる人などとされ、社会福祉士はそれに含まれます。未経験可の求人もありますが、介護の仕事と兼務する形が多いので、兼務の割合と研修の有無を確かめてください。
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