しごと大全 / 事務の仕事
営業事務の仕事内容と年収|一般事務より求人が4倍多い理由
別名:営業アシスタント、受発注管理事務員
営業事務は、営業担当者を後方から支える仕事です。見積書の作成、受注処理、納期の調整、請求書の発行、顧客からの問い合わせ対応を担当します。一般事務を希望する人が知っておくべき点がひとつあります。有効求人倍率が1.31倍と、一般事務の0.29倍の4倍以上あることです。
- 平均年収525.1万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率1.31倍
- 求人賃金(月額)23.8万円令和7年度
- 平均年齢43.3歳
- 就業者数87.2万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間158時間
営業事務はどんな仕事ですか
受注から入金までの流れを実務として回す役割です。見積書の作成、注文内容の確認と受注入力、在庫と納期の確認、出荷手配、納品書と請求書の発行、入金の消し込み。ここに顧客からの電話やメールへの対応が加わります。
一般事務との違いは、相手がいることです。社内の営業担当と社外の顧客の両方とやり取りし、納期が間に合わないときの調整や、仕様変更の連絡といった判断が入ります。決められた手順を守るだけでは終わりません。
業界によって扱うものが変わります。メーカーなら製品と在庫、商社なら仕入と物流、IT企業ならライセンスと契約。基本の流れは同じなので、業界を変えても経験が使えます。
扱う書類や数字には、取引先の情報や価格が含まれます。送り先や金額の誤りは取引先との信頼に直結するため、入力した内容を見直す習慣や、二重に確認する仕組みが職場ごとに設けられています。
営業事務の1日と、忙しくなる時期
朝はメールと受注の確認から始まることが多く、届いた注文を入力し、在庫と納期を確かめて営業担当や顧客に回答します。日中は見積書の作成や出荷の手配、電話の対応を並行して進め、外出している営業担当からの依頼にも応えます。
夕方は、その日の出荷の最終確認や、翌日に回す作業の整理に充てます。営業担当が帰社してから急ぎの見積もりを頼まれることもあり、その対応で残業になるかどうかは職場の運用によって変わります。
忙しさが増すのは、月末と年度末です。請求書の発行や売上の締め、入金の確認が集中するため、この時期は経理や物流の担当とのやり取りも増えます。月末の締めがある職場では、その前後に休みを取りにくいことがあります。
求人票で見ておきたいのは、一人で何人の営業担当を受け持つか、扱う取引先の数、使っている販売管理のシステムです。面接では、繁忙期の残業の目安と、電話の対応がどれくらいあるかを聞いておくと、入社後の働き方を思い描きやすくなります。
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有効求人倍率1.31倍が一般事務の0.29倍と違う理由
同じ事務職なのに、求人の出方が4倍以上違います。理由として考えられるのは、営業事務が自動化しにくい仕事だという点です。
一般事務の定型作業はRPAやシステム導入で置き換えが進みましたが、営業事務は例外処理の連続です。納期が間に合わない、仕様が変わった、請求内容に問い合わせが来た。こうした場面では人が判断して調整する必要があり、置き換えが進みにくいと考えられます。
事務職を希望していて求人が見つからない人にとって、これは実用的な情報です。一般事務だけに絞ると0.29倍の競争に入りますが、営業事務まで広げれば1.31倍の市場になります。求める仕事の性質は近いのに、入りやすさが大きく違います。
平均年収525.1万円と求人賃金23.8万円の差
525.1万円は賃金構造基本統計調査の値で、営業部門の正社員や管理職を含んだ広い区分の平均です。これから営業事務に就く人が見るべきは、ハローワークの求人賃金(月額)23.8万円のほうです。
それでも一般事務の21.6万円、医療事務の20.7万円と比べると高い水準にあります。顧客対応と調整の要素があるぶん、単純な事務より評価されやすい職種です。
英語を使う貿易事務まで広げると、さらに条件は上がる傾向があります。TOEICのスコアがある人は、併せて検討する価値があります。
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未経験から営業事務に転職できますか
できます。未経験可の求人が出ており、求人倍率も一般事務より有利です。
評価されやすいのは、接客や販売の経験です。顧客と直接やり取りする場面があるため、人と話すことに抵抗がない点は強みになります。事務経験より接客経験のほうが効く場面があります。
必要なスキルは、Excelでの集計と、メールでの正確なやり取りです。MOSのExcelがあると説明材料になりますが、必須ではありません。
応募書類では、前職で扱った件数や、ミスを減らすために工夫したことなど、正確さと段取りを示す具体的な話を書くと伝わりやすくなります。販売職なら、在庫の確認や発注、お客さまからの問い合わせへの対応が、営業事務の仕事と重なる経験として説明できます。
営業事務に向いているのはどんな人ですか
job tagの職業データでは、営業事務は「社会的」(人と関わり支える)がもっとも高く、次いで「慣習的」(手順にそって正確に)、「企業的」(人を動かし進める)が並びます。この3つが均等に高いのがこの職種の特徴です。
つまり、正確な事務処理と、人とのやり取りの両方が求められます。黙々と処理だけしたい人には向きません。逆に、営業の数字を追う立場にはなりたくないが、人と関わる仕事はしたいという人には合います。
調整が中心になるため、割り込みが多い環境です。ひとつの作業に集中したい人は、一般事務や経理事務のほうが負担が少なくなります。
関連する資格
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営業事務の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
営業事務に近い仕事
職業データの傾向が営業事務に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
一般事務分野を特化しない定型事務。倍率は0.29倍
貿易事務輸出入の書類と手配。英語を使う
人事事務採用・労務の実務。専門性を積める
受付事務来客対応が中心。業界を問わない
介護事務介護報酬の請求。求人数が多い
経理事務請求・入金で接点がある。簿記が効く
よくある質問
営業事務です。有効求人倍率は営業事務1.31倍に対し一般事務0.29倍で、求人の出方が4倍以上違います。求人賃金も営業事務23.8万円、一般事務21.6万円と営業事務のほうが高い水準です。
通常ありません。営業担当を支える役割で、売上目標を直接負うことは基本的にありません。ただし営業チームの数字に連動した評価制度を持つ会社もあるため、求人票と面接で確認してください。
なれます。未経験可の求人が出ています。接客や販売の経験は顧客対応に直結するため評価されやすく、事務経験がなくても不利になりにくい職種です。
Excelでの集計と、メールでの正確なやり取りが基本です。加えて、納期や仕様の変更に対応する調整力が求められます。資格ではMOS Excelが説明材料になりますが必須ではありません。
営業事務を考えている方によく読まれています
営業事務の転職を進めるときに読むもの
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