しごと大全 / 医療の仕事
産婦人科医の仕事内容と年収|出産と女性の生涯の健康を支える医師
別名:産婦人科医師、産科医、婦人科医
産婦人科医は、妊娠・出産を扱う産科と、女性特有の病気を扱う婦人科の両方を担う医師です。統計上の平均年収は医師全体で1512.3万円。分娩は昼夜を問わないため、当直やオンコールの負担が大きい診療科です。
- 平均年収1512.3万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率0.53倍
- 求人賃金(月額)110.7万円令和7年度
- 平均年齢45.7歳
- 就業者数30.4万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間158時間
産婦人科医はどんな仕事ですか
産科では妊婦健診、分娩、帝王切開、合併症のある妊娠の管理を行います。助産師と役割を分担しながら、異常がある分娩に対応します。
婦人科では、子宮や卵巣の病気、がんの手術と治療、月経や更年期の不調、不妊治療などを担当します。
手術も薬物療法も担当するため、内科的な知識と外科的な技術の両方が必要な診療科です。
産科と婦人科のどちらに重心を置くかは、勤務先によって変わります。総合病院では両方を担当することが多く、分娩を扱うクリニックでは産科、婦人科クリニックでは外来の診療と検診が中心になります。
産婦人科医の1日は、分娩のある日とない日でどう違いますか
外来の日は、妊婦健診、婦人科の診察、がん検診の結果説明などが続きます。手術日は、帝王切開や子宮・卵巣の手術に入り、術後の患者の回診も行います。
分娩が重なると、予定していた外来や手術の合間に分娩室へ向かうことになります。分娩は時間を選ばないため、日中の予定どおりに1日が終わらないこともある診療科です。
当直の夜は、救急外来の受診、陣痛で入院した妊婦の経過観察、緊急の帝王切開への対応などがあります。翌日の勤務をどう扱うかは病院によって差があるため、確認しておきたい点です。
婦人科を中心にする日は、子宮筋腫や卵巣のう腫、月経困難症、更年期の症状などの外来が続きます。治療方針を話し合う場面が多く、検査結果と選択肢を患者が理解できる言葉で伝える力も求められます。
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平均年収1512.3万円と当直の負担
1512.3万円は、診療科を分けない医師全体の平均年収です。産婦人科医だけの値ではありません。
ハローワークの求人賃金は月額110.7万円です。分娩を扱う病院では当直やオンコールが多く、手当の構成で収入が変わります。
分娩を扱わない婦人科や不妊治療のクリニックでは、夜間の呼び出しが少ない働き方もあります。どちらを選ぶかで生活は大きく変わります。
求人を比べるときは、月の当直回数、当直明けの勤務の扱い、オンコールの頻度と手当、分娩件数、医師の人数を並べてみてください。同じ月給でも、医師が少ない施設ほど1人あたりの呼び出しが増えやすくなります。
医師の働き方改革で何が変わりましたか
2024年4月から、勤務医の時間外・休日労働に上限が設けられました。原則は年960時間で、地域医療を支える病院や研修中の医師などには、条件つきで年1,860時間までの特例があります。
上限の導入で、当直の扱い、勤務間の休息、タスクシフト(看護師や臨床工学技士などへの業務移管)の見直しが進んでいます。
ただし実際の働き方は病院ごとの差が大きく、転職の際は当直回数、オンコール、宿日直許可の有無を具体的に確認することが大切です。
産科では、分娩の進行に合わせて夜間に呼ばれることがあり、予定どおりに勤務を終えにくい面があります。複数の医師で当番を分ける体制か、交代で休める仕組みがあるかが、長く続けられるかどうかの分かれ目になります。
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産婦人科医になるにはどうすればいいですか
医学部(6年制)を卒業して医師国家試験に合格し、2年間の臨床研修を修了したあと、産婦人科の専門研修を受けて産婦人科専門医を目指します。
その後、周産期、婦人科腫瘍、生殖医療、女性ヘルスケアなどの専門分野に進む道があります。
出生数の減少で分娩施設の集約が進む一方、不妊治療や更年期の医療など、女性の生涯の健康を支える分野の需要は続いています。
専門研修の期間中は、分娩、手術、外来を一通り経験できる施設かどうかが大切です。研修先を選ぶときは、症例数や指導医の人数、関連病院との連携を確かめておくと、後から必要な経験が足りなくなる事態を避けやすくなります。
産婦人科医の働き方は、勤務先の種類でどう分かれますか
周産期母子医療センターなどの高度な施設では、合併症のある妊娠や早産など、リスクの高い分娩を多く扱います。新生児科や麻酔科と連携する場面が多く、経験は積みやすい一方で、緊急対応の比重も高くなります。
地域の病院や分娩を扱うクリニックでは、通常の分娩や健診を中心に、より身近な距離で妊婦を担当します。医師の人数が少ない施設では、1人あたりの当番の負担を確かめておくことが欠かせません。
分娩を扱わない婦人科クリニック、不妊治療の施設、検診センターでは、夜間の呼び出しが少ない働き方を選べることがあります。子育てや介護と両立したい時期に、こうした勤務先へ移る選択もあります。
面接では、分娩件数と帝王切開の割合、常勤医の人数、NICUの有無、麻酔科医が帝王切開にどう関わるかを聞いておくと、扱う症例と負担の大きさを具体的に想像しやすくなります。見学の機会があれば、当直室や分娩室の様子も確かめておくと安心です。
関連する資格
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産婦人科医の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
産婦人科医に近い仕事
職業データの傾向が産婦人科医に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
よくある質問
統計上の平均年収は医師全体で1512.3万円、ハローワークの求人賃金は月額110.7万円です。分娩を扱う病院では当直の手当が収入に影響します。
分娩は昼夜を問わないため、当直やオンコールの負担が大きい診療科です。分娩を扱わない婦人科や不妊治療のクリニックでは負担の形が変わります。
産科は妊娠・出産を、婦人科は子宮や卵巣の病気、月経や更年期の不調など女性特有の病気を扱います。産婦人科医は両方を担当します。
医学部6年、臨床研修2年、産婦人科の専門研修3年以上が一般的な流れです。
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