しごと大全 / 医療の仕事
小児科医の仕事内容と年収|子どもの成長を見守る医師の働き方
別名:小児科医師、小児科
小児科医は、新生児から中学生くらいまでの子どもの病気を診る医師です。感染症やアレルギー、発達の相談、予防接種や乳幼児健診まで、診る範囲が広いのが特徴です。統計上の平均年収は医師全体で1512.3万円です。
- 平均年収1512.3万円残業代・賞与を含む
- 有効求人倍率0.53倍
- 求人賃金(月額)110.7万円令和7年度
- 平均年齢45.7歳
- 就業者数30.4万人令和2年国勢調査
- 月間労働時間158時間
小児科医はどんな仕事ですか
発熱やせきなどの一般的な病気の診療に加え、ぜんそくやアレルギー、心臓や腎臓の病気、発達や成長の相談など、子どもの身体と心全体を診ます。
予防接種と乳幼児健診は小児科の大事な役割です。病気の治療だけでなく、成長を見守る仕事でもあります。
新生児集中治療室(NICU)で早産児や重い病気の赤ちゃんを診る新生児科、小児の救急医療など、専門的な領域もあります。
地域では、保育園や幼稚園の園医、小中学校の学校医を引き受け、健康診断や感染症が流行したときの助言を担う小児科医も多くいます。診察室の外でも、子どもの健康を地域ぐるみで見守る役割があります。
平均年収1512.3万円と小児科の働き方
1512.3万円は、診療科を分けない医師全体の平均年収です。小児科医だけの値ではありません。
ハローワークの求人賃金は月額110.7万円です。病院勤務では夜間の小児救急の当番が、クリニックでは感染症の流行期の外来の忙しさが、働き方に影響します。
子どもの診療では、本人だけでなく保護者への説明が欠かせません。短い診療時間の中で不安に応える力が求められます。
同じ小児科医でも、病院の勤務医と開業医では収入の決まり方がまったく違います。勤務医は給与と当直などの手当、開業医は診療の件数と経営の結果で収入が決まり、感染症の流行の大きさによって外来の患者数が年ごとに変わる点も、小児科の特徴です。
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医師の働き方改革で何が変わりましたか
2024年4月から、勤務医の時間外・休日労働に上限が設けられました。原則は年960時間で、地域医療を支える病院や研修中の医師などには、条件つきで年1,860時間までの特例があります。
上限の導入で、当直の扱い、勤務間の休息、タスクシフト(看護師や臨床工学技士などへの業務移管)の見直しが進んでいます。
ただし実際の働き方は病院ごとの差が大きく、転職の際は当直回数、オンコール、宿日直許可の有無を具体的に確認することが大切です。
小児科は夜間や休日の受診が多い診療科です。地域の医療機関が当番で夜間の小児診療を受け持つ体制をとっている地域では、病院の勤務医だけでなく、開業医が当番に加わることもあります。
小児科医になるにはどうすればいいですか
医学部(6年制)を卒業して医師国家試験に合格し、2年間の臨床研修を修了します。
その後、小児科の専門研修プログラムで3年以上の研修を受けて、小児科専門医を目指すのが一般的です。
少子化で子どもの数は減っていますが、医療的ケアが必要な子どもへの支援や、発達の相談への対応など、求められる役割は広がっています。
医療的ケアが必要な子どもとその家族への支援について定めた法律が施行され、学校や保育所での受け入れを進める体制づくりが自治体に求められています。在宅医療や地域の関係機関との連携に関わる小児科医の役割も広がっています。
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小児科医の外来と病棟の1日
病院の小児科では、朝に病棟の患者を回診し、夜間の様子や検査の結果を確かめてから外来に入るのが一般的です。外来では発熱やせき、腹痛などの急な病気に加えて、ぜんそくやアレルギー、てんかんなどで定期的に通う子どもを診ます。
子どもは自分の症状をうまく言葉にできないことが多いため、保護者からの聞き取りと、表情や泣き方、皮膚の色などの観察が診断の大きな手がかりになります。点滴や採血も、大人より細い血管を相手にするため、看護師と協力して子どもの不安を和らげながら進めます。
クリニックでは、一般の外来と、予防接種や乳幼児健診の時間を分けているところが多くあります。感染症の子どもと健康な子どもの待合を分けるための工夫で、冬の感染症の流行期には外来の患者が大きく増え、1日の診療の密度が上がります。
小児科医の転職で確かめたいこと
病院を選ぶときは、まず夜間と休日の体制です。小児の救急をどの範囲まで受け入れているか、当直が宿日直の扱いか夜勤として勤務時間に数えるのか、オンコールで呼ばれる頻度はどの程度かで、生活のしやすさが大きく変わります。
次に、NICUや小児の専門外来の有無です。新生児医療や小児の専門分野を深めたい人にとっては、症例の数と指導の体制が判断の材料になります。反対に、一般の小児診療を中心にしたい人は、外来と病棟の比重を確認しておくとよいでしょう。
クリニックへの転職や開業を考える場合は、予防接種と健診の比重、発達の相談への対応、地域の病院との連携の取りやすさがポイントになります。入院や高度な検査が必要な子どもをどこへ紹介できるかは、安心して外来を続けるための土台です。
向いているのは、子どもの小さな変化に気づける観察力と、不安を抱える保護者に分かりやすく説明できる力を持つ人です。病気が治ったあとも成長を長く見守ることが多く、同じ家族と何年も関わり続けられるのも、この分野の特徴です。
関連する資格
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小児科医の仕事の傾向
職業情報データベース(job tag)の職業興味の数値。5点満点。
小児科医に近い仕事
職業データの傾向が小児科医に近い順に並べています。求人が見つからないときは、この範囲まで広げると選択肢が増えます。
よくある質問
統計上の平均年収は医師全体で1512.3万円、ハローワークの求人賃金は月額110.7万円です。病院かクリニックか、当直の有無で変わります。
一般に新生児から中学生くらいまでが対象です。慢性の病気がある場合は、成人になっても小児科で診療を続けることがあります。
少子化で患者数は減る方向にありますが、医療的ケア児への支援や発達の相談など、専門性が求められる場面は増えています。
医学部6年、臨床研修2年、小児科の専門研修3年以上が一般的な流れです。
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小児科医の転職を進めるときに読むもの
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